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コラム
鑑賞コラム

BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。

※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。


Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。

第41話<BSフジ放送版>

大逆罪人として追われる身となったギョム。
しかし、彼は、サイムダンを守るため、死という道を選ぶのです...。うぅ。

彼にとって、金剛山でサイムダンと過ごした3日間は、死ぬ前に胸に残したかった一生涯の思い出だったのです。
それを思うと、前回の金剛山での2人の姿が再び胸に迫り、心震えます。

ギョムを愛した人はサイムダンだけではありません。
顔を合わせれば、小言と見合い話ばかりだった大伯母様も、ギョムを我が子のように思っておりました。

これまで迷惑をかけてばかりだったと詫びるギョムと、そんなギョムを抱きしめ、「生きておればよい。母より先に逝くことはならぬ」と涙ながらに語り聞かす大伯母様。
そのやり取りに目頭が熱くなり、再び涙。
あぁここにも「母の心」があったと思わされた次第。
大伯母様は、ギョムの「心の母」だったのです。

そして、もう一人。
ギョムに振り回されてばかりだった(思えば、夜中の紙作りも付き合わされていました)甥イ・フとのやり取りも胸を締め付けるものが。
「才能もない、このつまはじき者に、おじ上は生きる喜びを与えてくれた」と涙目で話すフに、「フよ。お前はつまはじき者でも無能でもない。誰よりも心が温かい」と話すギョムに、またまた涙。

あなたこそ心の温かい男だよ! 

さらに、最後の頼みだといって、「サイムダンを守ってくれ」と、もっとも大事な人を託すのです。

これはもう、ある種のブロマンス。

バカを言ったり文句を言い合いながらも、心の底でわかり合い、互いを案じ合う2人の関係は、笑えると同時に心を温かくするものがありました。


って、今生の別れみたいな書き方になっていますが。

さらに、ギョムが死を覚悟のうえで、牢に入ったと聞き、心を取り乱すサイムダンに涙。
なりふりかまわず王宮を訪ね、「一度だけ会わせてください」と訴えるサイムダンの悲痛な声。
その切ない思いはギョムの決意を変えるのでしょうか。


そして、サイムダンの思いが現代のジユンに伝わり......
現代編の動きも気になります!


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<放送情報>
●BSフジ 放送中! 
毎週(月)~(金) 14:59~16:00 
【公式サイト】

<DVD情報>
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