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【最新ドラマin台湾】萌える師弟コンビ!? フェンディ・ファン、「四樓的天堂」でアンソニー・ウォンを師と仰ぐ

ニュース提供元:台湾公共テレビ(公視/PTS)

香港の人気俳優アンソニー・ウォン(黃秋生)が主演する初の台湾ドラマ「四樓的天堂(原題)」(仮訳:四階の楽園)の放送が、10月9日よりスタートした。監督はチェン・シンイー(陳芯宜)、脚本家はロウ・イーアン(樓一安)と台湾の権威ある賞の受賞コンビをはじめ、キャストは金馬奨常連のシエ・インシュエン(謝盈萱)、金馬奨新人賞受賞のフェンディ・ファン(范少勳)ら、台湾・香港の制作スタッフと実力派俳優による癒やし系ドラマだ。

  

中でもアンソニーとの共演シーンが多いフェンディは、劇中、アンソニーを師と仰ぎ、マッサージ、座禅、体の痛みにどう対処するかなどを学んでいく。

公開中のメイキング映像「アンソニー・ウォン×フェンディ・ファン師弟交流編」では、二人が劇中以外でも師弟の関係を築いていることがうかがえる。現場では「萌える師弟コンビ」と呼ばれていた二人だが、アンソニーの指導は厳しく口うるさい一方、とても辛抱強く、自らの経験をシェアすることや教えることを惜しまない。フェンディは、自分を馬鹿でとろいと笑うが、メモの取り方もうまく、積極的に学ぶ姿勢が見られた。


アンソニーのマッサージによって、心の傷に触れられたフェンディが大泣きするシーンがある。フェンディは「最初は緊張して、どう演じようか迷っていたが、アンソニーさんが私の頭を撫でて『考えすぎるな』と言ってくれた後、自然に演技ができた」と振り返り、実はアンソニー自身も、過去に先輩が後頭部を撫でてくれたことで感情を自然に出せたことがあると話してくれたと明かした。また、台湾での撮影中には「アンソニーさんをおいしい料理を食べに連れていった」と、地元の者としてアンソニーをもてなしたことも明かした。

フェンディは今回、母親に捨てられ、長年あてもなく街を彷徨うストリート・アーティストを演じるが、特にこのキャラクターのダークな面と爆発的な演技が目を引く。

クランクインの2カ月前からダンスや武術を習い始めたほか、3カ月で12キロの減量に成功。さらに役の心境を理解するために、200元と悠遊カードを持って、街を彷徨ったという。まず公園で昼寝をして、バスに乗って礁溪へ。礁溪からは歩いて烏石港に行き、最後に圓山に戻ると、劇中の自分が落書きアートをした河岸で一晩を明かした。「人は何も持っていないとき、一番安全と感じるのは地面だと気付いた。地面に寝られるのは最高のことだと思ったんだ」と、当時得た気づきを語った。

アンソニーとのシーンのほか、フェンディはホアン・ペイジア(黄姵嘉)とワン・チェンリン(王真琳)演じる二人の女性とも付き合う。ペイジアとの最初のシーンは、なんとベッドシーン。このシーンでは二人の関係性だけでなく、フェンディの心にわだかまりがあり、自分の感情に向き合えない様子を伝える。「最初は緊張したが、何度もリハーサルを重ねて、位置や姿勢など呼吸を合わせることができた。ペイジアはストレートな人なので、彼女とのコミュニケーションはとても早くて単刀直入。よし来い!と気持ちで演技に臨んだ」とフェンディが話す通り、このシーンでは、欲望を吐き出せば吐き出すほど、心が空っぽになっていく絶望感を見事に演じている。

「四樓的天堂」は、毎週土曜夜9時、台湾公共テレビ(公視/PTS)で先取り放送中。同日10時から公視+、MOD、Hami videoで配信のほか、毎週日曜夜6時からNetflix台湾、隔週土曜夜6時からmyVideo、LINE TVでも配信中。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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