引用元：wechat 德塔文科技　公式アカウント：「德塔文影视观察」
記事タイトル：「王鹤棣《浮图缘》强升温播出环境佳|待播剧数据先鉴」

中国での市場分析を展開する影視観察（datawin）は、放送待機中のお勧め作品として、「浮図縁～秘めた思い～」のデータ分析と解説などを発表した。

「浮図縁」は、弟の敵討ちをするために身分を偽り、太監として宮廷に入り込んだ肖鐸と、亡き先帝と殉葬されるはずだった步音楼とのラブストーリーが描かれる。

朝廷の内外で圧倒的な権力を握る肖鐸を「流星花園2018」のワン・ホーディー (王鶴棣）が演じるほか、ヒロインの步音楼を「両世歓～ふたつの魂、一途な想い～」のチェン・ユーチー（陳鈺琪）、肖鐸と共謀して新皇帝となる福王（慕容高巩）をピーター・ホー（何潤東）、安荣皇后役をズン・リー（曾黎）が演じるなど、ベテラン俳優たちも活躍する。

総合評価としては、視聴者からの期待値上昇が高く、特に若い年齢層の女性からの関心度が高いことがあげられている。この理由としては、テーマの関心度でも高かった“宦官”を取り上げた数少ない作品であり、タブーに触れる特別感と求心力があることと、近年人気の“泣ける愛”が描かれるなど、複合的な要素で女性視聴者の興味関心を捕らえると分析されている。

キャストの注目度では、時代劇「蒼蘭訣 ～魔王とポンコツ妖精が入れ替わっている⁈」のヒットで注目されるワン・ホーディーの数値が圧倒的に高く、次いでチェン・ユーチーとなっている。ラブストーリーはもちろんのこと、復讐劇や朝廷内での権力闘争など、さまざまな見どころが展開される作品だけに、人気の伸びが大いに期待できるドラマとなっていきそうだ。

翻訳・編集：島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）『見るべき中国時代劇ドラマ』（ぴあ株式会社）『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』（コスミック出版）などにも執筆しています。