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『来(こ)し方 行(ゆ)く末』主演フー・ゴーインタビュー&メイキング映像解禁

主演フー・ゴーが明かす、制作の舞台裏と主人公ウェン・シャンへの想い――
特別メイキング映像が到着!

本作の北京でのプレミア上映時、主人公のウェン・シャンというキャラクターとの関係性について問われたフー・ゴーは、「私は最初からウェン・シャンを受け入れる準備ができていました。なぜなら、脚本を読んだときから彼という人物が好きで、「この人になりたい」と思ったんです」と語った。その後も監督のリウ・ジアインとWeChat(※中国のチャットアプリ)を通じて脚本について意見を交わしながら、ウェン・シャンという人物のさまざまな側面を一緒に掘り下げていったという。それほどまでに彼に感情移入し、「この役がこれからの自分にも大きな影響を与えていくだろうと感じた」と明かしている。

 今回解禁されたメイキング映像では、ウェン・シャンというキャラクターがどのように形作られていったのか、そのこだわりの舞台裏が映し出されている。監督、撮影監督、美術監督らが試行錯誤し、カメラのアングルから、ウェンの部屋にある小道具に至るまで、ウェン・シャンというキャラクターの造り上げる上で細部にまで心を配る様子に「これほど一体感のあるチームは見たことがない」とフー・ゴーが語る。現場の結束力の強さと作品づくりへの真摯な姿勢が伝わってくる。

 さらに映像の後半では、フー・ゴーが自身の過去を振り返りながら、ウェン・シャンを演じることへの特別な想いを語る。「私も弔辞を書いたことがあります」と、かつて自分の家族を見送った経験に触れ、自身が今も多くの痛みと後悔を抱えていることを打ち明ける。そして、「だからこそ、ウェン・シャンを演じることで、過去の自分と何らかの繋がりを築ければと思っています」と静かに語る姿から、役に対する深い思いが感じられる。フー・ゴーとスタッフが共にじっくりと向き合った、ウェン・シャンというひとりの人間の物語。その心の機微を、ぜひ劇場で味わってほしい。

『来し方 行く末(こしかた ゆくすえ)』
2025年4月25日(金)より 新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

監督・脚本:リウ・ジアイン[劉伽茵]
出演:フー・ゴー[胡歌]、ウー・レイ[呉磊] 、チー・シー[斎溪]、ナー・レンホア[娜仁花]、ガン・ユンチェン[甘昀宸]

2023年/中国/中国語/119分/カラー/1:1.85/5.1ch 原題:不虚此行 字幕:神部明世 配給:ミモザフィルムズ
©Beijing Benchmark Pictures Co.,Ltd 【公式サイト】https://mimosafilms.com/koshikata/

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