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第5回「歩道橋の魔術師」「時をかける愛」から知る、学生カバンのこと

この連載では、台湾のドラマ(ときどき映画)を観て感じた小さな疑問をきっかけに、台湾のくらしや文化をご紹介していきます。

教えてくれるひと:ローズさん
台湾・高雄生まれ、来日6年目。日本の映像系企業に勤務。台湾で10年間劇団に参加し、ドラマを観ることも大好き。言語と文化に興味を持ち、毎日日本人の旦那さんと日台文化の違いを楽しく体験している。将来の目標は台湾と日本の架け橋になること。


― 日本でも出版されている台湾の小説「歩道橋の魔術師」の実写ドラマ「天橋上的魔術師(原題)」が2月20日より台湾で放送が始まりましたね! 演出を務めるのは映画『GF*BF』のヤン・ヤーチェ(楊雅喆)監督ということで、とても気になっている作品なんです。

本作は1980年代の台北が舞台なので、懐かしい雰囲気が台湾では話題になったと聞いたのですが、ローズさんも「天橋上的魔術師」を観て、懐かしい!と思ったところはありましたか?

ローズさん: 私は1987年生まれなので80年代はそこまで覚えていなくて。しかも高雄育ちなので、本作が描く台北の「中華商場」には行ったことがないんですよ。でも、この前「天橋上的魔術師」のfaecbookページを見ていたら、この写真「すっごく懐かしい!」と思ったんです。


「天橋上的魔術師 公視影集」facebookページより


― 小学生の写真ですか?

ローズさん:このカバン、昔の台湾の小学生が使っていたランドセルなんです!真ん中の女の子二人が背負っているのは今でも使われている形ですが、男の子たちが背負っているのは当時を感じる形です。私も小学校の時に似たようなのを使っていたので懐かしくって!

左から二番目の男の子が持っている緑色の水筒、あれも時代を感じますね。昔よく見たなぁ(笑)。


― 日本の無地のランドセルとは違いますね!可愛い!
学生カバンで思い出したのですが、「時をかける愛」では学校名が書いてある肩掛けのカバンが出てきましたよね。あれは台湾では定番の学生カバンなんですか?

 
「時をかける愛」より


ローズさん:「時をかける愛」学生たちのシーンの時代背景は1998年なので、いまより23年前ですね。

私が高校生の時も、ドラマのように必ず学校名が書いてあるカバンを使わなくちゃいけなかったんです。最近台湾の教育部はそんなに厳しくないので、学校によっては好きなカバンを使ってもいいようになっているらしいですよ!

「時をかける愛」でグレッグ・ハン(許光漢)演じる李子維のカバンの紐になにか文字が書いてあったの、気が付きました?


「時をかける愛」より


― そういえば、手書きのような文字で何か書いてありましたね!なんて書いてあるんですか?

ローズさん:「私はイケメン」と書いてあるのですが……実はあえて誤字で書かれているんですよ!正確には「帥哥是我」と書かなくちゃいけないのに、あえて「帥」を「師」と間違えています(笑)。

本作のメイキングを見ると、この四文字はグレッグ・ハン本人が書いたみたいで。漢字を間違えたり、修正液でカバンに色々と書いたり。高校生らしいだけでなく、いかにも李子維がやりそうなことで、いい役作りだと思いました。


― へぇ! これは台湾華語を知らないと気が付けない面白ポイントですね。見直してみよう!



「時をかける愛」

DVD-BOXⅠ・Ⅱ(各11,900円+税)/ 二巻セット(23,800円+税) 発売中
DVD全13巻 レンタル中
発売元:コミックリズ セル販売元:コミックリズ レンタル販売元:エスピーオー
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https://f4.tv/toki/

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