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最終回目前!「創造営2021」から注目の練習生を総おさらい <中編>大混戦のデビュー圏内・6位〜11位

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2021年2月にスタートしたアイドルオーディション番組 WeTV「創造営2021」。韓国発のサバイバルオーディション番組Produce 101(通称プデュ)の中国版です。

今作で4シーズン目になる中国版プデュでは、今回のテーマを「国際化」として中国以外からも日本、タイ、ロシアなど各国から練習生が参加。日本からは外国勢としては最多の17名の練習生が参加しました。(1名辞退)

90名からスタートした創造営2021の練習生のうち、デビューできるのは最終投票の上位11名のみです。4月2日現在、勝ち残った練習生は33名。今後、4月3日から開催中の第3回オンライン投票でさらに25人に絞られ、4月24日配信予定の最終回で11名デビュー生が発表される予定です。

……そう、今ならまだ間に合う! ということで今回は33名の練習生のうち、デビュー圏内の6位〜11名をご紹介します。


大混戦のデビュー圏内! 6〜11位の練習生のプロフィールをチェック
※ランキングは、2021年4月2日(土)時点のものになります。


【暫定6位】ミカ(橋爪ミカ / Mika)

生年月日:1998年12月21日
出身・育ち:ハワイ
身長:176cm


エイベックス所属の日米ハーフ4人組グループ「INTERSECTION」のメンバー。大人っぽい憂いを帯びた眼差しが印象的で、甘やかな歌声には定評があります。

ランキングは常に1桁台。第2回公演では切ないバラードを披露しメンター(先生)から「ラブソングの王子様」と高い評価を受けました。

※動画はWeTVでは日本語字幕ありで視聴可能。


また、Ep1ではほぼ英語で話しているミカですが、Ep6の第2回公演では見事な中国語の歌を披露、観客へのアピールも中国語で行っています。この短期間での中国語の上達はお見事の一言! 

中国語の勉強は第1回公演と主題歌の二次創作で同じチームになったゼン・ハンジャン(曾涵江)の助けを借りたそう。当初、中国語があまり聞き取れず言葉の壁があったミカに対し、ハンジャンは時にユーモアで笑わせ、時に「翻訳機を使わないで! 本音で話して!」と心でぶつかってきました。2人はすぐに打ち解け、ミカはハンジャンのことを「創造営でできた親友」と公言しています。


Ep7の順位発表では、ミカはハンジャンが上位33名に入れず脱落したと思い大号泣……からの脱落ではなかったのがわかった時の嬉し泣きに、もらい泣きした方も多いのではないでしょうか。


ストイックで努力家なミカと仲間との絆には心震えるものがありますね。親友2人が揃ってのデビューを願う声が日に日に高まっています!


【暫定7位】パトリック (Patrick / 尹浩宇 / แพทริคณัฐวรรธ์ฟิงค์เลอร์)

生年月日: 2003年10月20日
出身・育ち:タイ
身長:176cm


タイで、すでにテレビドラマに主演するなど俳優として活躍しているパトリックですが、タイの芸能界ではアイドルを養成するマネジメント会社がないことから、創造営2021への挑戦を決めたそう。

Ep1で同じくタイ出身のナインと共に『Me and My Broken Heart』を披露。息がピッタリあったパフォーマンスに「タイ版・東方神起」と会場とネットを沸かせました!


そして第2回公演で披露したパフォーマンスでは、セクシーでどこにいてもパトリックのものだとわかる特徴的な歌声で観客、メンター、練習生を魅了! 彼の中国語の歌には、歌詞にこめられた思いが心に染み入ってくるような表現力があり、メンターからも「(中国語を母語としない)外国人が歌っているとは思えない」と高く評価されました。

◆Ep6より。第2回公演でのパフォーマンス『你就不要想起我』での、パトリックのチッケム(推しカメラ)


実は公演の前、パトリックは技術的な特訓だけでなく第1回公演で親しくなったジョウ・クーユー(周柯宇)に中国語の歌詞の意味をレクチャーしてもらうなど、さまざまな角度からアプローチをしていました。そんなパトリックの姿も、また友人のために協力を惜しまないクーユーの姿もとても素敵です!

余談ですが、2人は仲が良く、Ep3で見せた恋人同士の別れをテーマにした即興芝居では昔からのコンビではないかと思うほど息がピッタリ。さらに名前を漢字表記した際に2人とも「宇(ユー)」とつくことから、「ダブル・ユー(双宇)」と呼ばれています。


【暫定8位】林墨(リン・モー / Lin Mo)

生年月日:2002年1月6日
出身・育ち:中国
身長:178cm


前評判で人気No.1のリン・モー(林墨)は、その期待を裏切ることなくEp1から力強いダンスと、伸びやかな歌で会場を魅了。


そして第1回公演のチーム「lover boy 88」ではコメディ要素たっぷりのイタズラ少年風の可愛らしさを全面に出しながらも安定したパフォーマンスで、安心してセンターを任せられる実力を見せました。


さて、リン・モーと言えばその愛されキャラぶりも見逃せません。柔らかな笑顔で写った投票ページの写真から人が良さそうな印象を受けますが、彼はここでも期待を裏切りませんでした! 

それはトークや舞台裏映像を見ればよくわかりますが、その味わい深いキャラクターが特に発揮されたのが、Ep3の部屋割りです。どの部屋にしようか右往左往した姿に萌えた視聴者も多いのではないでしょうか。明るく素直で、周囲を楽しませようと振る舞う彼は創造営で「コメディ担当」と呼ばれることも少なくありません。

またバカバカしい歌詞なのに中毒性だけは高いラップを作ったり、編み物が得意で、自ら「リン・モーに編み物を習った練習生は勝ち上がる」という謎のジンクスを生み出したりと、リン・モーのいるところには緊張感をほぐすような笑いがいつもあります。

◆オーディション期間中、練習生たちは1つの宿舎で共同生活を行う。Ep3冒頭、練習生たちが部屋割りを決める様子が公開された。


スキル的には何でもソツなくこなす模範生、一方で人間味がある素の顔がとても魅力的なリン・モー。ビジュアル、歌、ダンス、キャラクターといろんな意味でのオールラウンドプレーヤーだと言えます。

◆Ep6より。第2回公演でのパフォーマンス『峰頂』での、リン・モーのチッケム(推しカメラ)



【暫定9位】伯遠(ボー・ユエン(ボーヤン) / Bo Yuan)

生年月日:1993年2月11日
出身・育ち:中国
身長:177cm


中国では、オーディション番組に再チャレンジする練習生を「回鍋肉(ホイコーロー)」と呼びます。ボー・ユエン(ボーヤン)も回鍋肉の1人。創造営2021の配信スタート直前に28歳になった最年長の1人でもあります。

46位スタートの彼でしたが、パフォーマンスではアイドルに求められるスター性やスキルを発揮、さらにコメントから垣間見える誠実さ、年下への面倒見の良さも相まって、Ep6配信時にはデビュー圏内の7位にまでランクアップしました。

創造営2021の直前までボーカルの講師 をしていたという彼は、アイドルとしての基礎はすでに身に付けていると言えます。そんな彼のパフォーマンスの中でも特に注目したいのが、彼にとって外国語である日本語での歌唱にも長けているという点です。

Ep1の追加パフォーマンスでは『Blizzard(三浦大知 / 映画『ドラゴンボール超 ブロリー』主題歌)』を披露。


Ep 2の下剋上バトルでは『Butter-Fly(和田光司 / アニメ「デジモンアドベンチャー」主題歌)』をごまかしのきかないアカペラで歌唱。


さらに第3回公演でも『Butter-Fly』を披露し、チームのセンターを務めました。


すでにアイドルとしての素養がありながら、なかなかチャンスに恵まれなかったボー・ユエン(ボーヤン)ですが、創造営2021で見せた責任感のある面倒見のいいお兄さんぶり、さらに日本語の歌もバッチリとなると、彼こそ創造営2021が目指す国際的ボーイズグループには欠かせない存在なのかもしれません。


【暫定10位】張嘉元(ジャン・ジャーユエン / 张嘉元 / Zhang Jiayuan)

生年月日:2003年1月8日
出身・育ち:中国
身長:186cm


ジャン・ジャーユエン(張嘉元)は、バンド発掘オーディション番組「明日之子4」に出演経験があり、バンド「銀河系楽団」でギタリストを務めています。創造営2021では、自身の経験を生かし舞台上でギターやベースなどの演奏を披露、編曲でも力を発揮しました。

◆Ep1より。『How You Like That』でギターの演奏を披露するジャン・ジャーユエン


当初は楽器担当キャラのイメージが強かったジャン・ジャーユエンですが、そのイメージを覆したのが、Ep6の第2回公演です。ダンスチーム「Therefore I am」でセンターを務め、スタイリッシュなダンスを披露。表情の使い方も素晴らしいと評価されました。そしてチーム内において会場得票最多の「応援王」に輝きます。

ジャン・ジャーユエンは最初から音楽アーティストとしては一定以上の力を持っていましたが、創造営でアイドルとして一皮むけたと言えるのではないでしょうか。


ちなみに、ジャン・ジャーユエンは「明日之子4」では面白キャラと呼ばれることもありましたが、創造営2021でもそのキャラを発揮していて、特にコメディ担当ことリン・モー(林墨)との絡みがジワジワくると評判です。



【暫定11位】甘望星(ガン・ワンシン / Gan Wangxing)

生年月日:2000年7月17日
出身・育ち:中国
身長:183cm


テーマパークのお化け屋敷でアルバイトをしていた際に「イケメンすぎるモブキャラがいた!」とSNSで話題になり、以来、奇跡の美形キャラとして知られるガン・ワンシン。メンターからも「顔で人を殺せるレベルのイケメンぶり」と絶賛されるほどです。

しかし歌とダンスはほぼ未経験で、また口を開けばアイドルらしからぬ気取らない素朴なトークが炸裂。当初は、美貌とのギャップが吉と出るか凶と出るか未知数だったと言えます。

◆Ep1より。『愛的初体験』でダンスを披露するガン・ワンシン。


しかし創造営で課された様々な課題の中で努力を重ねてゆき、Ep6までにメンターから「最も成長した練習生」とその頑張りとパフォーマンスが認められました。


天然キャラなトークも現場をほっこりさせて面白いと評判です。それに伴いランキングも上がり、ついにデビュー圏内入り! 朴訥とした青年はどんなアイドルになるのか……注目の練習生へと成長しました。



WeTV「創造営2021」視聴&投票方法

4月3日〜11日11時まで開催の第3回オンライン投票では、ファイナルステージに進むトップ25が決まります。詳しい投票方法は以下の通りです。

【視聴方法と投票参加方法】
1. WeTV公式サイトへアクセス(日本語)
  WeTV:https://wetv.info/WatchNow

2. WeTV公式サイト上で「創造営2021」を視聴し、投票サイトにアクセス(日本語)
  投票サイト:https://wetv.vip/static/active/vote-rank/index.html?actityId=111284&lang=ja

3. 電話番号やSNSのログイン情報を用いて会員登録、練習生へ投票(日本語、無料)


【投票ルール】
誰でも無料で、毎日最大2名の練習生に投票可能
1名の練習生に付き投票できるのは1回まで
※WeTV VIP ユーザーに登録すると、追加の投票権獲得や、投票をしていない日の分の投票権を翌日に持ち越すなどが可能です

【「創造営2021」について】
「創造営」シリーズは、WeTV(テンセントビデオ)が制作・配信を手掛ける、アイドル育成番組です。芸能事務所に所属しながらメジャーデビューを目指す練習生や個人で芸能活動を行う練習生が参加をし、一般視聴者による人気投票を経て、アイドルグループとしてデビューをします。「創造営2021」では、90名のアイドル練習生が参加をし、全10話の放送を通じて、人気投票結果上位11名がデビューを果たす予定です。

【WeTV(テンセントビデオ)について】
WeTVは2011年4月からサービスを開始し、映画やドラマ、エンタテインメント、スポーツやニュースなど、様々なコンテンツを配信する映像プラットフォームです。PC版、モバイル版が一体となり、ユーザーに上質な映像エンタテインメント体験を提供します。独自の映像コンテンツ開発とユーザーエクスペリエンスの向上に努めており、マンスリーアクティブユーザーでは中国で最大の映像配信プラットフォームとなっています。さらに2018年にはWeTV海外版が世界各地でリリースされています。
WeTV:https://wetv.vip/ja
WeTV日本公式Twitter: https://twitter.com/WeTVJapan


後編:勝負をひっくり返す⁉︎ 注目のダークホース5名  につづきます

Text:沢井メグ(ライター/中国語翻訳者)
大学で中国語と出会い上海留学、上海万博での勤務を経てライターとなる。エンタメ系を中心に中華圏のニュースの執筆、取材、翻訳。東洋経済オンライン、プレジデント、ロケットニュース24など 。
Twitter  @Megmi381

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