
「折腰」ラレイナ・ソンさん&リウ・ユーニンさん2ショットインタビュー(前半)
ドラマアワード15冠! 2025年初夏の中国中の話題をさらった大ヒットロマンス時代劇、早くも日本上陸!
聡明で知略に長けた孫娘と敵討ちに燃える若き冷徹な当主との、宿命の敵同士から始まる政略結婚!
知略の駆け引きから運命の絆へ――権謀の中に芽生えた愛の物語「折腰」が2026年7月より、デジタル配信、DVDセル・レンタル中です。
この度、「折腰」主演の小喬(シャオチャオ)役のラレイナ・ソンさん&魏劭(ウェイ・シャオ)役のリウ・ユーニンさん2ショットインタビュー(前半)をお届け!
本作の魅力、見どころ、役柄についてなど、撮影以外でのエピソードもお聞きしました。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
リウ・ユーニン こんにちは、摩登兄弟(※ユーニンが所属するバンド:モダン・ブラザーズ)のリウ・ユーニンです。「折腰」では魏劭(ウェイ・シャオ)を演じています。
ラレイナ・ソン こんにちは、ラレイナ・ソンです。「折腰」では小喬(シャオチャオ)を演じています。
Q:お互いをひと言、もしくは3つの言葉で形容してください。
リウ・ユーニン 聡明・誠実・美しい。
ラレイナ・ソン カッコいい。
リウ・ユーニン ごめん、心の中の喜びを隠しきれなかった。ごめん、続けて。
ラレイナ・ソン 戦いに強い?
リウ・ユーニン 勇猛ってことか。
ラレイナ・ソン 勇猛ね。他には?
リウ・ユーニン 一途はどう?
ラレイナ・ソン 一途もぴったりね。私がさっき思いついた言葉が「妻を愛する人」だったから。
リウ・ユーニン そうだね。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:もし当時、SNSがあってお互いを登録するなら、相手の登録名に何とつけますか?
リウ・ユーニン 僕が彼女を登録するなら、最初の名前は絶対に…。
ラレイナ・ソン 「喬賊」。(喬の悪党)
リウ・ユーニン そう、「喬賊」。絶対それだ。
ラレイナ・ソン 私は「暴君」かな。
Q:現実世界では?
ラレイナ・ソン リウ・ユーニンよ。
リウ・ユーニン 僕は「俳優 ラレイナ・ソン」だね。
ラレイナ・ソン 私には肩書きが付くのね。
リウ・ユーニン そう。僕の友達のカテゴリーは2種類あって、俳優と歌手に分けてる。「歌手 ○○」「俳優 ラレイナ・ソン」みたいな感じにね。
ラレイナ・ソン じゃあ私は「万能タレント・俳優兼歌手・リウ・ユーニン」にする!
リウ・ユーニン わお!
Q:相手が演じたキャラと相手を比べて、似ている点と似ていない点は?
リウ・ユーニン 僕と魏劭(ウェイ・シャオ)は、境遇が似ているところがあるかな。幼い頃から少し抑圧された気持ちがあって、自分の努力で望む場所まで進んできたってところ。違うところは… 好きな人への態度かな。僕は、魏劭(ウェイ・シャオ)ほどシャイではないですね。
ラレイナ・ソン 一番似ているところは「誠実」なところかな。
リウ・ユーニン 聞かなかったことにしよう。急に耳の聞こえが悪くなった。水でも入ったかな。
ラレイナ・ソン 私と小喬(シャオチャオ)が一番似ているところは、ちょっと小賢しいところかな。似てないところは、私は小喬(シャオチャオ)ほど賢くない。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:相手についてどう思いますか?
リウ・ユーニン 彼女と小喬(シャオチャオ)が似ているところは、まずは美貌ですね。「水の中でも10点満点の美しさ、双喬(※喬家の2人のこと)はそのうちの8割を占める」と言う。君の占める割合は?
ラレイナ・ソン 姉上が6点で、私は2点よ。算数は苦手なの。
リウ・ユーニン とにかく美しさは同じです。似てないところは… ラレイナは小喬(シャオチャオ)ほど策を巡らせるタイプではないと思います。
ラレイナ・ソン ユーニンさんと魏劭(ウェイ・シャオ)が一番似ているのは、カッコよくて、男らしい将軍の気概があるところ。似てないところは、小喬(シャオチャオ)をあんなに残酷に扱うほど残忍じゃないところですね。
リウ・ユーニン そんなに凶暴じゃない。
ラレイナ・ソン そうなの、彼は本当に誰に対しても優しい人です。
Q:知り合ったのはバラエティ番組ですよね。
ラレイナ・ソン うん。
リウ・ユーニン そうです。
Q:初めて会った時の印象は?
ラレイナ・ソン 背が高いと思いました。とにかく高い。そして面白い。
リウ・ユーニン 彼女に対する第一印象と言うと…まあ、本当に “美しい” ですね。本当にそうなんです。すごく綺麗で、とても素敵な女性です。
Q:もし、ラレイナさんが小喬(シャオチャオ)と能力や特徴を交換できるとしたら、どれを選びますか?
ラレイナ・ソン “聡明さ” と “知恵” ですね。
Q:ユーニンさんは、魏劭(ウェイ・シャオ)と何を交換しますか?
リウ・ユーニン たぶん “果断(かだん)” かな。彼の持っている決断力みたいなものは、僕も見習いたいところです。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:2人で一緒に演じる時は、タイプとしては “息が合うタイプ” ですか? それとも “ぶつかり合うタイプ” ですか?
リウ・ユーニン それはもう完全に “息が合うタイプ” ですね。特にこういう恋愛要素のある芝居だと、互いの呼吸が合うことがすごく大事なんです。彼女とは本当にやりやすくて、“噛み合わない瞬間” が全くなかったです。そうだったよね?
ラレイナ・ソン そうですね。ただ、もちろん最初は多少の “すり合わせ” はあります。お互いの役の種類も違うし、アプローチもそれぞれだから。でも私たちの良かったところは、お互いにしっかり話し合って、最後にはどちらも納得できる形に持っていけたことです。
リウ・ユーニン そうですね、最適なやり方を一緒に見つけられたと思います。
Q:4カ月の撮影期間中、相手からどんな良いところを学べたと感じますか?
リウ・ユーニン 彼女からは “演技が好きだという情熱” を学べたと思います。僕はある意味 “途中から俳優になった人” なので、彼女の役への理解とか、考えの深さみたいなものは、僕からするとすごく高度なものだと感じます。彼女はデビューも早いし、新しい役に出会っても、過去の経験から深く考察したり、いろいろとアイデアを出したりしてくれる。その “熱意” は、本当に僕が学びたいところです。
ラレイナ・ソン 私は彼の “頑張り抜く力” ですね。俳優はまず体を大切にしなきゃいけないんですけど、彼は本当に頑張り屋で、足がまだ治っていないのに、抱えたり走ったり、できる限りのことを全部やろうとするんです。あと、ユーニンさんは撮影現場にスマホを持ち込みません。彼が台本を持っているところは、ほとんど見たことがなくて、全部頭に入っているんです。私は記憶力があまりよくないので “直前に一気に覚えるタイプ” なんですけど、彼は事前にちゃんと準備していて、その真面目さにいつも感心していました。
リウ・ユーニン 褒められちゃったね。
ラレイナ・ソン ええ、よく考えてから上手にしゃべったのよ。
Q:では、お互いの演じたシーンで好きなシーンや好きな演技は?
リウ・ユーニン 1つシーンに絞るのは難しいですね。このドラマは本当に面白いシーンがたくさんあるけど、そうした面白さって、役者同士の相性がよくないと成立しないんですよ。
僕たちが一緒に撮ったシーンで “意味がないシーンなんて1つもない” と言えるくらい、全部、良かったと思います。
ラレイナ・ソン 私もそう思います。作品というのはどこか一場面だけを切り取って評価するものではなくて、一連の流れ全てで1つの物語になる。もし1つのドラマが “良い” と言われるなら、それは全部が積み重なって “良い” になるのだと思います。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:プライベートでお二人の間に面白い呼び方はありますか?
ラレイナ・ソン 現場では彼の名前が “魏劭(ウェイ・シャオ)” なので、彼は名前の音を取ってみんなから “劭爷”(※少爷=若旦那 と同じ発音)って呼ばれていました。私じゃなくて、現場の全員にそう呼ばれていましたね。
リウ・ユーニン 僕は普通にズーアルかな。(※ラレイナ・ソンの本名:ソン・ズーアル)
Q:相手に何か不満はありましたか?
リウ・ユーニン 撮影中はあったかもね。いや、ない。怖いな。
ラレイナ・ソン 私が怖い?彼はいつも “私が怖い” って言うんですけど、実はただボーッとしてる時に無表情なだけで、そのせいで怒ってるように見えるだけなんですよ。
リウ・ユーニン 僕はたまに “あれ? ズーアル、怒ってる?僕(魏劭(ウェイ・シャオ)のことが気に入らなくなった?” って不安になるんです。
ラレイナ・ソン そうかもね。
リウ・ユーニン 僕に不満はある?
ラレイナ・ソン 背が高すぎる。もちろんカッコいいんだけど、女優の首には負担が大きいんですよ。彼に欠点はないですね。
リウ・ユーニン 何だか僕が気が利かないみたいな感じ?
ラレイナ・ソン そうじゃないわ。まあ、これは良い部分でもあるんです。彼の背が高いと、私を撮るカメラの位置がいつも高くなるから、顔が小さく見えるんですよ。でも私が彼に抱きつこうとしても届かなくて、下から抱きつくしかできなくて。他のドラマみたいに “飛びついて上から抱きつく” みたいなことができないんです。もしあの “上から抱きつき” をやろうと思ったら、私がジャンプしなきゃいけない。伝わります?
リウ・ユーニン 伝わったよ。僕のせいだ…。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:人気の検索ワードを考えてください
ラレイナ・ソン 「折腰 面白い」。
リウ・ユーニン 普通すぎるね。
ラレイナ・ソン 他に思い浮かばないわ。
リウ・ユーニン 「折腰は本当にとても面白い」。本当に面白いんだ。
ラレイナ・ソン 本当に本当に本当に本当に本当に、とてもいいドラマよ。
リウ・ユーニン キーワードを考えるなら「折腰 人気爆発」かな。
ラレイナ・ソン タイムスリップした?自分の配信でも言ってたよね?
リウ・ユーニン そう、配信中の僕がこの時にやって来てアドバイスしてくれた。
ラレイナ・ソン 私、ちゃんとあなたの配信を見てるでしょ?
リウ・ユーニン 感動したよ。
Q:小喬(シャオチャオ)と魏劭(ウェイ・シャオ)を現代に連れてこられるとしたら、どこに連れていって、何を食べたいですか?
ラレイナ・ソン ライブ配信を体験させてみたいかな。
リウ・ユーニン その必要ないでしょ。まあいいよ。そうだね。ライブ配信を体験させてみよう。それから丹東(たんとう)の海鮮料理を食べさせたいですね。
ラレイナ・ソン 小喬(シャオチャオ)は天津に連れて帰って案内してあげたいですね。でも魏劭(ウェイ・シャオ)は……適当に良いものをちょっと食べさせればいいと思う。だって魏家の食生活って…。
リウ・ユーニン 普通だからね。
ラレイナ・ソン 全部、火鍋の具材みたいなのばっかりなんですよ。団子とか巾着みたいなやつとか。魏家の食事はあまりおいしいとは言えない。
リウ・ユーニン 食事にこだわりがない。
ラレイナ・ソン 質素なんですよ。
Q:一番ロマンチックだと思ったセリフは?
リウ・ユーニン 魏劭(ウェイ・シャオ)に「背中に乗れ」と言われた小喬(シャオチャオ)の「そんな馬みたいに…」(※22話)というセリフですね。ロマンチックだと思う。
ラレイナ・ソン ・・・・・・。
リウ・ユーニン どうかした?君はロマンチックな言葉にアレルギーでもあるの?あのセリフは、2人の関係性を象徴する言葉でもあって、とても意味があると思っています。そのあと、僕はこう答えるんです。「生涯 手綱を引かせる」(※22話)と。すごくロマンチックです。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:ラレイナさんは?
ラレイナ・ソン 「家族はいつまでも離れません」(※28話)ですね。
Q:彼女に歌を教えてあげられますか?
リウ・ユーニン 僕の歌なら、彼女はもう覚えてますよ。撮影の現場で暇な時は、いつもテストしてたんです。それじゃあ今から…。
ラレイナ・ソン テストする?
リウ・ユーニン そうだね、しようか。
ラレイナ・ソン ドキドキする。最近、歌ってないの。全然、自信ない。
リウ・ユーニン そんなことないよ。
ラレイナ・ソン ここ2日間、歌ってないし、復習もしてなかったの。
リウ・ユーニン じゃあ、明日からまた歌おう。
ラレイナ・ソン 毎朝、撮影現場に着いたら必ず1回歌うことにしましょう。
Q:ラレイナさんはユーニンさんの配信を見たことありますか?
ラレイナ・ソン ありますよ。特に撮影中とかに…。
リウ・ユーニン 彼女は僕のファンだよ。
ラレイナ・ソン よく見てますよ。昔からのファンだから。こうやって応援ボードを持ってね。彼は本当に面白い人なんですけど、普段の彼は配信の時とは少し違いますね。ユーニンさん本人はすごく落ち着いていて、それから…。
リウ・ユーニン 憂鬱そう?
ラレイナ・ソン あなたが憂鬱になることなんて、今まで一度も見たことがないわ。配信を見ていると、彼はすごく論理的な人だと感じますね。普段ももちろん論理的だけど、普段の現場では、配信ほど陽気じゃないけど、結構子供っぽいところもあるんですよ。もしかしたら、配信よりもっと幼稚かも。
リウ・ユーニン うまく撮れなかったからフィルムを食べるよ。マジか、すごくよく撮れてる(※撮影中の会話)
ラレイナ・ソン よくネットで流行っている新しい言葉を使ったり、変わった歌を歌ったりしていますね。でも、配信は本当にすごいと思う。実際に見学したこともあるんです。一度、彼の配信を見ていて、「このチリチリっていう音はどうやって出してるの?」って思って、彼に直接聞いてみたんです。それで見学させてもらったら、びっくりしました。
リウ・ユーニン 彼女はきっと、本格的なプロっぽい設備があって、横に誰か操作する人がいるのかと思ってたんだと思う。
ラレイナ・ソン 本当にそう思ってました。
リウ・ユーニン ディレクターやエフェクト、いろんな音響効果がいるのかと思われがちだけど、実際は全部1人でやってるんですよね。彼女はそれがすごく面白かったみたいです。
Q:ユーニンさんはラレイナさんが出演したドラマをご覧になったことはありますか?
ラレイナ・ソン そんな答えにくい質問はやめましょう。
リウ・ユーニン 彼女に僕の曲を3曲歌えって言うくらい恐ろしい質問だよ。
ラレイナ・ソン あなたの曲は歌えるわよ。
リウ・ユーニン 分かってる、君は歌えるよね。僕が彼女の出演したドラマを見たかという質問ですが、まず「それでも僕らは~チャオ家の軌跡~」は見てる。「盛装(原題)」は、僕がドラマ内の歌《少有人走的路》を歌ってるから全部じゃないけど、一部分は見ました。それと、前にやってた料理人の役のドラマも見ました。(※「キューピッドのキッチン」林可頌(リン・コーソン)役)
ラレイナ・ソン 「折腰」を見てくれれば十分よ。
Q:普段、お互いを真似したりしますか?
リウ・ユーニン 困ったな、優秀な役者ってのは “模倣すること” が命だよ。君は何か僕の真似できる?
ラレイナ・ソン 私の仕草で何か真似するところがある?
リウ・ユーニン 例えば…。「じろっと見る」「軽く一瞥(いちべつ)」「ふんっ」みたいな。
ラレイナ・ソン 私がいつそんな仕草をした?
リウ・ユーニン 彼女は動く時に、何か芝居がかった感じの動きをするんだ。例えば “自分が面白いとでも思ってるの?” みたいな感じ。
ラレイナ・ソン そんな大げさじゃないわ。こんな感じよ。“まさか自分が面白いなんて思ってないわよね?” って感じ…。
リウ・ユーニン ちょっと嫌みっぽくね。
ラレイナ・ソン 私は鼻を動かすのよ。
リウ・ユーニン 鼻の穴を広げるの?
ラレイナ・ソン 違う、鼻をすぼめる感じよ。“自分が面白いと思ってる?” って。
リウ・ユーニン じゃあ今度は君が僕を真似して。
ラレイナ・ソン ユーニンさんの真似ね。うふふふふ。私が一番得意とすることよ。これを持ってて。この扇子を水筒だと思ってね。あなたはマネージャー役ね。リウさんは毎日休憩室に戻る時、こんな感じなの。(座って、腕まくりをして…)「ほら、水をくれ」って。
リウ・ユーニン 僕ってそんなにクセが強い?
ラレイナ・ソン 本当にこうなのよ。しかも、袖をまくる時は普通こうやってまくるでしょ?でも彼はいつもこうやってまくるの。腕がすごく白いから、こうやってまくり上げると、腕がパッと真っ白に見えるの。そうでしょ?
リウ・ユーニン 確かにそうかも。
ラレイナ・ソン でしょ?彼って本当にそんな感じなんです。
リウ・ユーニン 憂鬱って話題も出たけど、憂鬱系男子って、大体こういう感じでしょ?
ラレイナ・ソン 憂鬱系男子?
リウ・ユーニン 「水をくれ」
ラレイナ・ソン 憂鬱そうな時は一度もないけど…。
Q:ユーニンさん、今回撮影の中で一番難しかったシーンは何ですか?
リウ・ユーニン 一番難しかったシーンは…
ラレイナ・ソン 分かった、私が先に答えたい!
リウ・ユーニン もう我慢できなくなってる。
ラレイナ・ソン 助けてあげるわ。
リウ・ユーニン ありがとう。じゃあ君が答えて。
ラレイナ・ソン 彼が私に対して怒るシーンが一番難しかったと思います。だってユーニンさん本人はすごく紳士だから、女の子に対して怒鳴るっていうのが本人としてはちょっと受け入れにくいと思うんです。自分でも「こういうのはちょっと…」って感じているみたいで。あ、何か言いたい?
リウ・ユーニン 大丈夫、続けて。
ラレイナ・ソン でも私は女性だし普段からドラマもよく見るから、女性目線としては「ああ、こういう展開ならこういう演技も理解できる」というのが分かります。むしろ、時にはこういう男の人って…。
リウ・ユーニン まだ足りない?
ラレイナ・ソン 違うの、“足りない” じゃなくて、ただ劇中のこの男性キャラは結構クールで、物語上はちゃんと筋が通っているんだけど、ユーニンさん本人は、こういうシーンを撮るとなると気持ち的にしんどい部分があるみたいで。彼自身は「演技だから大丈夫」と理解してはいるけど、撮影中横でずっとモヤモヤして、「なんで彼女にこんなキツく当たらなきゃいけないんだ」「なんで首を絞めたりしなきゃいけないんだ」って耐えられなくなってしまうタイプなんです。だから毎回、私に「大丈夫? いける? もっと力を入れても平気?」ってずっと聞いてくるの。私は「大丈夫、大丈夫。そのまま続けていい」って答えるんですが、そういうところが、彼にとって演じていて一番つらかったんじゃないかなと思います。魏劭(ウェイ・シャオ)は序盤、かなり荒っぽくて衝動的な人なので。彼自身はその “荒っぽさ” を受け入れるのがちょっと難しかったようです。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
リウ・ユーニン 彼女は僕の前に立つと本当に小さいんです。しかも僕は毎日甲冑を着てるような、いかにも “ガサツな武将” みたいな風貌ですよね。だから、ちょっと声を大きくしただけでも、彼女にとってはもう “攻撃” みたいに感じられるんじゃないかって思ってしまうんです。ましてや、身体的に威圧したり、押さえ込んだりする動きが必要になると、僕本人は「やりすぎなんじゃないか」「これは越えてはいけない線なのでは」と思って、どうしても気持ちが引っかかってしまうんです。それに劇中の彼女はもちろん、現実の彼女も、雰囲気がすごく可愛らしくて小さくて、ふわっと柔らかい女性なんです。そんな彼女の隣に、こんな大きな図体の僕がいて、さらにつらく当たるなんて、どうしても「よくないんじゃないか」と感じてしまって。だから僕はずっと彼女に聞いていたんです。「この動き、やりすぎかな?」「男がこうするとちょっとドン引きしない?」って。でも彼女は逆に僕を安心させてくれました。「大丈夫。この場面ではキャラクターがそのくらい怒っていて当然だから、問題ない」と言ってくれたんです。それを聞いて僕も「ああ、大丈夫なんだな。じゃあこのまま、全力で演じよう」と腹をくくることができました。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:ユーニンさんは、父親役は初めてですよね?
リウ・ユーニン ええ、そうです。基本的に今まで演じてきたキャラクターは死んじゃうことが多くて。最後まで生き残れない役ばかりでした。だから死ぬ役は得意なんですけど、生き残る役はちょっと慣れていなくて。今回やっと、この作品で円満に生き残る役が演じられて、しかも子供までいるんです。
Q:初めて娘を抱っこした感覚はどうでしたか?
リウ・ユーニン 子供がいる役って今までやったことがなかったので、そのシーンをすごく楽しみにしていました。ところが、その日、子供がちょっとぐずって、抱っこしたら泣いてしまったんです。
ラレイナ・ソン 彼はもう、どうしていいか分からない状態で、子供を見守っているだけでした。
リウ・ユーニン 君は子供と一緒の撮影を経験したことがあるよね?(※「それでも僕らは~チャオ家の軌跡~」)
ラレイナ・ソン ええ。
リウ・ユーニン 彼女は経験があるから、子供に声をかけたり、あやしたりすることができるんですよね。でも僕のぎこちない感じも良かったと思います。この作品のリアルな状態に合っていたと思う。
ラレイナ・ソン そうね、私が子供を生んだ時、あなたはいなかった。
リウ・ユーニン そう、僕はいなかった。それに恋や情もよく分からない男だから、子供の世話をうまくやるなんてもちろん無理ですよね。
ラレイナ・ソン そのとおり。
リウ・ユーニン 理にかなってる。ある意味、計算された設定だね。
Q:ラレイナさんは、四美(スーメイ:ドラマ「それでも僕らは~チャオ家の軌跡~」で演じた役)を演じた時と比べて、今回の子供がいる役の感覚は何か違っていましたか?
ラレイナ・ソン 四美(スーメイ)の時はいろんな年齢の、たくさんの子供を抱っこしたことがあります。それに子供たちもすぐに大きくなりましたし、その時は夫と一緒によい結末を迎えることができなかったので、家族と一緒に子供を抱くシーンはなく、基本的に一人で子供を抱えて泣く感じでした。だから、夫と一緒に子供と遊んだり笑ったりする温かい雰囲気はなかったです。でも、今回の経験は微笑ましい感じでした。2人とも手探りでぎこちない感じだったので。
Q:お二人でのコラボを考えたことはありますか?
リウ・ユーニン 歌ですよね?本当に考えました。僕は一度、彼女に提案したんです。今回のドラマの挿入歌で、2人でデュエットしてみないかって。
ラレイナ・ソン いや、怖いわ。
リウ・ユーニン 200元あげるよ。
ラレイナ・ソン 200元だけ?冗談よ。あなたの声とマッチしないことが不安なの。声が合うようなら考えます。
リウ・ユーニン コラボできるかどうかは、最終的には曲次第ですね。
ラレイナ・ソン そうね。
リウ・ユーニン 曲が2人で歌うのに合っているかどうかが大事です。
Q:ラレイナさん、小喬(シャオチャオ)の口調でユーニンさんにひと言お願いします。
リウ・ユーニン 何て言う?
ラレイナ・ソン どんな言葉を思い浮かべたと思う?(この間に2人の内緒話があります)
ラレイナ・ソン 何を言えば?
リウ・ユーニン 祝福の言葉はどう?小喬(シャオチャオ)の口調で、“大いに成功し栄えるように” みたいな感じで。
ラレイナ・ソン “ユーニンさんが長寿で健康でありますように。”
Q:以心伝心ゲームをしましょうか。
ラレイナ・ソン 終わったわね。
リウ・ユーニン 以心伝心は無理?
ラレイナ・ソン やってもいいけど、ハズレばかりかも。
リウ・ユーニン それならそれでいい。それが事実だ。双子じゃないんだからそんなに以心伝心できるわけがない。テレパシーでもあると?
ラレイナ・ソン でも普段は、まあまあ息が合ってると思うわ。
Q:甘いシーンとつらいシーン、どっちが好き?
ラレイナ・ソン 分けられないわよね?
リウ・ユーニン そうだね。つらいシーンがあるからこそ、甘いシーンがより貴重になる。甘さが十分だからこそ、つらいシーンも盛り上がる。
ラレイナ・ソン 毎日ずっと、つらい目に遭いたい人なんていないし、でも毎日甘いだけだとちょっと物足りない。
リウ・ユーニン そう、飽きちゃうよね。結局、甘いとつらいは共存するものだと思う。
Q:では一番つらくて一番甘いシーンはどれですか?
リウ・ユーニン 一番つらくて一番甘い? 確かに、息ぴったりじゃないかも。
ラレイナ・ソン よく考えてみて。
リウ・ユーニン あのケンカのシーンのこと?
ラレイナ・ソン 違う。
リウ・ユーニン あの秘密の抜け道を作ったことがバレたシーン?(※29話)
ラレイナ・ソン 違うわ。
リウ・ユーニン じゃあどのシーン?
ラレイナ・ソン 考えてみて。2人で抱き合って泣くシーンがあったでしょ?
リウ・ユーニン ああ、あのシーンね。彼女があることをして、とても悲惨な結果になったシーンなんです。
ラレイナ・ソン 私は何もしてないわ。
リウ・ユーニン そうだった、喬(チャオ)家の中の悪い人たちが何かをして、彼女は自責の念を抱く。僕は彼女を責めるわけにもいかないけど、周囲には納得のいく説明をしないといけない。とにかく、あのシーンは感情が複雑でしたね。(※35話)
Q: お二人はどちら側の顔を撮られるのが好きですか?左か右か。
リウ・ユーニン 本当に偶然なんですが、僕たちは2人とも左から撮られるのが好きで、だからこうやって話す時も左側を意識しているんです。これは本当に褒め言葉じゃなくて、彼女はすごく気前がよくて、いつも私に左側を譲ってくれるんです。例えば今こうやって僕が左側に座っているのも、彼女が譲ってくれたからなんです。
ラレイナ・ソン こう座ってみたら、左の顔も撮ってもらえるわ。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:どちらがよくしゃべりますか?
リウ・ユーニン 僕のほうかな。やっぱり男性なので雰囲気を少し盛り上げたい部分もあるし。
ラレイナ・ソン 男性とか関係ないの。彼はただおしゃべりなだけ。
Q:どちらのほうが笑いのツボが浅いですか?
リウ・ユーニン それは絶対彼女ですね。
ラレイナ・ソン ドラマを見ていただけたら分かると思いますが、私は目の下に笑いすぎて皺ができているんです。それくらい毎日すごく楽しくて、笑いっぱなしです。
リウ・ユーニン 彼女は時々、僕を見ただけでも笑うんです。「もしかして僕は笑い者?僕って君にとって、ただの笑い者なの?」って感じです。彼女の笑いのツボは本当に浅いと思います。
ラレイナ・ソン 普段はそんなことないわよ。
Q:お二人は以前からのお知り合いですよね。相手がこの役を演じると聞いた時、どう思いましたか?
リウ・ユーニン 僕は、彼女は小喬(シャオチャオ)の役に本当にぴったりだと思いました。すばらしく演じてくれると信じています。だって昔から彼女のファンですし、(笑いのツボは少し低い。そんなに面白い?)だから一緒にこのドラマを演じられてすごく嬉しいです。
Q:相手がこの役を演じるから、この作品を引き受けることにしたんですか?
ラレイナ・ソン 最初の段階ではそんなことは全然知らなかったです。監督がこの作品の話をしてくれた時、男性キャストが誰かは教えてくれませんでした。監督は「君には秘密の面白い友達がいる」と言うだけで、「彼の仕事が終わったら連絡させる」って言ってたんですけど、結局彼の仕事が終わらなくて、私はずっと誰か分からなかったんです。
Q:撮影期間は長いですが、お二人が一番ハマったシーンはどれですか?
リウ・ユーニン “ハマった”って言葉は面白いな。君はどのシーンにハマった?
ラレイナ・ソン ハマる?どんな種類のハマる?
リウ・ユーニン やはり愛情を表現するシーンですね。お互いに本当に信頼し合っているという感情を伝えるシーンが、一番やり甲斐があって心に響くと思います。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:お二人で一番研究したシーンも感情を伝えるシーンですか?
ラレイナ・ソン ええ、そうだと思います。
リウ・ユーニン やはり、まず視聴者にこの2人がドラマの中で恋人関係であり、お互いを愛していると信じさせなければなりません。そのためには2人の演技がしっくりくるものでないといけないですし、私たち自身も息を合わせる必要があります。だから現場で特に深く印象に残ったのは、心に響く感情シーンですね。
Q:ラレイナさん、小喬(シャオチャオ)の一番すばらしいところは何だと思いますか?
ラレイナ・ソン とても真摯なところだと思います。最初、魏劭(ウェイ・シャオ)に不信感を抱きつつも、少しずつ受け入れて信頼していていく過程も、すべて隠すことなく堂々と見せてくれるんです。小喬(シャオチャオ)は全体を見通す能力、大局観を持っていると思います。
リウ・ユーニン そう思いますね。彼女の行動の多くは、駆け引きに見えるかもしれませんが、実はもっと高い視点に立って考えているがゆえの行動なんです。彼女の行為はすべて大局を優先していて、例えば民のために何か行動する時も、「この方法であなたに助けてもらって民のために動く」とちゃんと伝えてくれる。本当に真摯なんです。
ラレイナ・ソン あなたをいじめる時も、真摯なのよ。
Q:ユーニンさん、魏劭(ウェイ・シャオ)は仕事優先型ですか、それとも恋愛優先型ですか?
リウ・ユーニン 彼は2つの段階に分かれていると思います。最初の頃、魏劭(ウェイ・シャオ)にとっては仕事が最も大事で、恋愛に関しては非常に鈍感でした。でも、共に過ごすうちに、小喬(シャオチャオ)の真心に心を打たれます。もちろん、それは初めての恋に戸惑うような、少し不器用な恋心でもあり、徐々に恋愛優先型になっていきます。ただし心の中で仕事への思いは捨てておらず、彼女のサポートのもとで大きな成果を収めたあと、最終的には幸せな生活を送る、という流れです。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:魏劭(ウェイ・シャオ)のことを罵りたくなる瞬間はありますか?
リウ・ユーニン もちろんありますよ。例えば最初の頃は、ちょっとモジモジして男らしくなくて、小喬(シャオチャオ)の腕や手に触れたりすると、まるで触れちゃいけないみたいな感じの反応なんです。それが1つ目。2つ目としては、どう言えばいいかな…、序盤は少し女性を大事にする感覚が足りなかったところもあって、何度か小喬(シャオチャオ)に手を上げるシーンがちょっと過剰だったんです。だからちょっと何と言うか…。
ラレイナ・ソン でも全部、筋が通っているのよね。
リウ・ユーニン もちろん。あの段階での彼は、ああいう感じだったからね。
ラレイナ・ソン まだどうやって人を愛すればいいか分かってなかったんですよね。
リウ・ユーニン その時はまだ恋してなかったからね。
Q:たくさんのコメディ要素がある作品ですが、今思い出せる面白いシーンはありますか?
ラレイナ・ソン ありますよ。魏劭(ウェイ・シャオ)は奥さんが怖いので、小喬(シャオチャオ)にちょっと睨まれただけで声が裏返っちゃうんです。
リウ・ユーニン 慌てちゃうんですよね。最初の頃は、僕は彼女に対してすごく冷たくしてたんです。小賢しい小娘に何ができるって。でも、恋に落ちた途端に、彼は別人のようになっちゃう。彼女が何を言っても、「ダメだよ、そんなことありえない、やめておこう」って。あれこれ全部、彼女をなだめる為なんですよね。彼女はきっと…。
ラレイナ・ソン これはユーニンさんの声の才能だと思うわ。あんなに自然に声が裏返る人は見たことないです。
リウ・ユーニン そうだね、天賦(てんぷ)の才だ。
ラレイナ・ソン お~。
Q:撮影の合間の雰囲気はみんなとても楽しそうでしたね。お二人にとっても撮影現場は面白かったですか?
ラレイナ・ソン 毎日、楽しく撮影してるわよね。
リウ・ユーニン 以前、一緒にバラエティ番組(※原題:「开始推理吧 第一季」)の収録もしていたので、その時にボケたりツッコミを入れたりする過程があってお互いを理解できていました。現場でも、ちょっとした会話がぴったり合うことがあって、この状態を保てているのはすごく良いことだと思います。僕たちは現場でとても関係が親しいので、例えば感情的なシーンやよくある場面を演じる時、変な距離感やぎこちなさがありません。第三者の目から見ても、現実世界で2人が親しいことが、そのまま劇中の雰囲気に反映されています。現場では僕たちだけで盛り上がって、他の人の声がほとんど聞こえないくらいです。
ラレイナ・ソン 人がたくさんいる時は、もちろんみんなで笑い合っていました。実際、共演者全員が本当に仲よくなれました。
リウ・ユーニン そうだね。
ラレイナ・ソン 今回の現場の特別なところは、普通のドラマだと撮影に入る前の1~2週間でみんなが環境に慣れていく過程がありますが、今回のドラマではその過程を飛ばせたことです。撮影初日から、もうずっと一緒にやってきたかのように、みんながお互いのペースを理解していました。そのおかげで撮影がスムーズに進みやすかったと思います。
リウ・ユーニン そうだね。
Q:ラレイナさん、十数年ぶりにリウ・シャオチンさん(※徐(シュー)太夫人役の女優)と共演して、前回とはどんな違いを感じましたか?
ラレイナ・ソン リウ・シャオチンさんの全体的な空気感や容姿、気迫やオーラも含めて、子供の頃の記憶にある彼女と全く変わらないように感じました。あの頃から彼女はとても堂々とした女性で、私はまだ幼かったので、王母娘娘(※「宝蓮灯前伝」での役名)の椅子に座っている彼女を見ただけで緊張したくらいです。今回、私たちはリウ・シャオチンさんと一緒に重要なシーンを演じていますが、リウ・シャオチンさんはやはり気迫があり、野心的で、志の高さを感じさせてくれる俳優だなと感じました。

© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
Q:小喬(シャオチャオ)は口が達者なタイプですが、現実世界で小喬(シャオチャオ)に会ったら、誰が一番口が立つと思いますか?
ラレイナ・ソン あなたでしょ。
リウ・ユーニン 確かに僕だと思います。ラレイナは、見た目は口が達者そうに見えるかもしれませんが、時々、えっと、何というか…
ラレイナ・ソン いいのよ、遠慮せずに口下手だと言って。
リウ・ユーニン いいんだね?じゃあ言うけど、彼女は口下手というか、本当にタイミングが合わない感じなんです。僕はよく思うんですけど、彼女って人とケンカしてもその場では勝てないけど、寝る前に「ああ、あの時こう言えばよかった」って考えるタイプじゃないかなって。怒ってる?
ラレイナ・ソン 違うの、いいのよ。本当にそうだから。
(後半は、DVD-BOX3が発売する8/14以降で掲載予定)
セル|DVD-BOX1・2:2026年7月10日/DVD-BOX3:2026年8月14日
レンタル|第1巻~第9巻:2026年7月3日/第10巻~第18巻:2026年8月5日
2023年|中国|原題:折腰
発売・販売元:エスピーオー
© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
公式HP:https://www.spoinc.jp/lineup/list/detail/setsuyou/


記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!
Twitter
Facebook