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台湾映画同好会・小島あつ子さんが教えてくれる、おすすめカルチャー×スイーツ【台湾編③】

Cinem@rt 10月の特集テーマは「アジアンスイーツ」。ですが、アジアンカルチャーの“好き”を応援するCinem@rtらしく、スイーツとカルチャーを一緒に楽しむ3つの質問を、有識者の方々にしてみました。

Q1「その国の代表的スイーツと一緒に楽しみたい、おすすめカルチャー作品は?」
Q2「その国の代表的スイーツからイメージする人は?」
Q3「その国の最新注目作と一緒に楽しむ、おすすめおやつは?」

どんなスイーツ&カルチャーの出会いがあるでしょうか?

【教えてくれた人】小島あつ子さん(台湾映画同好会主宰)
台湾映画好きが高じて、2015年に日本未公開・権利切れ映画の自主上映を行う台湾映画同好会を立ち上げる。『台湾巨匠傑作選2020』『バナナパラダイス』パンフレット企画編集&SNS担当。共訳本に『書店本事 台湾書店主43のストーリー』。


まず…台湾編のスイーツ代表は  豆花(トウファ/ドウファ)

豆乳で作られた台湾を代表するスイーツ。緑豆、小豆、ピーナッツ、ハトムギ、芋団子、タピオカ、白玉などお好みのトッピングと甘いシロップでいただく。そのヘルシーさで日本でも人気!


【Q1】<豆花>と一緒に楽しみたい、おすすめカルチャー作品は?

台湾映画『台北カフェ・ストーリー』(2010)

ドゥアルとチャンアル姉妹は仕事を辞めて念願だったカフェを開くが、なかなかお客がやってこない。そこで妹が考案したのが「物々交換」だった。それはやがて店の名物になり、姉妹の価値観にも影響を与え始める…。

『台北カフェ・ストーリー』はグイ・ルンメイとリン・チェンシーが姉妹を演じ、ストーリーの合間に街行く人々のインタビューが挿話される、新感覚のおしゃれなカフェ映画として有名ですが、本作には姉妹の他に、もうひとつの主役が登場します。

それは、台北の街。都市映画としても撮られた『台北カフェ・ストーリー』に映し出されるさまざまな街の表情は、公開から10年の時間を感じさせない、SNSにアップしたくなるような“素敵”で溢れています。素朴で懐かしい味わいながら、フォトジェニックでおしゃれなイメージをあわせ持つ豆花のよう。

それに、淹れたてのコーヒーの香りで満たされていそうな店内で、熱心に洋菓子作りに励むドゥアルですが、姉妹が本当に好きなのは、きっと昔ながらのシンプルな豆花に違いない!

——劇中、足裏マッサージを受け、シャンプーでリラックスし、黄色いタクシーの中でたわいもないおしゃべりをする姉妹とその母が、夜市の屋台で並んで食べていたのは……残念ながら豆花ではなく仙草ゼリーだったのですが、そのシーンのように、きっと母娘で仲良く豆花を食べているのだろうな、と妄想してみるのでした。(小島さん)


『台北カフェ・ストーリー』

【個人観賞用DVD】定価:4,200円(税別)
販売元:ユナイテッドピープル ©Brick Image Team




【Q2】<豆花>からイメージする人は?

呉念真(ウー・ニエンチェン/監督、作家、脚本家、俳優など)

素朴で人懐っこく優しそうな笑顔、そして映画人として滋味深い存在感が、古早味(昔ながら)のシンプルな豆花に重なります。(小島さん)

※動画は、台湾の映画監督20人による各5分の短編を集めた映画『10+10(原題)』より、ウー・ニエンチェン監督作『有家小店叫永久(原題)』のメイキング。

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