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最新中国ドラマ|チン・ハオ(秦昊)主演作「漫長的季節(原題)」が首位を獲得

引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「剧周报18|《漫长的季节》登顶《云襄传》上新势能足,腾讯点对点爆发席卷各类型头部」


    ドラマ景気指数TOP10

中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察(datawinfilmtv)データより、2023年第18週(05.01-05.07)のドラマ景気指数TOP10にランクインしたドラマをピックアップ!(以下ドラマ表記名は全て原題)

18週は前週より3本少ない、合計24本ものドラマが放送開始。

チン・ハオ(秦昊)、ファン・ウェイ(範偉)、チェン・ミンハオ(陳明昊)主演のサスペンスドラマ「漫長的季節」は、最終2日間の有効統計期間で優れたパフォーマンスを発揮し、今週首位を獲得。

レオ・ロー(羅雲熙)&バイ・ルー(白鹿)主演の時代劇「長月燼明」は、前週より下降傾向。前半、中盤に比べ、後半の展開の勢いが落ちたことや、放送スケジュールなどを含む諸要因から視聴者の作品への集中力が、別の作品に移ってしまったとも。

チェン・シャオ(陳暁)&マオ・シャオトン(毛暁彤)主演の時代劇「雲襄伝~波乱に満ちた江湖~」は5月1日の放送で、早くもランキング3位と上位を獲得。新作の中でも目を引く作品だが、後ろにつくグオ・チーリン(郭麒麟)&ジン・チェン(金晨)の職業ドラマ「平凡之路」が、これを今後追い越す可能性も感じられる。

テンセントビデオ(Tencent Video)はこの半月で注目を集め始め、配信作品ランキングへの出現率が大幅に上昇。そのほとんどが最前線を占めている。

今週ランクインした作品の特徴は、依然として現代ドラマ、年代劇、サスペンス、時代劇が主流に。しかし各カテゴリの内容は決して単一ではなく、時代劇では仙侠、陰謀、神話ファンタジーなど、現代ドラマでは職業ものやラブストーリー、そして年代劇にはスパイものや革命ものと、それぞれ細分化されての競争が行われるようになったと分析されている。

新たなランクイン作品のうち、「雲襄伝」「平凡之路」は早々にランキング5位圏内に入る好調なスタートを切り、ソン・チェン(宋茜)、ミシェル・チェン(陳妍希)らが主演を飾る現代ドラマ「温暖的、甜蜜的」は女性の婚姻問題がテーマで注目を集め、今後上位に上がってくる予想も。

この他、ヤオ・チェン(姚晨)らが出演する「外婆的新世界」が、内容的には非常に斬新だったが統計期間に間に合わず、残念ながら本週では圏外だったので、こちらは引き続き今後の動きに注目したい。 来週放送予定の作品の中で注目されているのは、「長月燼明」で盛り上がった時代劇熱を引き継ぐと期待されるホウ・ミンハオ(侯明昊)&ジョウ・イエ(周也)主演の「護心」。

現代ドラマのヒットドラマTOP3
―本週カテゴリー別ヒットドラマTOP1:現代ドラマ―
第1位 「平凡之路」
第2位 「龍城」
第3位 「妳給我的喜歓」

「平凡之路」は、公開初週で現代ドラマランキング1位を獲得。制作は現代ドラマの制作経験が豊富な新麗伝媒(New Classics Media)で、クオリティは標準ラインを超えており、類まれな活力を見せている。また、このドラマは職場の新人に焦点を当て、作品をより根拠のあるものにし、多くの社畜的な勤め人たちの支持を呼び起こすなど、弁護士業界のドラマに新しい内容と新鮮な視点を提供したとも。同時に、劇中で使用されるコメディチックな表現も、ドラマを見る敷居を下げ、より多くの視聴者を引き付けた。

時代劇のヒットドラマTOP3
―本週カテゴリー別ヒットドラマTOP2:年代劇―
第1位 「長月燼明」
第2位「雲襄伝」
第3位「凌云志」

「雲襄伝」は、今週リリースされたもう1つの高品質のコンテンツで、江湖の世界を上質に再構築させ話題に。ドラマは陰謀ものではあるが、侠義精神や江湖世界の核心を作品に反映させている。視聴者の性別も比較的バランスが取れており、男性市場ではより多くの注目が集まっている。 原作の世界観を完全に踏襲しているおかげで、男性主人公は「知恵」や「奥深さ」を、ヒロインは「闘争」「熱意」を担当するなど、両者の明確な“分業”が独特で面白い。 また、脇役のキャラクターも個性豊かで、江湖的な趣を際立たせており、そうした古典的な魅力でも注目を集めることができる作品になっている。赤西仁出演の「凌云志」は、本週も同カテゴリー内3位をキープした。

サスペンスドラマのヒットドラマTOP3
―本週カテゴリー別ヒットドラマTOP3:サスペンスドラマ―
第1位「漫長的季節」
第2位「無眼之境」

「漫長的季節」の終盤は、幾重にも重なったハイパフォーマンスを見せ、比類のない優位性を示した。このドラマは、犯罪解決のシーンが主な焦点ではない代わりに、多くの人間的および社会的思考がサスペンスに混在し、工業都市の衰退、人生の悲哀が物語に反映されるなど、思いやりのある視点に注意が払われている。脚本、社会的認知、監督(「バッド・キッズ 隠秘之罪」の辛爽(シン・シュアン)監督)、思想の深さなど、いずれのレベルも非常に高い作品と評価されており、中国のサイト豆瓣での評価で9ポイント超えをたたき出したことでも話題に。

翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

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