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最新台湾ドラマ|6月7日配信スタート「悪との距離2」のプレミア上映に豪華キャストが集結

ニュース提供元:CATCHPLAY


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台湾の大型旗艦ドラマ「悪との距離2」(以下、シーズン2)のプレミア上映イベントが4日、盛大に行われた。イベントには、監督のリン・ジュンヤン(林君陽)をはじめ、ヴィック・チョウ(周渝民)、シュエ・シーリン(薛仕凌)、ヤン・グイメイ(楊貴媚)、ニッキー・シエ(謝欣穎)、ユー・ズーユー(于子育)、バイ・ルンイン(白潤音)、リウ・ツーチュアン(劉子銓)、デレック・チャン(張軒睿)、ジャン・ズーシュエン(詹子萱)ら主要キャスト9人が揃って登壇。さらに、ツァイ・ジェンナン(蔡振南)ら“千歳団”と呼ばれるベテラン勢もサプライズ登場し、20年にわたる物語を彩る20人ほどのキャストが一堂に会した。

今回初共演となる精神科医・馬亦森役のヴィック・チョウと、立法委員・高政光役のシュエ・シーリンは、幼なじみの親友として遠慮のないやり取りを展開する。ヴィック・チョウは「この二人は多くの言葉を交わす必要がありません。無遠慮だけど、互いが必要なときに必ずそばにいて支え合う関係です」とその関係性を説明。また「監督のおかげで、馬亦森の呼吸や緩急の付け方をつかめたことが、本作で一番の学びとなりました」と、監督のサポートへの感謝を述べた。一方、理想主義の政治家を演じたシュエ・シーリンは、「周囲はずっと高政光の子どもっぽさを受け止めてくれているのに、自分だけがそれを不要だと思っているタイプ。同時に、良いことをしたいという思いも強い。このような子どもを叱る方法はありません」と自身の役柄について説明。「4か月間の撮影中、よりよい作品づくりのためにみんな一緒に頑張りました。挫折したときも、些細なことだと続けてこられたのは、自分にとってかけがえのない経験でした」と振り返った。

劇中ではそれぞれ複雑な人間関係や対立、時に激しいアクションシーンも展開するが、クランクアップ後初の再会の場となったイベントは、温かな笑いに溢れ、本物の大家族の集まりのような様相を呈した。脚本と役を理解するのに時間をかけたというツァイ・ジェンナンは、「人間が持つ善と悪の両面、それから20年にわたる因果が描かれていますが、話が進むにつれて明らかになっていきます」と見どころを説明した。

監督のリン・ジュンヤンは「キャストと舞台裏のスタッフ全員の尽力に感謝しています。シーズン1のスピリットを継承した今作が、より多くの感動と議論の場を提供できることを願っています」と述べた。脚本のルー・シーユエン(呂蒔媛)は「多くの社会的テーマが描かれていますが、結局はキャラクターと物語に帰結します。この素晴らしい俳優たちが演じる最高のドラマを、皆さんに見てもらえることが一番楽しみです」と期待を寄せた。脚本は緻密な構成で、一見単純に見える出来事の裏に知られざる真実が隠されており、物語に厚みを加えている。

また、ヴァレン・シュー(許茹芸)の主題歌「廢墟之燼」も先行公開された。暗闇に陥って方向を見失っても、希望を持ち進み続ければいつか夜は明けるという歌詞には、喪失と再生の思いが込められている。ブリティッシュロックと染みるようなメロディ、ヴァレン・シューならではの癒やしの歌声が融合し、重いストーリにポジティブなパワーを注ぎ込み、絶望や苦境に一筋の希望を与えるような曲となっている。シーズン1の熱烈なファンと自称するヴァレン・シューは、シーズン2主題歌のオファーを受け、驚きつつも喜びを隠せなかったという。レコーディングも順調で、主題歌が劇中で流れる様子を見るのが待ちきれないと語った。「誰の心にも善と悪があります。大切なのはよりよい自分になるためにどんな選択をするかということ。この曲とドラマがあなたの光となり、あなたを支える大きな力に変わることを願っています」と歌に込められた思いを語った。

「悪との距離」のオリジナルスタッフが製作期間6年を費やした「悪との距離2」は、台湾公共テレビ(公視/PTS)、CATCHPLAY電影台で6月7日(台湾時間)夜9時から放送がスタートしたほか、同日(台湾時間)夜10時からAmazonプライム・ビデオを通して240以上の国と地域にて配信されている。初回1、2話は無料配信。


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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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