Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

中華圏俳優、どうやって推してる?「聞かせて!あなたの“推し活”の楽しみ方」レポート

ますます盛り上がる中国や台湾などの中華圏ドラマ。視聴できる機会も地上波にBS、レンタルDVD店、定額制動画サービスとずいぶん増えましたね! 推しの俳優さんがいらっしゃる方も多いのではないでしょうか? 推しがいる生活って楽しいですよね!

しかしどんなに推したくても、推しは海の向こうの人……日本の俳優を推すのとはちょっと勝手が違うのでは? 中華圏俳優ファンのみんなはどうやって推し活してるの? ということで、今回はCinem@rtにて緊急アンケートを実施! 10〜90代の皆さんに推し活の様子を教えていただき、レポートとして紹介します。新しい推しの方法と出会えるかも!?

◆聞かせて!あなたの“推し活”の楽しみ方《中華圏俳優編》アンケート
アンケート実施期間:2022年3月30日(水)~4月18日(月)
回答者数:142通
(webサイト・Cinem@rtで実施)



そもそも推しとの出会いは?

中華圏俳優を推す皆さんはどこで推しと出会うのでしょうか? アンケートのベスト3 を見てみると、1位はダントツで「出演しているドラマ・映画を見て」、今回は俳優についてのアンケートだっただけに実に9割以上の方が作品で推しと出会っていました。そして2位「SNSで見かけて」「レンタル店で見かけて」、3位「雑誌で見て」と続きます。

作品で推しを知ったという方の推しとの出会いをさらに見ていくと「有料チャンネルで作品を見た」「SNSや動画サイトで知って」「知人のおすすめ」という方が多いようですが、そのなかで新しい出会い方も見えてきました。それは「メディアミックス」です。

たとえば今回のアンケートでもアニメ「魔道祖師」を見てドラマ版の「陳情令」を視聴、そこで推しと出会ったという方が複数名いました。現在、中華圏のドラマ周りはアニメ、小説、漫画とメディアミックスが盛んです。ドラマの字幕版の放送後に人気声優を起用した吹替版が制作されることも。今後、推しとの出会いのきっかけとして盛り上がっていくかもしれません。

◆「山河令」も日本語吹替版に石田 彰さんや諏訪部順一さん等、人気声優を起用。



推しの摂取方法に意外な結果!

さて推しと出会ってしまったら、いつだって推しを見ていたいですよね! 皆さんにどうやって推しを摂取しているのか聞いてみたところ、以下のような結果になりました。

なんと7割以上の方が「テレビ(有料チャンネル)」を挙げていたのです。世間一般には「テレビ離れ」というワードがよく聞かれますが、テレビ放送は中華圏俳優に触れる場としてはむしろ高く支持されていました。確かに、海外の最新作を最速で見ようと思ったらBS、CSなどの「テレビ(有料チャンネル)」が一番の選択肢に上がってきますね。

「斛珠<コクジュ>夫人」キービジュアル
例えば、中国で2021年11月から放送されていたヤン・ミー主演の「斛珠夫人」が、今年7月には日本でも初放送される。(WOWOWにて放送)
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited


さて推しに出会ってしまったら、過去作も全て網羅したくなるもの。そんな欲求を満たしてくれるのはたくさんの作品を手軽に見られるサブスクだと言えるでしょう。スピードが「テレビ(有料チャンネル)」なら、量は「動画配信サービス(サブスク)」。最近では配信限定の作品、なかでも台湾の作品では台湾と同時配信のケースも増えており、今後、存在感が増していきそうです。

◆2022年4月より配信がスタートした台湾BLドラマ「正負之間~Plus & Minus」も、台湾と日本で同時配信されている。


ただ、テレビ放送や動画配信サービスは、いつか終了するもの。一生、好きなときに見たい、手元に残しておきたいとなると「Blu-ray・DVDを購入」が最適です。

アンケートでも「テレビ(有料チャンネル)」×「動画配信サービス(サブスク)」×「Blu-ray・DVDを購入」を組み合わせて推しの出演作を見ている方が多くいらっしゃいました。この3つは中華圏俳優推しの3種の神器と言えるかもしれません。

<次のページ:推しの情報、どこで集めていますか?>


記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP