引用元：wechat 德塔文科技　公式アカウント：「德塔文影视观察」
記事タイトル：「《假面迷情》收官，肖战《谍报上不封顶》关注度高|剧日报」

中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察（datawinfilmtv）データより、ドラマデイリー景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップしてご紹介！（以下、ドラマタイトルは全て原題の表記です）

注目作品：ワンイェン・ルオロン＆スン・ジアチー「假面迷情」人気の設定をうまく積み重ねたが……

今回取り上げられた注目作品は、5月17日に捜狐視頻のVIP会員向けで最終回が公開されたワンイェン・ルオロン（完顔洛絨）＆スン・ジアチー（孫嘉琪）主演の現代ドラマ「假面迷情」。

「妄想カレシは夢殿下⁉」を始め、「恋した彼女は宇宙人２」「異人之下 アウトサイダーズ」など、話題作への出演が続くワンイェン・ルオロンと、「旦那様はドナー」のスン・ジアチーの共演に期待が寄せられていたこのドラマ。サスペンス、転生、復讐、なりすましと、短編ドラマで人気の設定をうまく積み重ねた展開となっているが、1話40分弱というスタイルの区切りでは物語をうまく消化できず、リズムが崩れてしまったとも。

世論の反応によると、一部の視聴者は男女主人公のカップル感を認めたが、全体的には内容、演出、配信力など多くの面で競争力に欠け、残念ながら市場で目立つことが難しかったと分析された。

注目の放送待機作品：シャオ・ジャン主演「諜報上不封頂」が話題を集める

今回取り上げられた放送待機作品では、5月8日にYoukuの2025年公開作品リストが発表された直後から話題を集めているシャオ・ジャン（肖戦）主演の年代劇「諜報上不封頂」。

同名小説を原作としたこの作品は、1948年の南京を舞台に、国防部の地下党員である主人公の伝説的な体験を描いていく物語。シャオ・ジャンに関しては、18日より主演時代劇「蔵海伝」が公開されており、これにあわせて、エンタメに関心のあるファンの間で、新作の「諜報上不封頂」への期待と話題性も高まり、ランキングの上位に押し上げる結果に。

このドラマは作品のクオリティに定評のある正午陽光影視が制作、監督は「明蘭～才媛の春～」「それでも僕らは～チャオ家の軌跡～」を手掛けたジャン・カイジョウ（張開宙）が務めており、作品に対する市場の期待は、高まり続けていると伝えられた。

翻訳・編集：島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）『見るべき中国時代劇ドラマ』（ぴあ株式会社）『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』（コスミック出版）などにも執筆しています。