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【最新映画in台湾】ジョセフ・チャン主演、リベンジ・クライムアクション『器子』がクランクアップ! 頑童MJ116、WOLF(S)らミュージシャンも出演

ニュース提供元:華映娯楽

  『器子』ティザービジュアル  

クライムアクション映画『器子(organ girl)』が台中でクランクアップし、ティザービジュアルが公開された。ヒット映画『逆走♡ONE WAY LOVE(原題:可不可以,你也剛好喜歡我)』プロデューサーのリアン・ホンジー(梁宏志)と監督のジエン・シュエビン(簡学彬)が再びタッグを組み、サスペンスとスリルに満ちたリベンジアクションに挑む。キャストはジョセフ・チャン(張孝全)、ムーン・リー(李沐)、ホアン・ジエンウェイ(黃健瑋)、シュエ・シーリン(薛仕凌)、イン・ジャオドー(尹昭德)、ヨウ・アンシュン(游安順)、ユー・ズーユー(于子育)ら演技派俳優のほか、ヒップホップグループ頑童MJ116のKenzy(小春)とMuta(大淵)、WOLF(S)(五堅情)のロウ・ジュンシュオ(婁峻碩)、ナイン(陳零九)、ライ(賴晏駒)、ケニー(邱鋒澤)らミュージシャンも出演する。

『器子』場面写真1

準備に5年を費やした『器子』の撮影当初、コロナ禍の影響で撮影は2度中断。しかしこの苦難に挫けるどころか、制作チームの忍耐力はさらに増し、優れた脚本と優れたキャスト、替えのきく役割は1つもないという確信のもと、最終的にクランクアップに漕ぎつけた。監督のジエン・シュエビンは「(クランクアップの)実感がありません。撮影中はキャストや制作チームと一緒に作品を作り上げるパッションを味わい尽くしました」と感激した様子を見せた。

『器子』メイキングカット

ティザービジュアルは、虫の息で横たわる妻の傍ら、絶望感と無力感にさいなまれた主人公・張其茂の表情を捉えたもの。血に染まった手と陰鬱なトーンが、復讐の始まりを告げている。ジョセフ・チャンが演じるこの張其茂は「最強の父」であり、妻と娘の仇を討とうとひたすら復讐の道を邁進する危険人物。自制的な性格で、眉間と眼差しから殺意を発する姿は、粗野で男らしい魅力に溢れている。派手な立ち回りはないが、迫力とスピード感が同作品の特徴で、多くのアクションシーンがカットなしの長回しで撮影された。制作チームは、過去に出演した香港のアクション作品で多くの傷を負ったジョセフ・チャンを慮り、キャストには撮影前に十分なトレーニングを受けさせたという。

『器子』場面写真2

警察の相棒を演じるホアン・ジエンウェイとシュエ・シーリンは、ジョセフ・チャンを追う役どころのため3人での共演シーンが多い。脚本の良さに加え共演相手がオファーを受けた理由だと明かすホアン・ジエンウェイは「ジョセフ・チャンやシュエ・シーリンと共演するにあたり、セリフの一字一句を味わい身に染み込ませるのを堪能しました」と語った。ジョセフ・チャンと初共演のシュエ・シーリンは、撮影中、常に感度のいい状態を保ち、共演者への配慮も細やかなジョセフ・チャンに心の底から感謝しているという。撮影現場で折につけ感情の脈絡を話し合い、各自の視線や動線を考えたという3人は、同作で目を見張るほどの化学反応を生み出した。

『器子』の最新情報は下記で随時更新中。
https://www.facebook.com/organmovie(華語)

『器子』メイキングカット3

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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