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早く後編が見たい!『キン・フー 武俠映画の王 前編』上映|台湾映画の“いま”

 『キン・フー 武俠映画の王』ポスター

2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"」。

6月24日(土)に上映されたのは、武侠映画の王キン・フー監督の作品と映画人生を記録したドキュメンタリー『キン・フー 武俠映画の王(原題:大俠胡金銓)前編』。キン・フー作品で多くの主演をつとめた石雋(シー・チュン)を記録の旅の案内人とし、キン・フーから影響を受けたクリエイターたちの証言で構成、二部作として制作された前編だ。

武侠映画は1920年代に中国で初めて製作され、香港や台湾など中華圏に広まった伝統あるアクション映画のひとつで、日本の時代劇やアメリカの西部劇のように、ヒーローが卓越した技と武器を使って悪と戦う活劇のこと。キン・フー監督は、この武侠映画の監督として一世を風靡し、それに続く多くの監督達に大きな影響を与えた。今回上映された『キン・フー 武俠映画の王 前編』を観ると、キン・フー監督の映画手法やスタイル、狂気をも含む芸術への追究を感じることが出来る。

『キン・フー 武俠映画の王』場面写真

今回の上映では、武侠映画の根強いコアなファンだけでなく、キン・フー監督や武侠映画にあまり親しみのない方にも多く視聴したようで、上映後のアンケートでは、「早く後編が見たい」「あまり詳しくなかったが、いかに偉大な監督かというのが分かった。キン・フー映画が見たくなった!」「大変面白かった。トランポリンの話や京劇の音楽の使い方など、実際の画像と一緒に体験することで理解が深まったと思う」「期待以上に素晴らしい内容」「前編だけでもスゴイので後編はいったいどうなってしまうのか今から楽しみ」などの声が寄せられた。

また、上映後のアフタートークでは、本編のドキュメンタリーで語られるキン・フー作品を時系列で補完。「監督のことを知らなかったので、解説がわかりやすくありがたかった」「キン・フー監督の作品や軌跡、台湾映画傑作選の作品の紹介など簡潔明瞭で参考になった」「インタビューを受けてもらうまでの大変さ、ジョン・ウーやアン・リー監督作品を劇中に使う際の権利関係など、苦労した裏話が聞けて良かった」などの感想が寄せられた。

アフタートークでは、林靖傑(リン・チンジエ)監督からのメッセージも到着。

林靖傑(リン・チンジエ)監督からのメッセージ
「『キン・フー 武俠映画の王』前編をご覧いただきありがとうございます。 前編では一人の映画創作者の創作軌跡と彼の心理をご覧いただけていましたら嬉しく思います。また引き続き後編をご覧いただき、そこでは監督としてだけではなく一人の生身の人間としての姿を見ていただきたいです。 キン・フー監督の生涯は山あり谷ありでした。前後編を通して血の通った一人の人がどのようにして自らの長い人生の中で一貫して純粋な創作者であり続けたのか、またいかに純粋な状態を保ち自らの素晴らしい人生を歩んだのかご覧いただきたいです。後編もぜひご覧ください 」

なお、アフタートークの映像は現在公開中で誰でも視聴できる。

◆アフタートーク映像
https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=f3f165502aa5140602525e14e0c1209d

台湾映画の“いま”
開催日程:2023年4月〜10月(7回)
スケジュールはこちら
https://www.cinemart.co.jp/article/news/20230405007222.html

開催形式:会場(台湾文化センター 定員50名)+オンライン
参加:無料 事前申し込み制。
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)

主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:映画各社

イベント形式:会場(定員50名)とオンラインによる映画の上映とトーク
(監督や俳優のムービーメッセージ、テーマトーク、台湾映画界の最新情報)
※各回の申込みの詳細は、以下のWebサイトで告知

台湾文化センター:https://jp.taiwan.culture.tw
アジアンパラダイス:http://www.asianparadise.net

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