
「暗河伝」蘇暮雨/ゴン・ジュンさんオフィシャルインタビュー〈後半にシネマート独占インタビューもあり〉
「山河令」ゴン・ジュン主演!
江湖一の刺客組織“暗河”を舞台に最強の刺客が権力争いへと巻き込まれていく。
己の信念を守るため、そして真実に立ち向かうため、 彼は剣を手に戦いへ身を投じる!
壮大な世界観とダイナミックなアクション演出により “新時代武侠” の傑作「暗河伝」DVD-BOX1・2が10月14日より発売になりました!
この度、「暗河伝」蘇暮雨(スー・ムーユー)役 ゴン・ジュンさんのインタビューをお届け!
本作の魅力、見どころ、役柄についてなど、撮影以外でのエピソードもお聞きしました。

© YOUKU INFORMATION TECHNOLOGY(Beijing) CO.,LTD.
1.蘇暮雨(スー・ムーユー)は “黒と白、両方の世界をつなぐ人物” ですが、彼のキャラ設定で “これはいいな” と思うところはありますか?
この役には、彼ならではの魅力があると思います。暗河の中で任務をこなす普通の刺客たちとも違うし、かといって陽光の下で生きる普通の人たちとも違う。その “中間” にいて、自分が受け入れられるバランスを、自分でうまく選んでいる人物なんです。その中で、自分が守りたいものをしっかり守っている。そこが魅力ですね。
2.そういう設定があるから、演じていて “気持ちいい” と感じるんでしょうか? 例えばアクションシーンなどはどうですか。
この作品は、撮っていて本当に “気持ちいい” と感じることが多かったです。アクションシーンだけじゃなくて、普通の会話シーンもです。会話の中には、蘇暮雨(スー・ムーユー)の “言葉にできない気持ち” が沢山あるんです。目線とか、ちょっとした反応とか。彼は感情を表に出すタイプではありません。態度を示さないといけないような場面でも、それをあからさまに見せるわけにもいかない。だから時に、“目” で感情を表現しないといけないんです。よく “氷山みたいな人” だと言われますけど、実は内面では、ちゃんと感情が動いています。いろんなことを感じています。ただ、小さい頃から多くのことを経験しすぎて、特殊な環境で育ったせいで、心に重荷を抱えている。だから、他の人みたいに分かりやすく表現ができないんだと思います。
3.例えば具体的に印象的なシーンはありますか?
本当に沢山ありますよ。例えば大家長とのシーンですね。ゴン・ローさんとの芝居は、自分でもかなり手応えがありました。大家長は僕と蘇昌河(スー・チャンホー)の2人を鬼哭淵から救い出してくれて、最後には自ら死を選ぶ。その一連のやり取りは、演じていて本当にやり甲斐がありました。ぜひ見てほしいです。また父親の敵を討つというパートがあるんですが、僕は “卓月安(ジュオ・ユエアン)” という役を演じています。脚本を読んだ時、監督や楠楠(脚本家)と話したんですが、前半までのシーンで父親についてのエピソードがあまり描かれていないんです。でも “復讐” というのは、蘇暮雨(スー・ムーユー)にとって、とても強い執念であり、どうしても果たさなければならない悲願だと思いました。だから僕は、父親とのシーンをもう少し増やしたい、もっと “父親を思う瞬間” を入れたい、と伝えました。そしたら楠楠もすぐに理解してくれて、屋根の上のあのシーンが生まれたんです。
卓月安(ジュオ・ユエアン)が自分の使命を果たしたあと、父親と屋根の上で会話する場面です。あれは卓月安の心の内面を映し出す鏡のような場面でもあります。彼はずっと、父親に認めてもらいたかったと思うんです。そして父親も、夢枕に立つような形で、“お前はもう十分立派だ。そんなに自分を追い込まなくていい” と伝えてくれる。あのシーンは、すごく感動的でした。それからもう1つ、大事な使命があります。それは自分の過去の秘密を知ること(無剣城が滅ぼされた真相)と、また親友の蘇昌河(スー・チャンホー)の過去の秘密(出身地の村が滅ぼされたことなど)を調べることです。それは彼の “身分(刺客という特殊な身分)” をリセットしてやる為でもあるし、暗河という組織そのものを消し去る(改革する)為でもあります。だから、使命を果たしに行くんです。

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4.この作品では “蘇暮雨(スー・ムーユー)” と “卓月安(ジュオ・ユエアン)” という2つの人物を演じられていますよね。それぞれを一言で表すと、どんな人物ですか?
まず蘇暮雨(スー・ムーユー)は、物語前半では “傀” で、後半では蘇(スー)家の当主になります。彼は作品全体を通して、重要な決断を下し、実行する人間、いわば “精神的支柱” のような存在です。一方、卓月安(ジュオ・ユエアン)は最初から “目的” を持って現れる人物です。彼は裕福な家庭で育ち、両親の愛を受けて育った。でも突然の出来事で、無剣城が一夜にして滅んでしまいます。父の敵を討つこと、それが彼がずっと抱えてきた執念です。卓月安(ジュオ・ユエアン)は、蘇暮雨(スー・ムーユー)にとって “鏡に映ったもう一人の自分” みたいな存在だと思います。育った環境も、成長の過程も、背負った使命も全く異なっています。
5.撮影に入る前に、アニメや原作小説はご覧になりましたか?
「暗河伝」の脚本をもらったのは去年の11~12月頃でした。ちょうど出演作品を選んでいる時期だったんですが、監督が涛さんに決まって、制作陣も以前一緒に仕事をしたことがあり、信頼できる人たちだったんです。そして脚本を読んで、“これは間違いないな” と思いました。こういう武侠っぽい物語が好きなんです。それから、撮影前の準備としてアニメ版を見ました。ただ、アニメとドラマの脚本は少し違っていて、脚本側でいくつか調整が入っています。特に蘇暮雨(スー・ムーユー)という人物は、より立体的で、より完成度の高い人物になるように修正・ブラッシュアップされていました。
6.蘇暮雨(スー・ムーユー)が最終的に望んでいる生活とは、どんなものだと思いますか?
これから “喆(ジョー)殿” とのシーンを撮るんですが、彼が “薬王谷で暮らそう” と言うんです。本読みの時、監督や楠楠(脚本)ともこの場面をどう見せるか話し合いました。
僕の中では、それはすごく “穏やかで心地いい” イメージでした。その台詞を読んだ時、頭に浮かんだのは、とても穏やかで、安らかで、蘇暮雨(スー・ムーユー)が本当に望んでいる生活だと思いました。きっと誰もが憧れるような生き方です。それは、闇の中にあるとても温かい小さな物語の一節、ただその時間はすごく短い。なぜなら彼にはまだ果たしていない使命が沢山あるから。暗河のことも、倒すべき相手も、果たすべき復讐も。だから彼は、その穏やかな暮らしに対して心から受け入れるという返事をすることはできないんです。

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7.一言で「暗河伝」をPRしてください。
まず顔面偏差値が高いメンバーが集まっています。もちろん、ストーリーも脚本もすごく面白いですし、武術設計も本当に丁寧に作り込んでいます。ぜひ「暗河伝」を楽しんでください。よろしくお願いします。
8.蘇暮雨(スー・ムーユー)の名場面はたくさんありますが、特に印象深いものはありますか?
“南訣刀鬼” との戦いはとても見応えがあると思います。すごく “江湖らしさ” が感じられるシーンです。屠晩(トゥー・ワン)とは、知り合ってまだ浅く、ほんの数回会っただけなんです。でも意気投合していて、彼は僕のために動いてくれる。怖がりながらも、手を貸してくれるんです。もちろん刀鬼のキャラ設定もとてもいいです。刀鬼は何本も剣を持っています。最後に出す剣は、もう錆びていて、折れかけている。彼は “江湖に入った時に買った剣だ” と言って僕と対決するんです。とても胸に迫るシーンです。蘇暮雨(スー・ムーユー)の戦い方もすごくいいんです。相手の何本もの刀と対決する形になるので、特撮(CG)が入った完成映像はきっとすごくかっこよくなると思います。
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それからイエン・イークァンさん演じる剣無敵(ジエン・ウーディー)との戦いも凄いです。まさに天地を揺るがす戦いです。アクションシーンも実際に撮っていて、あの “傘の上に乗る” シーンも本当にやったんです。傘を足場にして立つんですよ。見栄えのいい演出がたくさんあって、後半にはもっと斬新な演技も出てきます。十八剣陣はほんの始まりにすぎません。この先もっと凝った技や演出がたくさん出てきますし、後半のアクションはどれも見応えがあります。

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9.“十八剣陣” ですが、視聴者の間でも話題になっています。飛ばした剣は、あとで1本ずつ自分で回収するんですか?
脚本ではそこがちょっと改良されています。回想シーンでは、一本一本拾いに行く場面があるんですけど、そのあと昌河(チャンホー)が、“班家の職人” に特注して、新しい傘を作ってくれるんです。だって、毎回拾うの面倒ですよね。“剣をあちこちに飛ばせるなら、GPSのナビでもつけて戻ってこさせる方法があれば” って内心思っていました。拾うのは大変すぎます。

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10.感情の面で見た時、蘇暮雨(スー・ムーユー)にとって特に重要な節目やシーンはどこだと思いますか?
南安城は、彼にとっての理想の生活が具現化されていると思います。神医と2人、鶴雨薬荘で過ごす時間は、彼自身が望んでいる、平穏で穏やかな暮らしだと思います。それから親友と過ごす場面で言えば、一番温かいのは、蘇暮雨(スー・ムーユー)と蘇昌河(スー・チャンホー)2人の若い頃の “大晦日” のシーンですね。もちろん今も若いですけど(笑)。脚本を読んだ時、この乱世の中で、2人が互いを支え合って、“今日は自分が死ぬか、相手が死ぬか” という、そんな世界に生きているのに、それでもほんの一瞬、静かで穏やかな時間がある。それは2人にとって、本当に温かい瞬間に違いないと思いました。

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11.蘇暮雨(スー・ムーユー)の “引退後の生活” を自由に想像するとしたら、どんな感じだと思いますか?
シンプルな暮らしですね。毎日、人の行き交う街並みを眺めて、市場のざわめきを聞きながら、人間らしい “生活のぬくもり” を感じる。何をしていてもいいと思うけど…。料理人になるかもしれませんね。
でも視聴者は “蘇暮雨(スー・ムーユー)が引退できない理由” があるって言ってますよ。“あんな料理人を世の中に存在させちゃいけないから” だそうです(笑)。
つらいですね(笑)、分かりました。

第24話 蘇暮雨(スー・ムーユー)が作った桂花糕(けいかこう)を辛百草(シン・バイツァオ)が食すが、お口に合わなかったようです。
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12.ゴン・ジュンさんは実生活では料理上手で有名ですけど、蘇暮雨(スー・ムーユー)の料理についてはどう評価しますか?
いやもう、あいつの料理は本当にすごいですよ。下手なのに作りたがるし、しかもまずい(笑)。よくそんなに自信があるなって思います。僕自身は普通に料理できます。ちゃんと作れますよ。
13.ゴン・ジュンさん自身が南安城のような場所に行ったら、どう過ごしますか?
南安城は成都に似てると思うんです。すごくのんびりしていて、居心地がいい。少し休暇を取って、のんびりして、曲を聴いたり…。あ、屠晩(トゥー・ワン)と曲を聴くわけじゃないですよ(笑) それから街をぶらぶらしますかね。でも、僕は蘇暮雨(スー・ムーユー)みたいに、ずっとそこで暮らしたいとは思わないですね。たぶん退屈になると思います。蘇暮雨はそういう暮らしをずっと望んでいると思うけど、僕は違う。やっぱり自分の剣を持って、自分の理想のために前へ進みたいです。
ここからは【シネマート独占】
「ファンコメントにお返事してみました!」のコーナー♪
コメント① 「第1話で“わぁ”、 第2話で“おぉ!”、第3話で“わぁー!”ってなって興奮してます!」
そんなの、38話まで見たらどうなるんでしょう。それはもう “最高!” ですよね。“わああああ!”って何回叫ぶことになるかな。
コメント② 「ゴン・ジュンさんの後屈シーン、顎が外れそうなくらい驚きました。剣術の稽古とピラティス、両方を同時並行でやってるんですが?本当にすごすぎる」
これは僕にとってはそこまで大変じゃなかったです。ワイヤーアクションで一番大切なのは体幹です。いろんな場面で必要になりますし、普段から腹筋は鍛えているので、その点は大丈夫でした。後屈の場面に関しては、無双城の戦いのシーンは、確かにかっこよかったです。かなり長い間、時間をかけて撮りました。何人もの相手と戦って、次々に関門を突破する感じなので、2週間くらいかけて撮影しましたね。

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コメント③ 「『暗河伝』を見る時は瞬き禁止。そうしないと、蘇暮雨(スー・ムーユー)にいつ殺されたか分からない。死んだことにも気づかないかもしれない」
実は僕自身も、時々巻き戻して見ます。ストーリー展開が早いんです。情報量も多いですし、この壮大な世界観や、暗河という組織、天啓城の人々についても描かなきゃいけないので。後半になると、また違う物語や任務も出てきます。僕は “問剣無双” (無双城に戦いを挑む場面) が好きです。本当にお気に入りです。蘇暮雨にとって、復讐はやはり心に重くのしかかるものだし、必ず果たさなければならない宿命なんです。それは自分一人でやるしかない。誰にも頼れない。だから暗河で使っている “傘” を持たず、代わりに “剣” を選ぶんです。父が教えてくれた、一番伝統的な方法で。別の身分を背負って、1つの答えを求めるために戦うんです。

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コメント④ 「蘇暮雨(スー・ムーユー)の美貌は暗河の誇り」
ありがとう。でもそれは蘇暮雨の長所の中では、一番語る価値のない部分です。(顔だけじゃないからね、中身を見てというニュアンス)
コメント⑤ 「蘇暮雨(スー・ムーユー)は、みんなに “家” を与えたいんだと思う」
そうですね、これは彼の生い立ちと関係しています。彼は無剣城で育った少城主です。だから、“家” が何を意味するかを知っています。だからこそ彼は、兄や姉、弟や妹たちに、ちゃんとした “家” を与えたいんだと思います。温かくて、安心できる居場所を。そしてみんなを “彼岸” へ導きたい。皆さんも僕たちに加わってください。“暗河ファミリー” をもっと大きくしましょう。
Q:「蘇暮雨(スー・ムーユー)は “暗河の鄧超” だ」と言われていますよ。(鄧超は中国の俳優。バラエティーで家族愛・まとめ役・ムードメーカー的なイメージが強い)
ああ、なるほど。そう言われる理由は分かります。We are family.(※鄧超がバラエティー番組で使う合言葉のようです)ですよね。ありがとう。We are family(笑)。蘇暮雨の考え方は一見するとすごく理想主義的で、天真爛漫に見えるけど、彼は自分がどう進むべきかをちゃんと分かっています。あらゆる可能性を計算したうえで、自分の守りたいものは決して譲らず、守ろうとします。
Q: ゴン・ジュンさんは予定をきっちりと立てることで有名ですが、「暗河ワールド」を巡るおすすめルート、一日観光プランを作るとしたら?
最初に行くべき場所は学堂ですね。それから欽天監もおすすめです。次は天啓城。ここは彼が子どもの頃から行きたいと思っていた場所で、彼の内面を象徴する場所でもあります。それから南安城もいいですね。ただ暗河は行かなくていいです。皆さんが行ったらたぶん命が危ない(笑) あと家園もぜひ行ってほしい。この「家園」には、いろんな意味が込められています。そのシーンを見ればきっと分かると思います。
Q:鶴雨薬荘は?
鶴雨薬荘?あそこはもう僕のホームグラウンドですよ。家みたいなものだからわざわざ “聖地巡礼” する場所じゃないかな。それから無剣城にも行ってみてください。
今は無双城に名前が変わっていますけど、昔の無剣城は蘇暮雨(スー・ムーユー)が育った場所です。
――ありがとうございました。
セル|DVD-BOX1・2:2026年10月14日/DVD-BOX3:2026年11月13日
レンタル|第1巻~第10巻:2026年10月27日/第11巻~第19巻:2026年11月6日
2024年|中国|原題:暗河伝
発売・販売元:エスピーオー
© YOUKU INFORMATION TECHNOLOGY(Beijing) CO.,LTD.
公式HP:https://www.spoinc.jp/lineup/list/detail/angaden/


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