ニュース提供元：Darton Entertainment（達騰娯楽）

2022年配信予定の台湾BLドラマ「基因決定我愛你（原題）」（DNA Says Love You）公式ファンページで、11月11日、3分間の予告映像が公開され大きな反響を呼んでいる。

◆Facebook 公式サイト

◆3分間の予告映像

映像公開の1週間後には、日本、フランス、スペイン、韓国から好感触のニュースが届けられた。フランスのウェブサイト「BL France」では、期待値が高い2022年のBL作品に挙げられ、台湾からは唯一のトップ10にランクインしている。

実は本作の撮影4日目、陽明山でススメバチに遭遇し、スタッフ11人が刺されて入院。撮影は2日間余儀なくストップした。またクランクアップ3日前に、照明スタッフが2階の高さの照明スタンドから落下。幸いにも間一髪で重傷者はいなかったが、そうした困難を乗り越えた後の喜ばしいニュースは、制作チーム全員のカンフル剤となったに違いない。

「基因決定我愛你」のキャストは、今回初めて主演を務めるリン・フイミン（林暉閔）のほか、ホアン・シンハオ（黃新皓）、新世代のレオ・クオ（郭宇宸）、リン・ウェイジエ（林煒傑）ら。アイドルドラマの巨匠ハオ・シンシアン（郝心翔）が、初めてBLドラマを手がける。監督は「ストレートの男性に良いBLドラマは作れない」という定説を払拭すべく、制作に臨むという。また「大半は明るい雰囲気で、美しく透明感のある映像から、純粋な愛を表現した。またアドベンチャー的なくだりも多く、そこはジャンルに沿った撮り方にせざるを得ないが、これまでのBLドラマの撮り方とは明らかに一線を画する。時には怖く、時には幻想的で美しい映像体験を提供したい」と話した。

プロデューサーのシン・ジーユー（辛誌諭）は海外のニュースを受け、「近年、アジアのBLドラマがグローバル市場で圧倒的な強さを見せている。2019年に放送された『2020 Because Of You 君を愛してるから』を通して、海外から高い評価を得られたと考えられる。今回はクランクイン前に日本のABCフロンティアからオファーがあり、タイの第三テレビ局からもリメイク版制作の要望があった。台湾角川からは小説写真集の出版も決まっている。次のステップは12月から始まる国際的なフォーラムやイベントへの積極的な参加だ」と興奮気味に語った。

「基因決定我愛你」公式ファンページのフォロワー数獲得のため、投稿をシェアした人を対象に、現金や豪華賞品が当たる抽選イベントの実施も発表された。月のいずれか1日を設定し、その時点でのフォロワー数によって当月の賞金額が決まる。例えば、12月15日にフォロワー3,500人の場合は、賞金3,500ニュー台湾ドル、1月15日の時点で1万6,000人なら1万6,000ニュー台湾ドルで、上限は10万ニュー台湾ドル。ご興味がある方は、ぜひ参加してはいかがだろうか。

翻訳・編集：二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年５月、張克柔（字幕翻訳家・通訳者）との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前　台湾華語リーディング』（三修社）を上梓。2017年４月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。