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『愛がきこえる』呉美保監督による“公開記念トークショー”1月10日開催決定!

このたび、主人公の父娘がどんな時でも互いを思いあってきた様子が分かり、心が揺さぶられる本編映像が解禁となります。
また、本作の日本公開を記念し、公開翌日の2026年1月10日(土)に、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』を手がけた呉美保監督らによるトークショーの実施が決定いたしました。

 

「パパとずっと一緒にいたい」 離ればなれになる父娘の涙を誘う瞬間を切り取った本編映像を解禁。
耳のきこえない父・シャオマーと、7歳のコーダの娘・ムームーは、ろう者のコミュニティの仲間たちに見守られながら、楽しく穏やかな日々を過ごしていた。しかし、シャオマーと離婚したムームーの母親・シャオジンが、娘に“普通の生活”をさせたいと突然姿を現し、ムームーの親権をめぐる裁判へと発展。裁判の費用を工面するために奔走するシャオマーだったが、ムームーを巻き込む自動車事故を起こしてしまい、裁判所は親権者をシャオジンに決定する。
このたび解禁されたのは、シャオジンの現在の家族とともに海外に転居することになったムームーが、空港まで見送りにきたシャオマーに気づいた瞬間を捉えたシーン。厚いガラス窓の向こうには、ムームーに向かって必死に手を振るシャオマーの姿があり、その手には娘からもらった思い出の“鯨の笛のおもちゃ”が握られていた。ムームーは目に涙をいっぱいに溜めて、「パパ、ごめんね」と謝り、「パパとずっと一緒にいたい」と今まで明かせなかった“本音”を手話で伝える。ただムームーの幸せだけを願うシャオマーも、「パパが悪いんだ」と自らの非を詫び、これから始まる娘の外国での生活に精一杯のエールをおくる。涙なしには観られない、本作の中でも屈指の名場面だ。
シャー・モー監督は、本作における物語の核は“親子愛”であるとして、「障がいのある人と社会の関係を描くことは、ある意味でこの映画の“表層”だと思っています。その内側にあるものは、”揺るぎない親子の絆が、不確実な世界に対してどのように立ち向かっていくのか”という問いです」と本作のテーマを明かしている。


© CKF PICTURES (Ningbo) Co., Ltd. / iQIYI Pictures (Beijing) Co., Ltd. / Shanghai Tao Piao Movie & TV Culture Co.,Ltd.

呉美保監督らが登壇する“公開記念トークショー”の開催が決定
また、本作の公開翌日となる2026年1月10日(土)に、新宿ピカデリーにて“公開記念トークショー”の開催が決定した。当日は、映画監督の呉美保さん、映画MCの奥浜レイラさんの登壇を予定している。呉監督は、9年ぶりの監督作として2024年に公開された映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で、耳のきこえない母親とコーダである息子のもどかしい愛を描き、同作は非劇場による自主上映によっていま再び注目を集めている。また、奥浜さんは映画や音楽のMCなどで活躍する傍ら、日本手話を学んでおり、ろう者の文化や手話について積極的に発信を続けている。そんな二人が本作をどのように観たのか、注目される。

■映画『愛がきこえる』“公開記念トークショー”概要

日時:2026年1月10日(土)11時30分の回 上映後
会場:新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3丁目15番15号)・6番スクリーン
登壇(予定):呉美保(映画監督)、奥浜レイラ(MC,ライター)
司会(予定):田辺晴彦(MARCH Inc.)
【チケット情報】
販売開始日時:12月19日(金)24時=12月20日(土)0時
販売サイト:https://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/
※チケット発売の詳細・料金などは映画公式Xや劇場ホームページ等でご確認ください


呉美保監督

 

『愛がきこえる』
2026年1月9日(金)全国ロードショー

監督:沙漠(シャー・モー)
出演:张艺兴(チャン・イーシン)李珞桉(リー・ルオアン)

原題:不说话的爱 MuMu|2025年|中国|中国語|111分|ビスタ|カラー|5.1ch|日本語字幕:本多由枝|配給:マーチ
© CKF PICTURES (Ningbo) Co., Ltd. / iQIYI Pictures (Beijing) Co., Ltd. / Shanghai Tao Piao Movie & TV Culture Co.,Ltd.
公式サイト march.film/aigakikoeru
公式X @march_film_0303

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