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【新作ドラマin台湾】海外も注目する新BLドラマ! 「基因決定我愛你」主要キャスト発表

ニュース提供元:ダルトン・エンターテインメント (達騰娯楽)

台湾BLドラマの人気は、もはやアイドルドラマに引けを取らない。2020年に配信された「2020 Because Of You 君を愛してるから」(以下、「2020 君を愛してるから」)はKKTVの総合ランキング4位、台湾ドラマランキング2位、フィリピンWeTVでは「夢幻の桃花~三生三世枕上書~」と同率4位、日本のRakutenTVで連続首位、アメリカ、環太平洋地区のRakutenVIKIでも首位をマークするなど、世界各地域で好成績を収めた。

このほど「2020 君を愛してるから」を手掛けたプロデューサーのシン・ジーユー(辛誌諭)が、1年半ぶりとなるBLドラマ「基因決定我愛你(原題)」(仮訳:遺伝子が君を愛してる)を制作することがわかった。監督に「サンドイッチガールの逆襲」のハオ・シンシアン(郝心翔)を迎え、楽曲は才能あるシンガー・ソングライターを多数有するソニー・ミュージックが提供する。

  

クランクインは9月末予定。本作はすでに海外からも注目されており、現時点で日本から作品買い付け、タイからリメイク版制作のオファーがあり、交渉を進めているという。

プロデューサーは、「一年半前に構想を練り始めた時、重要なキャラクターの一人がリン・フイミン(林暉閔)に合うと思った。そこで彼が出演する『緝魂』や『神之郷』を見たところ、それぞれ細やかに演じ分けていたので確信を深めた。監督と息もぴったりだし、今回の難しい役は彼を置いてほかにいない」と、主演にフイミンを起用した理由を明かす。

フイミンは「オファーを受けた当初、自分に演じられるのかという不安からとても緊張した。そこで他の俳優はこのような役をどう演じているのかを知るために、有名な映画を見て、役の気持ちを自分で探れる状態に持っていった。『君の名前で僕を呼んで』みたいに、少し触れただけで深い印象を残せるような雰囲気が好き。この役の経歴は想像しづらかったけど、幸い脚本に完全に引き込まれた。愛はいかなる縛りもないと理解することが大切」と語った。

初めてBLドラマの主役を張るフイミンは、あの『星空』のままの澄んだ瞳で、透き通るような愛の物語を視聴者に届けてくれるだろう。難しい背景を持つ役だが、役の成長に合わせた変化も見応えあるポイントだ。

フイミンの相手役は、「神之郷」で「台湾で最もかっこいいタンキー(霊媒師)」を演じたホアン・シンハオ(黃新皓)。デビュー後、中国での撮影がメインだったシンハオは、フイミンと同様今回初のBLドラマ出演となる。シンハオは「最初は、え、僕? 合うのかな? と驚いたが、脚本を読んだ後は、この役を演じたくなった。青春純愛ドラマは『料理高校生』以来なので楽しみ」と話した。

今回、新たなカップルとなるフイミンとシンハオは、すでによく知る間柄で息もぴったり。二人が醸し出す甘い雰囲気は、必ずや視聴者を満足させるだろう。

もう1組のカップルには、「2020 君を愛してるから」のレオ・クオ(郭宇宸)と、新人俳優のリン・ウェイジエ(林煒傑)がキャスティングされた。

二度目のBLドラマとなるレオは「前回のBLドラマ出演で気づいたことだけど、元々BLの世界は比較的型にはまらない方法でキャラクターの感情を表現できることがとても心地よく、ちょっとハマっている。前作出演後、大きな反響があったので今回も楽しみ。新カップルを応援してくれたらうれしい」と話した。

ウェイジエは、その少し間が抜けたような誠実な笑顔が、オーディションで見初められた。プロデューサー曰く「親近感を感じさせる。笑うと目が細くなる癒やし系男子の笑顔がリン・ボーホン(林柏宏)に似てる」そうで、一番エネルギッシュな役に即決。癒やしパワーのある笑顔が、視聴者にもいい影響を与えそうだ。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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