オリジナルBLドラマシリーズ「VBLシリーズ」の撮影が順調に進んでいる。すでに撮影を終えた学園ラブストーリー「Stay By My Side（原題：免疫屏蔽）」、アーバン・ヒーリング「VIP Only（原題：保留席位）」に続き、先日第2弾となる「You Are Mine（原題：絕對佔領）」がクランクインした。メインキャストは、マオ・チーション （毛祁生）、シャオ・ホン（蕭鴻）をはじめ、スン・チンユエ（孫沁岳）、ホン・シー（洪詩）ら。

中国のアイドルドラマに多数出演してきたマオ・チースンは、役柄のほとんどが独断的な社長だったことから「オレ様CEOのプロ」とも呼ばれる。本作の撮影前にタイや韓国、日本のBLドラマを鑑賞したところ、男性二人の恋愛には幻想を反映する余地が大きいと感じたという。マオ・チーションは「あまり敏感なタイプではないんです」と自身の性格を分析した上で、誰がゲイで誰がそうじゃないかは判別できないが、自分によくしてくれる人が誰かはわかると語った。またキスシーンのカメラテストで、男性とのキスは唇が柔らかく女性よりもいいと気づいたと明かした。するとシャオ・ホンも「本当です。男性の唇のほうがキスしやすいです」とすかさず同意。カメリハから撮影まで5人にキスをしてきたシャオ・ホンは、男性のほうがキスしやすいのは気持ちが入っているせいもあり、その思いの深さは女の子にキスするより興が尽きない感じさえするという。

カップル役のマオ・チーションとシャオ・ホンは撮影前からいい関係を築いているようで、現場では目が合うなり甘い笑みを交わした。クランクインの際、シャオ・ホンがマオ・チーションに視線を定め「彼を落とす！」と笑顔を向ければ、マオ・チースンも彼の笑顔を見るだけでメロメロの様子。BLドラマ出演については、シャオ・ホンは「愛に性別は関係ありません。愛するのは相手の心で、肉体ではないですから」、マオ・チーションは「愛に性別はなく、相手に自分の価値を見出せるかどうかが一番大事です」とそれぞれに語った。

今回BL界に初進出したスン・チンユエは、漫画を含めてBL作品を見たことがあり、自らチャレンジしてみたいジャンルだったという。今回カップリングはないものの出演自体が嬉しいとした上で、マオ・チーションとシャオ・ホンの恋愛関係が羨ましいと語った。また「ある時期、自分が好きなのは男性か女性か悩んだことがあります。もし男性とキスしたらどんな感じだろうと考えたりもしました。私にカミングアウトさせたい友達がたくさんいるのですが、人生に不可能はないので、もしかしたら今後男性を好きになることもあるかもしれません」と明かしつつも、自分はゲイからもてないタイプと笑った。

翻訳・編集：二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年５月、張克柔（字幕翻訳家・通訳者）との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前　台湾華語リーディング』（三修社）を上梓。

VBLシリーズ

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HP：https://www.cinemart.co.jp/dc/t/vbl.html
X：https://twitter.com/vbl_rio_love

「Stay By My Side」Blu-ray BOX、DVD-BOX 発売中
「You Are Mine」Blu-ray BOX、DVD-BOX 発売中
「VIP Only」Blu-ray BOX、DVD-BOX 2024年4月10日発売
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