Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

マーク・チャオ、イーサン・ルアン、ウィリアム・チャン… 大活躍の香港&台湾スターの”北上記”を考察<前編>

ここで、香港・台湾の俳優たちが中国映画やテレビドラマ作品に出演する際のいくつかの法則について、注目してみる。

テレビドラマに出演する港台男性俳優は、主に中国の人気女優との共演が常となる。

例えば、ヤン・ミー(楊冪)はマーク・チャオ(趙又廷)、イーサン・ルアン(阮經天)がパートナーを務めた「永遠の桃花~三生三世~」や「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」が、リウ・シーシー(劉詩詩)とウィリアム・チャン(陳偉霆)の「酔麗花~エターナル・ラブ~」、ニー・ニー(倪妮)とチャン・チェン(張震)の「運命の桃花~宸汐縁~」、ティファニー・タン(唐嫣)とロイ・チウの「夏家三千金(原題)」、ディリラバ(迪麗熱巴)とヴィック・チョウ(周渝民)の「如歌~百年の誓い~」などが生まれた。

そこで彼らは85年、90年代生まれの人気ヒロインたちを支え、引き立てる存在として活躍し、「夫」としての豊かな幻想を視聴者に抱かせた。


しかし、映画業界に関して言えば、港台男性俳優たちはカメラの前で、見事に身をひるがえして主演となる傾向がある。

例えば『オペレーション・メコン』など様々なジャンルの作品に出演するエディ・ポン、『搜索(原題)』、『So Young 過ぎ去りし青春に捧ぐ』『陰陽師: とこしえの夢』のマーク・チャオ、『缉魂(原題)』『ブレイド・マスター』のチャン・チェン、中国版『君の結婚式』のグレッグ・ハン(許光漢)など、いずれも名監督の大事な“お気に入り”の存在となり、興行収入のキーマンとしての力を発揮する。


後編へ続きます

翻訳・編集:Cinem@rt編集部

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP