薬師谷の谷主で神医の薛紫夜と鼎剣閣の剣士・霍展白が、互いの使命に縛られながらも絆を深めていく、美しくも切ない愛と成長を描いたドラマ「七夜雪」。今回はこのドラマに関連した気になる“アレ”を探っていきます！

「七夜雪」の原作者・滄月はどんな人？

「七夜雪」© 2024 China Huace Global Media Co., Ltd.

ドラマ「七夜雪」の原作は、同名小説の『七夜雪』。本作を執筆した作家・滄月は、1979年5月15日生まれの中国浙江省台州市出身。浙江大学 建築学修士。小学4年生の頃から武侠小説を書き始め、中学時代には最初の長編小説シリーズ『听雪楼』の執筆を開始。2004年に雑誌『今古伝奇』主催の全国大学生武侠小説コンテストにて一位を獲得。大学在学中の7年半（学部+大学院）の間は、一日平均６～7時間執筆していた。執筆の合間には、想像力を豊かにするため、『本草綱目』や『山海経』を読んだりしたのだとか。

執筆作品には「鏡」シリーズや「雲荒」シリーズなどがあり、男性的な雄大さと英雄的精神、そして女性的な優しさと繊細さが融合した、他に類を見ない世界観が描かれています。代表作には、『血薇』『護花鈴』『花鏡』『曼珠沙華』があり、映像化された作品は、『聴雪楼』（19年/「聴雪楼 愛と復讐の剣客」ユエン・ビンイエン（袁冰妍）＆チン・ジュンジエ（秦俊傑）主演作）、『鏡・双城』（22年/「恋鏡～双つの魂、焦がれし姫～」チェン・ユーチー（陳鈺琪）、リー・イーフォン（李易峰）、ジェン・イェチョン （鄭業成）出演作）、『朱顔』（23年/「玉骨遥」シャオ・ジャン（肖戦）＆レン・ミン（任敏）主演作）、『七夜雪』（24年/「七夜雪」リー・チン（李沁）＆ツォン・シュンシー（曾舜晞）主演作）など。

【参考URL】
百度「沧月」

Text：島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）『見るべき中国時代劇ドラマ』（ぴあ株式会社）『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』（コスミック出版）などにも執筆しています。

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