コラム
鑑賞コラム

BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。

※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。


Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。

第25話<BSフジ放送版>

前回、ヒョルリョンが父親のことを「小さく感じられて恨めしくもあり、可哀想にも思える」と話すのを聞いたギョムは、さっそく山寺に向かい、科挙のための勉強に励むウォンスの様子を偵察。

が、呆れるほどのダメっぷりで、がっくりするギョム(笑)。
そりゃ、あのウォンスを見たら、開いた口が塞がらないのも当然です。

しかし、愛する女性の夫に会いに行っているというのに、まるでドロドロした感じがありません。
普通ならこんなダメな男なら、奪い取ってしまおうと思うもの。でも、そうはならないのが、ギョムの凄さでしょう。
彼は、

あくまでもサイムダンを助けるにはどうしたらいいのか

を考えて動いているのです。
そんななか、王宮から「紙を献上しろ」というお触れが出て、サイムダンには再びチャンスが!


そこで、

出ましたギョムの花束アプローチです!!!

工房に向かうサイムダンを待ち伏せし、「葡萄(の絵)を見たよ。嬉しかった」と言うと、ややつっけんどんな態度で、背中に隠していた花束をサイムダンに差し出すのですねぇ。くぅ~っ!!!!

この花束、どこかでギョム自ら摘んできた野の花っぽい雰囲気で、そこがまた素敵~&ロマンチック~なわけですが、サイムダンったら、こういうことは困るなんて、はねつけちゃいました......。

が、真実を知って以降のギョムは違います。
こんなことではへこたれない諦めない。

「困ったな、まだ贈る物がある」と話し、苦労して手に入れた貴重な紙を渡すのです。
紙作りに模索するサイムダンにとって、これは何よりの贈り物。
花束ではなびかなった彼女の目が輝くのを、ギョムも見逃しません。

「高麗紙を再現してほしい。その紙に絵を描いてほしい」

そう、ギョムの願いは、あくまでもサイムダンが再び好きな絵を描けるようになることなのです。

しかし、同じような光景を20年前にも見たような。

少年ギョムが夜を徹し、心をこめてシャクヤクの花を描いたテンギ(紙結び)をサイムダンに贈ったあの日。
テンギと一緒にプレゼントした中国の墨の方に狂喜し、テンギには目もくれずだったサイムダンと、この場面のサイムダンはまるで同じ反応(笑)。
心をこめた贈り物がイマひとつの反応なんて、ギョムが不憫でなりません。

まぁ、そういうところまで込みで愛しているのでしょうけど。


加えて、この回、ギョムは明の勅使と直接交渉し、みごとに勅使の心を掴むわけですが、このやり方が憎い!
これまでチヒョンがやっていたような袖の下(カネ)を使うのではなく、自ら描いた絵を贈り、勅使の心に入り込むのです。
贈り物攻撃という意味では同じでも、「心」のあるなしという意味では大きく異なりますもの!

さぁ、ギョムの交渉は上手くいった。
あとは、サイムダンが上手く紙を作れるか否かですっ!

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<放送情報>
●BSフジ 放送中! 
毎週(月)~(金) 14:59~16:00 
【公式サイト】

●LaLaTV 8/21(月)~
毎週(月)~(金) 13:30~
【公式サイト】

<DVD情報>
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