連載：アジアドラマの処方箋　記事一覧

この連載では、様々な症状に効く中国ドラマ・台湾ドラマを紹介。第66回の今回は「気分を上げたい！」あなたにおすすめの１本を紹介します。

お薬ドラマ「輝ける宝珠の如く」

このドラマの効能
・レベルアップしていくヒロインが元気をくれます
・甘いロマンスが盛り上がっていくのを楽しめます
・ビー・ウェンジュン演じるツンデレ男子に胸キュンできます

仕事も恋も気分上々！宝石店で働くヒロインの奮闘記
「輝ける宝珠の如く」

©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

「月歌行」のシュー・ルー（徐璐）、「想いの温度差～九霄寒夜暖～」のビー・ウェンジュン（畢雯珺）共演作「輝ける宝珠の如く」は、宝石店で働くヒロインが商売でサクセスしていく姿と若様との甘い恋模様が描かれるロマンス時代劇。何があってもへこたれず仕事に恋に頑張るヒロインを観れば、気分が上がること間違いなし！

レベルアップしていくヒロイン＆上昇する恋愛指数

Level 1：若様の侍女になる

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口が達者で機転の利く単単単は玉を鑑別する荐玉師になるのが夢。でも、経験も取り柄もない彼女はお店に雇ってもらえず、自分でB級品の玉を売って稼いでいます。そんなある日、偶然、綺裴閣の大奥様に気に入られるというチャンスが舞い込んだ単単単。彼女は道楽息子という評判の若様・裴沛の侍女を務めながら、一人前の荐玉師を目指すことになります。


Check▶裴沛の過去
裴沛は老舗の宝石店の家に生まれながら、商売には興味がなく遊んでばかりいる様子。でも、本当は誰よりも玉に詳しく、意匠師としての才能にも恵まれています。実は、彼は子供の頃に右手の腕を折られた上、亡き父に意匠師になることを止められた過去があり……。

恋愛指数：25％
単単単と裴沛の第一印象はお互い最悪。でも、単単単は夢を叶えるために彼のお世話に励みます！

Level 2：闘玉大会を目指す

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単単単は4年に1度の闘玉大会への出場を目指して奮闘開始。この大会で優勝できれば、一人前の荐玉師として認められるはず！と胸を膨らませます。ところが、新米の彼女に職人たちは冷たく、裴沛も彼女を信用してくれません。そんな中、裴沛の才能に気づいた単単単は、彼と一緒に闘玉大会に挑戦したいと考えて……。


Check▶︎仮面の女侠
劇中に時々登場してくる、隠密行動をする仮面の女侠。単単単が窮地に陥った時にも陰ながら助けてくれる、なかなかの武術の腕を持つ女性です。この女侠の正体は？　何か過去の事件を調べている様子ですが……。

恋愛指数：50％
実は裴沛も玉を愛する意匠師。単単単は本当の彼の姿をだんだんと理解していくことに！

Level 3 ：荐玉師として活躍

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商売敵の蘇玉軒に盗作の濡れ衣を着せられた綺裴閣の評判はがた落ち。そんな中、単単単は様々なアイディアを出して、綺裴閣の危機を救おうと頑張ります。そして、香り付きの玉器を売り出して巻き返しを図りますが、事件発生！　思いがけない陰謀に巻き込まれてしまうことに……。

Check ▶商売敵・蘇玉軒
単単単の姉・単双双が勤める蘇玉軒は綺裴閣のライバル店。経営者の蘇珏は裴沛を敵視して、様々なやり口で綺裴閣の商売を妨害するようになります。しかも、過去にも綺裴閣とは何か因縁があるようで……!?

恋愛指数：75％
ファーストキスを済ませた２人は、次から次へと降りかかる災難に一緒に立ち向かうことに！

Level 4：若番頭に出世

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単単単は裴沛と一緒に事件を解決することができて一安心。綺裴閣の若番頭に任命され、首席荐玉師にまで出世することができます。また、意匠師として優秀な姉の単双双が、綺裴閣で働いてくれることになり大喜び。ところが、行方不明のお宝・輝月鳳冠をめぐって再び事件が起こります！


Check ▶お宝・輝月鳳冠
かつて裴沛の亡き父が国中の匠の技術を結集して作ったという皇后への献上品。
都へ運ばれる途中で盗難に遭い、冠もそれを作り上げた技術も失われてしまったとされています。しかし、この事件の裏には驚きの真相が隠されていて……!?

恋愛指数：100％
数々の困難を乗り越えさらに絆が深まっていく２人。クライマックスでも愛の力を発揮！

ココにキュン！ツンデレ男子のリアクション

ビー・ウェンジュン（畢雯珺）が演じるツンデレ男子・裴沛のリアクションに激萌え！　こんなことされたらたまらない！というシチュエーションのシーンに注目です。

イケメン登場でヤキモチ

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絵師・譚清河は爽やかなイケメンで、単単単は以前、彼の下で働いていたことがありました。そのため２人は仲が良いのですが、その様子を見た裴沛はヤキモチ。譚清河に勝手にライバル心を燃やし始めます。そんな裴沛のむくれた顔はめちゃキュート！

頑張ったご褒美は甘いキス

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裴沛はお仕事を頑張った単単単にご褒美をくれるといいます。夜市で好きにお金を使って遊んでいいよという裴沛に、そんなの無駄遣いだと答えるしっかり者の単単単。すると、裴沛はとびっきりロマンチックなキスをプレゼント！　甘〜い彼の笑顔にドキドキさせられます。

カノジョにだけ見せる弱い姿

©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

裴沛は大事な家族を失ってショックを受けつつも、落ち着いた様子で葬儀に出席。でも、単単単と２人きりになると、彼女に抱きついて初めて涙を流します。そんなふうに、彼女の前でだけは弱い姿もさらけ出す彼に、心がキュンときてしまうはず！

TEXT： 小酒真由子（フリーライター）
映画界・出版界での会社勤めを経てフリーライターに。『月刊スカパー！』などの雑誌、『見るべき中国時代劇ドラマ』『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』『華流ドラマガイド』などのムックのほか、Cinem@rtにて「『山河令』の台詞を読み解く」「アジアドラマの処方箋」などを執筆。

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