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【最新ドラマin台湾】シエ・インシュエン×ワン・ジン、選挙活動の裏側を描いた職業ドラマがクランクイン

ニュース提供元:大慕エンターテイメント(大慕影芸)

「悪との距離」「做工的人(原題)」に続き、大慕エンターテイメント(大慕影芸)が手掛ける三作目「人選之人─造浪者(原題)」(仮訳:選ばれし者─火付け役)が、10月15日にクランクインした。台湾公共テレビ(公視/PTS)との共同制作で、文策院(クリエイティブ・コンテンツの発展・向上のために設立された文化部主導の行政法人)のサポートを得ている。

クランクインのセレモニーには、文策院副院長の盧俊偉氏、公視の番組部部長、並びにプロデューサー、脚本家、監督のほか、キャストのシエ・インシュエン(謝盈萱)、ワン・ジン(王淨)、ホアン・ジエンウェイ(黃健瑋)らが出席し、今後2カ月半の撮影が順調に進むよう祈願した。

 

「人選之人─造浪者」は、初めて広報担当にフォーカスした職業ドラマで、30人近い登場人物による職場シーンが大きな見どころだ。人気脚本家のジエン・リーイン(簡莉穎)とイエンシージー(厭世姫)が脚本を執筆、「悪との距離」のリン・ジュンヤン(林君陽)がメガホンを取り、二人の金馬奨受賞女優が主要キャストを務める。

また「悪との距離」で金鐘奨ノミネートの美術デザイン、「愛的廣義相對論─最後一戰(原題)」で金鐘奨ノミネートのカメラマン、「逆局(原題)」のカメラマン、「做工的人」のスタイリストなど、制作チームも実力派揃い。今後明かされていくキャストも含め、台湾ドラマの話題をさらうこと請け合いだ。

金馬奨受賞歴のあるインシュエンは、二世議員で政党スポークスマンを演じる。「これまで接したことがなかった二世議員は、自分にとって神秘的な役。時間をかけて考察しなければ」と役作りについて話す。

彼らの仕事や生活を理解するため、実務経験のある広報担当者に話も聞いたという。「全編を通して描かれるのは政治の話だけじゃない。さらに熱意をもって取り組んだのは、人間らしさや人間関係の中で仕事するときに生じる独特な化学反応。この話は芸能界に置き換えても通用するというのが脚本を読んだ第一印象で、非常に共感した」と話した。

広報部主任を演じるジエンウェイは、インシュエンと共に広報部を率いて選挙運動を進める。二人は、奇遇にも台北芸術大学演劇科の同級生。ジエンウェイは、インシュエンが広報の相棒を演じると知り安心したという。「昔のインシュエンとの関係と似ている。自分たちは今、俳優の道で一緒に奮闘している。時々彼女の意見や考え方に耳を傾けたり、お互いに腹を割って話す」と、ドラマ以外でも息が合う戦友であることを明かした。

今年の金馬奨で二度目のノミネートをされているワン・ジンは、広報部の新人として初めて職業ドラマに挑戦する。幕僚関連の書籍を読み役作りに備えたというワン・ジンは、「皆さんの中のワン・ジンは、学生、純愛、学園ものというイメージがあるかもしれない。だからこそ職業ドラマへの挑戦はワクワクする」と、本作の演技がこれまでのイメージを覆すものであることを明かした。

また期待が集まるインシュエンと初共演については「脚本で共演シーンがあると知り安心した。もしミスしてもインシュエンさんが助けてくれると思う」と、インシュエンへの信頼を語った。

「人選之人─造浪者」は、公正党の広報担当たちが奮闘する選挙戦と、その過程で直面する物語を描く。総統選まで一年を切り過熱する選挙戦の中、イニシアチブを取るため、広報部はスチール写真や動画を撮り、イベントを開催するなど、日々話題作りに暇がない。ある日選挙運動の一環の朝食会で、候補者が犬に噛まれる。不条理な政治的攻防が次々と繰り広げられる中、スタッフたちは煩雑な物事に忙殺され、価値観の選択と信念への挑戦を迫られる。運命のとき、果たして彼らはその波に乗ることができるのか?



翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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