オリジナルBLドラマ「VBLシリーズ」4作品の製作発表会が本日19日に行われ、ヤン・イーシュエン（楊懿軒）、ホン・ウェイジョー（洪暐哲）、マオ・チーション（毛祁生）、シャオ・ホン（蕭鴻）、ホアン・チョンバン（黃丞邦）、チェン・シュエンユー（陳玹宇）、ウー・ピンチェン（呉秉宸）、ホアン・リーフォン（黃禮豐）ら主演8人が登壇した。

VBLシリーズは、台湾の三立電視と日本のエスピーオーが共同製作する新たなオリジナルBLドラマシリーズ。総監修のツァイ・フェイチアオ（蔡妃喬）は4作連続制作について「一つ終わればまた次と撮影が立て込み、あまりにも大変だったので、今後はもう絶対にやりません」としながらも、「愛に境界はありません。VBLでは学園系、スーツ系、ヒーリング系、AI系の4作品を次々にリリースします。笑いあり涙ありの各作品を通して、皆さんが一番幸せな頃を感じていただけると思います」と自信をのぞかせた。

各作品のカップル4組は、順にフォトセッションと司会者とのトークを展開。それぞれが仲睦まじい恋人ポーズを3パターンずつ披露すると、会場にはひっきりなしにシャッター音が響き渡った。

7年来の付き合いだという「Stay By My Side（原題：免疫屏蔽）」のヤン・イーシュエンとホン・ウェイジョーは、キスシーンを披露した後互いに照れ笑いを見せるなど初々しい雰囲気。ヤン・イーシュエンは撮影中の関係について「言い合いはよくしていましたが、ウェイジョーを怒らせないようにしていました。彼はツンデレなところがあるので、何をするにしても彼の言う通りにしていました」と明かした。さらにウェイジョーを怒らせないための秘訣として「毎日かわいいと褒めること」とし、壇上で実際にその様子を再現。直後に熱いキスを交わし、場を盛り上げた。

スーツ姿で登場したのは「You Are Mine（原題：絕對佔領）」の二人。クールで大人の印象のマオ・チーションに対し、ウインクでお茶目な表情を見せるシャオ・ホンとの対比と身長差が印象的だ。会場にインドネシアから駆けつけたメディアもいるということから、マオ・チーションはインドネシア語で挨拶をするなど多才な一面を見せた。また「社長、何かすべきことはありますか」と言うシャオ・ホンに対し、マオ・チーションが「俺の男になれ」とシャオ・ホンを抱き寄せるなど、俺様社長と秘書という劇中の役どころを彷彿とさせる一幕を演じてみせた。

ブルーのストライプシャツでペアコーデをした「VIP Only（原題：保留席位）」のホアン・チョンバンとチェン・シュエンユーは、共に日本語で自己紹介。関係を育むため、一緒に食事する機会を重ねたという二人は、撮影前から息もぴったり。チェン・シュエンユーが「展覧会に行きたい」「海に行きたい」と言えば、ホアン・チョンバンが「行こう」とすぐに連れ出してくれたというエピソードを明かした。二人の関係性の良さは、キスや視線を交わし合う頻度にも表れており、その近すぎる距離感は見る者を赤面させるほど。否応なく作品への期待が高まる。

先週クランクアップしたばかりという「AntiReset（原題：恒久定律）」のウー・ピンチェンとホアン・リーフォンは、爽やかな雰囲気の身長差萌えカップル。同郷出身で共通の友人知人も多いという二人のやり取りは、自然な気安さを感じさせる。教授とAIロボットの恋愛模様を演じる二人は、『エクス・マキナ』などロボット関連の映画をたくさん見て、体の動かし方など演技の参考にしたという。

VBLシリーズ1作目「Stay By My Side」は7月7日に配信開始。毎週金曜、日本時間夜9時よりRakuten TV、ビデオマーケットにて日台同時配信される。2作目以降は9月15日、11月24日、2024年2月2日より順次配信予定。1話20分、いずれも全10話。また日本台湾以外でも、すでに14カ国がライセンスを取得、順次配信予定だ。さらに今後はノベライズ、場面写真集、グッズ販売のほか、漫画家の環レンとタッグを組んだ漫画化などマルチ展開をしていくという。

Text：Cinem＠rt編集部

VBLシリーズ

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