解禁となった映像には、空手の達人ダニエル（ラルフ・マッチオ）とカンフーの師匠ミスター・ハン（ジャッキー・チェン）、2人のレジェンドが登場。究極の格闘大会を目前に控えた高校生リー（ベン・ウォン）へ、ラストスパートの追い込みをかける姿が収められている。軽快な音楽に乗せて、空手とカンフーを融合させた進化系トレーニングに励むリーの姿は迫力満点だ。一方で、ライバルのコナー（アラミス・ライト）もまた決戦に向けて厳しいトレーニングを積んでいる。画面には2人の鍛錬風景が交互に映し出され、クライマックスに向けて高まる緊張感を演出している。さらに映像の最後には、2010年のリメイク版でハンがドレ（ジェイデン・スミス）に教えた“ジャケットオン・オフ”という日常の動作を取り入れた修行を進化させたトレーニングが登場。ジャケットの着脱を繰り返しながら、梯子を使った腹筋トレーニングへと発展させた驚きのメニューが披露され、シリーズファンが歓喜すること間違いなしの映像となっている。

Netflixドラマシリーズ『コブラ会』から“あの男”がサプライズ登場…！？
※下記、場面写真 以降にネタバレあり ↓↓↓

※以下、ネタバレあり

公開を迎えて早くも話題沸騰の本作だが、シリーズファンをさらに喜ばせるサプライズが用意されている。記念すべき第1作目のオリジナル版『ベスト・キッド』では、今回“空手の達人”として登場するダニエルが、かつてはいじめられた高校生としてミヤギ先生のもとで修行を積み、宿敵に挑む姿が描かれていた。その宿敵ジョニー・ロレンス（ウィリアム・ザブカ）が、本作のどこかに思わぬ形で登場することが明らかとなった！ジョニーは、『ベスト・キッド』シリーズ3部作のその後を描いたNetflixドラマシリーズ『コブラ会』でも主役として登場。作中では、ダニエルに敗れたトラウマや家庭環境の問題といった複雑な背景を抱えつつ、いじめられっ子たちに空手を教えるため、新たにコブラ会を立ち上げる。その物語を通じて、ダニエルとジョニーはライバルからやがて友情を築いていく姿が描かれ、ファンの心を熱くさせてきた。

本作で監督を務めたジョナサン・エントウィッスルは、このサプライズ演出の裏側を次のように語る。「とても大変でした。ジョニー演じるウィリアムをまるでクローゼットに隠すように秘密裏に計画していて、いざ撮影のときに“よし、ジョニーを出そう”という感じで進めたのです。ラルフ（・マッチオ）とは『コブラ会』で素晴らしい相性を見せていたので、現場では即興のやり取りも数多くありました」。また、ダニエルを演じるラルフ・マッチオもこのサプライズについて、「彼が参加してくれて本当に嬉しいです。やってくれるかどうか分からなかったのですが、全身全霊で受け入れてくれました。彼はまるで兄弟のような存在で、今では本当に親しい友人です。昔から仲は良かったのですが、彼は今や私の親友の1人であり、『コブラ会』でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。そしてここでも伝説的なジョニー・ロレンスへの敬意を示してくれた。彼が参加してくれて心から感謝しています」とシリーズの集大成とも言える奇跡的な共演への喜びを語っている。

ジョニーの本作へのサプライズ登場は、『コブラ会』を観てきた視聴者はもちろん、オリジナル版『ベスト・キッド』で彼を知る往年のファンにとっても胸を熱くする展開となるだろう。果たして、彼はどのような形で姿を現すのか――。2人のレジェンドとリーが織りなす熱き戦いとともに、ぜひスクリーンで確かめていただきたい！