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「上陽賦~運命の王妃~」チャン・ツィイーがドラマ初主演!あらすじや出演キャスト、出演を決めた理由は?

「上陽賦」のチャン・ツィイー

チャン・ツィイー(章子怡)、ジョウ・イーウェイ(周一囲)、トニー・ヤン(楊祐寧)主演のドラマ「上陽賦~運命の王妃~」が、動画配信プラットフォーム「YOUKU」「iQIYI(愛奇芸)国際版」にて2021年1月9日より配信開始となった。ヒロインを演じるチャン・ツィイー以外にも、ベテラン女優のカラ・ワイ(恵英紅)、アンジー・チウ(趙雅芝)といったベテラン女優らが出演、また、演技派で知られるユー・ホーウェイ(于和偉)、ユエン・ホン(袁弘)らも共演する。

このドラマはチャン・ツィイー初のテレビドラマで、映画スターとして知られる彼女のテレビドラマ出演に関しては、一部では「降格」という批評が出たことも。これに対してチャン・ツィイーは「映画であれ、テレビであれ、演じるのは“人”です。この“人”が誰なのかが重要なのです」とコメントした。また、劇中で演じた王儇のキャラクターについては、「現代女性的な気質と価値観をもち、独立していて、束縛されることなく自由を求めるという、とても豊かなキャラクターです」と語り、この役柄が彼女を深く惹きつけ、演じるのを楽しく思えたキャラクターだったそうだ。

「上陽賦」のチャン・ツィイー2

夫であり歌手のワンフォン(王鳳)もチャン・ツィイーを応援し、3年前に娘をセットに連れて行った写真を投稿した。また同時に、彼女がこのドラマ撮影時に負ったケガについて「当時の肩や腕の怪我は完全には治っていない」と心痛な思いを語った。

「上陽賦」は小説『帝王業』を改編した時代劇で、チャン・ツィイー演じる王儇と、チョウ・イーウェイ演じる蕭綦が、政略結婚させられるが、結婚後にお互い愛し合うようになり、共に民を救って国を治めていく物語。放送された第4話まででは、王儇はトニー・ヤン演じる第三皇子に恋心を抱いており、誰よりも第三皇子のもとに嫁ぎたいと考えている…といった内容が展開されており、劇中でチャン・ツィイーとトニー・ヤンの二人が見せる甘い胸キュンシーンは、大いに視聴者を惹きつけているそうだ。

「上陽賦」中国のビジュアル

チャン・ツィイーは、テレビドラマのオファーを受けた本来の意図が「演じるキャラクターの世界を少しでも長く飛んでみたい」ということだったと述べ、長編ドラマであればキャラクター間の人物関係の変化も感じることができると思ったのだとか。

また、チャン・ツィイーは、撮影が始まる前に、視聴者から自分に対しての様々な憶測が出てくるのではないかと考えて、早くから心の準備を整え、放送後に思いがけず批判されても、「プロ意識と役柄への心からの愛情と熱情」を保ち、リラックスすることを心掛けたという。チャン・ツィイーは、このドラマでの演技は、彼女にとって特に素晴らしい撮影体験だったと語っている。

「上陽賦」のチャン・ツィイー3

一方で、劇中で15歳の少女になるチャン・ツィイーの演技については、多くの議論が交わされており、脚本家や原作者は彼女を応援する記事などを寄せている。例えば脚本家は、撮影の過程でチャン・ツィイーが骨折をしたが、進行に影響を与えないために痛みを我慢して撮影に挑んでいたことを明らかにし、同時に、「彼女は叩かれ慣れてはいるが、でも痛いものはやっぱり痛い」とし、ネットでの意見が彼女に対して敵対的ではなくなることを願っていることを伝えた。また原作者はツイィーが少女時代から王妃となるまでの演技に対し、全劇を通してパーフェクトな完成度だったと、彼女を賞賛した。

あらすじ

あの時の決意を、あの時の心を、永遠に忘れない

皇后を輩出し続けている琅琊王氏と長公主の間に生まれた王儇は上陽郡主の名を授かり、家族からも皇帝一族からも愛され美しく成長する。成人の儀を迎えた王儇は、幼い頃より共に育ち恋仲の第3王子子澹との婚姻を皇帝に願い出ようとするが、北西の辺境地からの急報にその言葉を遮られてしまう。その頃、北西の辺境寧朔の地では将軍蕭綦率いる寧朔軍が隣国忽蘭の侵攻を食い止め、死闘の末忽蘭王を討ち取る。かねてより忽蘭王を打ち取った者に王爵を授けると公言していた皇帝の言葉どおり、蕭綦は豫章王として冊封されることになり皇都へと向かう。一方、子澹との婚姻を夢見る王儇は皇帝との将棋の勝負に勝ち褒美として子澹との婚姻の許可を取り付ける。王儇の勝手な行動に怒った父王藺は王儇に100日の禁足を言い渡すが、灯籠祭りの夜、王儇はこっそり屋敷を抜け出し子澹としばしの逢瀬を楽しむ。しかし、楽しい時もつかの間、出先で子澹は何者かに命を狙われ、2人は見知らぬ男たちにその場を助けられる。実は、その男こそ王藺の招きで密かに皇都の城内にやって来た蕭綦だった。

「上陽賦」公式サイトより 

「上陽賦」中国のビジュアル2

「上陽賦」のトニー・ヤン

「上陽賦」場面写真

翻訳・編集:Cinem@rt編集部

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