最新中国ドラマ|ヒューマンドラマ「蛮好的人生」と「成家」への期待が高まる
引用元:wechat Vlinkage 公式アカウント:「Vlinkage」
中国のエンターテインメントデーター「Vlinkage」による4月14日~4月20日のドラマ配信指数のランキングを、ピックアップ! (以下ドラマ表記名は全て原題)。
この週のドラマ市場の傾向は?(2025年4月14日~4月20日)
本週、ドラマ市場には現実的なテーマ作品という新たなトレンドが到来。現代ヒューマンドラマでは、スン・リー(孫儷)、ドン・ズージェン(董子健)出演の「蛮好的人生」や、チン・ラン(秦嵐)、アレン・アイ(艾倫)主演の「成家」、サスペンスではチン・ハオ(秦昊)、ハンギョン(ハン・グン/韓庚)、チョン・チューシー(鐘楚曦)出演の「借命而生」と、サイモン・ヤム(任達華)、チュウ・ユーチェン(朱雨辰)、チャン・リンシン(張齢心)、ホアン・イー(黄羿)出演の「懸鏡」など。しかしながら、いずれも公開初週の人気は予想より低い結果に。この週、熱度が80.0を超えた唯一の作品は、アレン・レン(任嘉倫)、ソン・ズーアル (宋祖儿)主演の時代劇「無憂渡」のみだった。
この週の新作ドラマ(2025年4月14日~4月20日)
本週は各主要プラットフォームで、衛視ドラマ3本、ネットドラマ2本、短編ドラマ8本など計13本の新作ドラマが公開された。
この作品の中で、ヒューマンドラマ「蛮好的人生」と「成家」への期待が高まっている。この2作品は、写実主義の分野では名高い監督、ワン・チュン(汪俊)とアン・ジエン(安建)が監督を務めている。主演陣で言えば、前者の“スン・リー+ドン・ズージェン”コンビ、後者の“チン・ラン+アレン・アイ”コンビは、ともに国民的人気が高い実力派俳優である。物語自体の話題性と相まって、一流のリソースを備えたこの2つの現代ドラマは、従来の視聴者とウェブ視聴者の両方に強い魅力を持っていると分析されている。
独自の視聴者層を持つもう一つのドラマは、サスペンスドラマ「借命而生」。このドラマのクリエイティブなラインナップもサスペンスジャンルではトップクラスに。監督のルー・チュアン(陸川)と主演のチン・ハオという組みあわせも、作品への期待を高めていた。
同じくサスペンスドラマである「懸鏡」は、実力のある俳優たちと古典的サスペンスストーリーの組み合わせで、サスペンス路線でも注目を集めている。
ドラマネット配信指数トップ20(2025年4月14日~4月20日)
ネット配信ドラマトップ20を示したデータでは、最も人気を集めた作品は、配信指数86.81を記録した「無憂渡」で、配信指数が80を超えた先週唯一の作品でもある。
本週放送が開始された主要ドラマの中で、最も好成績を収めたのは配信指数が75.0を超えた「蛮好的人生」だった。続いてサスペンスドラマ「懸鏡」と「借命而生」が配信指数70.0以上を獲得。 「成家」の配信指数は60.0以上と比較的低かった。大いに期待されていた現実をテーマにしたこれらの作品は、最初の週は目立った成績を残せなかった。今後人気が出るかどうかは、話題性や口コミで視聴者を驚かせることができるかどうかにかかっていると、分析されている。
ドラマ 豆瓣(Douban)評価トップ15(2025年4月14日~4月20日)
本週を含む2025年1月から2025年4月のドラマの豆瓣評価トップ15では、現在までに「異人之下之決戦碧遊村」「鵲刀門伝奇2」「沙塵暴」の3作品が優れた評価を獲得している。この週のランキングに載っていた作品では、バイ・ルー(白鹿)の「北上」とグオ・ジンフェイ(郭京飛)、チン・ラン出演の「黄雀」の評価がわずかに下がったことを除いて、基本的に変化がなかった。

翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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