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『台湾巨匠傑作選2026』12月19日(土)より新宿K’s cinema ほか全国順次開催!

 この度、2026年12月19日(土)より新宿K’s cinema にて『台湾巨匠傑作選2026 台湾と日本、戦争と戦後を見つめる』の開催が決定いたしました。
台湾の郷土文学をベースに数多くの映像作品を手がけ、台湾映画界に重要な足跡を残したイエ・チンション(葉金勝)監督。脚本家、プロデューサーとしても多くの作品を世に送り出し、2025年に82歳で逝去した。
『台湾巨匠傑作選2026』では、イエ・チンション監督が手がけた、台湾文学を原作とする『一八九五』『さよなら・ 再見』を通して、1895年から戦後の高度経済成長期までをたどる。そこから浮かび上がる台湾と日本の歴史を見つめ直し、戦後81年を迎えた現在に、私たちが受け継ぐ記憶について考える機会としたい。

台湾郷土文学を映像で紡ぎ、表現の道を切り拓いた先駆者
イエ・チンション(葉金勝)監督
台湾を代表する客家人作家・李喬リー・ チャオ、台湾郷土文学の巨匠・黄春明ホアン・チュンミンを原作にした代表作2作品
プロデュース作品『一八九五』、監督作品『さよなら・再見』日本劇場初公開

 『一八九五』は、日清戦争後の下関条約によって台湾が日本に割譲された1895 年、上陸した日本軍に抵抗した台湾住民の戦い「乙未戦争」を、実話をもとに描いた作品。台湾を代表する客家人作家リー・チャオ(李喬)の「情歸大地」を原案に、イエ・チンション監督がプロデュースを手掛けた。近衛師団の軍医として従軍する森林太郎(のちの森鴎外)の視線で、大日本帝国の台湾接収の歴史が語られることにも注目したい。

 『さよなら・再見』は、台湾を代表する郷土文学の巨匠ホアン・チュンミン(黄春明)の同名小説を原作とした、イエ・チンション監督の代表作。戦後の高度経済成長期、日本人サラリーマンの買春ツアーの通訳を務めることになった台湾青年の悲哀と葛藤を描かれている。日本人俳優も多く参加し、脚本家の大和屋竺が顧問として招聘され演出指導が行っており、そのリアルな日本人像は、現代の日本人にも強く問いかけくるものがある。

 ホアン・チュンミンは、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督『坊やの人形』、ワン・トン(王童)監督 『海をみつめる日』の原作者でもあり、台湾ニューシネマと縁の深い作家である。
『台湾巨匠傑作選2026』ではイエ・チンション監督のほか、台湾映画のレジェンドであるワン・トン(王童)監督のほか、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督、エドワード・ヤン(楊德昌)監督、ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督ら台湾ニューシネマの監督作品、チェン・ユーシュン(陳玉勲)監督『ラブ ゴーゴー』『霧のごとく』、イー・ツーイェン(易智言)監督『藍色夏恋』、ギデンズ・コー(九把刀)監督『赤い糸 輪廻のひみつ』、フー・ティエンユー(傅天余)監督『本日公休』らポスト台湾ニューシネマの作品など、全33作品を上映いたします。

【プロフィール】 イエ・チンション(葉金勝)/映画『一八九五』プロデュース、映画『さよなら・再見』監督

1943年台北生まれ。監督、脚本家、プロデューサーとして映画、テレビ、広告など幅広い分野で活躍。コマー シャル制作会社を経て1971年に独立、印象電視電影公司を設立。台湾における日本製品のCMを数多く手がける傍ら、80年代からは郷土文学を映像作品の題材として取り上げ、李喬、黄春明、謝里法、鍾文音、楊青矗らの作品を映像化する。生まれ育った台北大稻埕を舞台とし、自らの少年時代の記憶をもとに二二八事件を背景に脚本を執筆した『天馬茶房』(99、リン・チェンシェン(林正盛)監督)で金馬奨最優秀オリジナル脚本賞にノミネート、2000年には台湾代表としてアカデミー賞外国語映画賞に出品されたほか、フランスのカンヌ映画祭にも参加し、「ある視点」部門に選出されている。プロデュース作品に『在室女(原題)』(85)『一八九五』(08)『ナイトマーケット・ヒーロー』(11・未)『ピース!時空を超える思い』(14・未)。テレビドラマ「紫色大稻埕」(16・未)など。2025年に逝去。享年82歳。

『一八九五』 日本劇場初公開


© 2008 Green Film Production Co., Ltd. All Rights Reserved.

2008年/台湾/110分/客家語、日本語、台湾語、サイシャット語
原題:一八九五
原案:「情歸大地」リー・チャオ(李喬)
監督:ホン・ジーユィー(洪智育)
プロデューサー:イエ・ジンション(葉金勝)
出演:ウェン・シェンハオ、シェリル・ヤン、リー・シンウェン、タン・メイユンほか
©2008 Green Film Production Co., Ltd. All Rights Reserved.

あらすじ
1895年。日清戦争後の下関条約により、台湾が日本に割譲された。北白川義久親王率いる近衛師団が澳底に上陸し、台湾占領の準備を進める一方で、台湾では丘逢甲らが「台湾民主国」を建国する。台湾民主国の唐景崧総統により義勇軍の統領を任命された苗栗の客家人 呉湯興は、姜紹祖、徐驤らとともに近衛師団による南部侵攻に乗り出す。
そんな呉湯興を支えるのが、妻の黄賢妹。かつて盗賊にさらわれ、周囲から身の潔白に疑いの目を向けられた彼女を、ただ一人信じて結婚した湯興との間には深い絆があった。戦争が激化する中、義勇軍は地の利を生かしたゲリラ戦で近衛師団を苦しめるも、やがて食糧や武器の不足、清朝側の支援の途絶によって次第に追い詰められていく。

解説
日清戦争後の下関条約で日本に割譲された1895年の台湾を舞台に、接収に訪れた北白川義久親王率いる近衛師団と、日本による支配に反対する台湾の人々との抗争を描く。台湾を代表する客家人作家リー・チャオ(李喬)の「情歸大地」を原案に、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)やウー・ニェンチェン(呉念真)のもとで映画製作に携わってきたホン・ジー ユィー(洪智育)が監督を務めた。主人公で抗日義勇軍の統領である客家人名家の当主ウー・トンヒン(呉湯興)とその家族を通して、当時の客家人の社会や文化、生活が詳細に描かれる。また、近衛師団の軍医として従軍する森林太郎(のちの森鴎外)の視線で、大日本帝国の台湾接収の歴史が語られることにも注目したい。全編にわたり客家語がメインの言語として用いられたのは、台湾映画史上初の試みであった。他に日本語、台湾語、台湾原住民族サイシャット族の話すサ イシャット語が登場する、台湾ならではの多言語作品である。

≪上映作品概要・33 作品≫は、公式サイト:https://taiwan-kyosho2026.com/ をご参照ください。

≪開催概要≫
名称:台湾巨匠傑作選2026 台湾と日本、戦争と戦後を見つめる
公開表記:2026年12月19日(土)より新宿K’s cinema ほか全国順次開催
提供・配給|オリオフィルムズ/竹書房/台湾映画同好会
配給協力|トラヴィス 宣伝|大福
共催|国家電影及視聴文化中心
特別協力|台湾観光庁
協力|福岡市総合図書館、青睞影視製作股份有限公司
作品協力:マクザム 台湾映画同好会 JAIHO/TWIN ポニーキャニオン 竹書房 松竹 オリオフィルムズ Stranger ムヴィオラ ビターズ・エンド ザジフィルムズ JAIHO/SPOTTED PRODUCTIONS 台湾映画社(上映順)
公式サイト:https://taiwan-kyosho2026.com/

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