コラム
鑑賞コラム

BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。

※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。


Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。

第28話<BSフジ放送版>

やはりナム貴人は、要注意人物の模様。
せっかく刑に処したミン・チヒョンを難から逃してしまいました。Oh No~っっっっ!!!!

おかげで、ギョムとサイムダンはチヒョンに追い込まれ、ギョムは肩に傷を負うわ、2人で山の傾斜を転がり落ちるわ、大変な目に。

しかし、天は2人に災難とともに、

史劇ロマンス定番の「洞窟介抱愛」をもたらしたもうた!

チヒョンとその私兵から命からがら逃れたギョムとサイムダンが、山中の洞窟に避難した場面では、
わたくし、

「来た~っっっっ!!!!!」

と心のなかで叫びましたもの!

名作「チェオクの剣」を筆頭に、「最強チル」や「鉄の王キム・スロ」、「善徳女王」でも、窮地の主人公たちが逃げ込むのは決まって洞窟で、怪我をした者は介抱されるわけです、その密閉空間で!

というわけで、懸命にギョムの怪我の手当をするサイムダンの姿に、苦しい状況であるにもかかわらず、ドキドキ嬉しい気分になったりして。
そんななか、(おそらく)薬草を探しに行こうとするサイムダンの手を掴み、「行くな」と引き止めるギョム。そんなギョムを拒むことなく、見つめ返すサイムダン。切なく絡み合う視線に、これよこれ!と思わずにはいられず。

そして、痛みで遠のく意識のなかで、ギョムはサイムダンにこう語ります。
「時折夢を見る」と。
その夢は、20年前のサイムダンと過ごした日々のもので、

「その思い出だけで生涯生きていける」

と話すんですねぇ。なんという一途愛。

さらに、

「金剛山図のために塀を飛び越えてきた少女、その絵を再び見ることができたら、それだけで十分だ」

と、苦しい息遣いのなかで語るギョムですが、その表情は柔らかで満たされていて。
そこまで言い終えると安心したかのように眠りについてしまうギョムに、きゅ~ん。

寝付いたギョムをじっと見つめ、その頬に触れるサイムダンに、

「もう受け入れちゃいなよ!」

と、ドラマを見ながら前のめりに。


ギョムが目覚めた後が、またたまりません。
「怪我をするのも悪くない。そなたに手厚く手当してもらった」と微笑むギョム。
見つめ合う2人の視線が再び絡み、互いの思いが静かに伝うような彼らの無言のやり取りにうっとり。
切ないのに美しくて、言葉はないのに深く濃く詰まっていて。

なのに、ギョムが顔に触れようとすると、サイムダンはさっと顔を背けたりして!あぁ、もどかしい。

救助が来ると、「一緒に行こう」というサイムダンに対し、「そなたの立場が悪くなる」と、先に行かせるギョム。
心はつながっているにもかかわらず、自分は二の次にしても、サイムダンを守ることが彼の最善で。なんて男前なの!

あぁ、韓国ドラマの「洞窟」+「介抱」シーンにハズレなしだわ!


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<放送情報>
●BSフジ 放送中! 
毎週(月)~(金) 14:59~16:00 
【公式サイト】

●LaLaTV 8/21(月)~
毎週(月)~(金) 13:30~
【公式サイト】

<DVD情報>
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