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第9回 映画『恋の病』&ドラマ「華麗なる玉子様」から知る、台湾のゆびきりの方法

この連載では、台湾のドラマ(ときどき映画)を観て感じた小さな疑問をきっかけに、台湾のくらしや文化をご紹介していきます。 

教えてくれるひと:ローズさん
台湾・高雄生まれ、来日7年目。日本の映像系企業に勤務。台湾で10年間劇団に参加し、ドラマを観ることも大好き。言語と文化に興味を持ち、毎日日本人の旦那さんと日台文化の違いを楽しく体験している。将来の目標は台湾と日本の架け橋になること。


― 前回の占い事情に続き、今回も『恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜』(以下、『恋の病』)から1つ気になることがあって。

ローズさん: なんでしょう?

― 映画にでてきた、ゆびきりのシーンです
  



『恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜』より。ゆびきりのシーン


ローズさん
:あぁ、あのシーン! 確かに、日本のゆびきりとはやり方が違いますね。

― 結構複雑な動きに見えたんですが、台湾ではあれが普通なんですか?

ローズさん:台湾の最も一般的なゆびきりは、小指を引っ掛け合った後に親指を合わせる、というやり方ですね。そういえば、アーロンのドラマ「華麗なる玉子様」にも出てきましたよ!


「華麗なる玉子様」より


ローズさん
:あと、日本人がゆびきりをしながら「ゆびきりげんまん、嘘ついたら針千本のーます、ゆびきった!」と言うのと同じで、台湾でもゆびきりのときに台湾華語で「打勾勾」(ダ―ゴウゴウ)と言い、その後親指を合わせながら「蓋印章」(ガイインジャン)と言います。これは「ハンコを押す」という意味なんです。ゆびきりをしながら「打勾勾、蓋印章」(ダ―ゴウゴウ、ガイインジャン)と言う台湾人も多いですよ!

―  「打勾勾、蓋印章(ダ―ゴウゴウ、ガイインジャン)」、覚えやすい! じゃあ『恋の病』でやっていたゆびきりは珍しい"豪華版"?

ローズさん:そうですね。私の周りでは「打勾勾、蓋印章」で終わる人がほどんとですが、一部の人は状況によって『恋の病』に出てきたような豪華版ゆびきりもやっているらしいです!

― 面白いですね!やってみよう!


◆台湾式ゆびきり(Short ver. / Long ver.)


\「ドラマから知る台湾のこと」バックナンバーはこちら/


『恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜』
シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開中!

重度の潔癖症の青年ボーチン。家では隅々まで徹底的に掃除し、自身も何度も手を洗いシャワーを浴びる毎日。外出する時はもっと大変!防塵服を着て手袋とマスクをするほどの完全武装!そのために彼は一般的な社会生活が送れず、他人から見るとまさに“偏人”であった。 ある日、いつもの完全武装で電車に乗っていると、同じ車両に同じような完全武装をした女性ジンを発見!ふたりは運命的な出会いを果たす。彼女も潔癖症で、さらに4時間以上外にいると肌に発疹が出るアレルギーの上、スーパーなどで万引きを重ねてしまう窃盗症まで持ち合わせていた。 「自分は一生、他人と隔絶してひとりぼっちで生きていくのだ」と運命に縛られていたふたりが、天の采配で出会い、清らかな恋愛がスタートする。それは「他人から疎外される」という恐れのない安心感に満ちた唯一無二の関係。何の希望もなく、暗かった日々が次第に色づいていく。 だが、この運命的な関係は突然破綻を迎える。ボーチンからこの厄介な症状が消えてしまったのだ。永遠にこの関係は続くと信じ合えていたふたりだったが、徐々にすれ違っていく…

監督/脚本:リャオ・ミンイー
出演:リン・ボーホン、ニッキー・シエ

2020年/台湾/カラー/100分/ビスタサイズ/5.1ch 
原題:怪胎 英題:i WEiRDO
配給:エスピーオー、フィルモット
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公式Twitter:@filmott 

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