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インタビュー①|「Promise of the Soul」ワン・ジーチェン(王智騫)“一人二役は演者として大きな挑戦でした”

<ドラマに関して>

——「Promise of the Soul」に出演されることになった経緯と出演を決めた理由を教えてください。

ワン・ジーチェン 実は最初のきっかけは、Kenji(※ファン・チージーさん)とはすでにしばらく一緒に仕事をしていて、以前もバラエティ番組で共演したことがあり、お互いに十分な息の合い方と信頼関係が築けていたことでした。同時に、アジアのほかの市場にも挑戦したいという思いがあり、会社に2人でBLドラマに出演したいと提案しました。こうして会社がこのチャンスを見つけてくれたことに、とても感謝しています。


—— 演じるにあたり、演出家や制作スタッフから何かアドバイスはありましたか?印象的だったことがあれば教えてください。

ワン・ジーチェン とても印象に残っているのは、僕たちは仕事の関係で香港に戻ることが多く、台湾に長く滞在して監督と直接脚本の内容を話し合うことができなかったのですが、監督と脚本家の皆さんが毎週3〜4日をオンライン会議の形で時間を割いていただき、台本の読み合わせや稽古を一緒にしてくださったことです。


——演じられた人物をどのような人物だと解釈し、演じられましたか?演じるうえで意識されたことや、工夫されたことがあれば教えてください。

ワン・ジーチェン 夏茶シア・チャーはおおらかで優しいお年寄りで、澤方ゾーファンはやや過激な考えを持つ若者だと考えています。役作りの面では、文化的な違いもあって、理解するためにかなり力を入れました。特に夏茶という人物については、台湾の年配の方はより情熱的だと知らなかったため、最初はキャラクターの特性からズレてしまうこともありました。幸いにも監督や脚本家の皆さんがアドバイスをしてくださって、台湾らしい場所に行って実地で観察してみることを勧めてくれました。例えば寺院や公園などで、台湾の年配の方々の日常生活を観察するようにと言われました。


「Promise of the Soul」©2024 “VBL Series“ SET All Rights Reserved.

 

——ご自身と演じられた役柄(夏茶/夏澤方)、似ているところ・似ていないところをそれぞれ教えてください。

ワン・ジーチェン 夏茶と似ているところは……正直、僕自身はよく分かりません。ただ、脚本家から聞いたのは、僕とこのキャラクターの間には“似ている部分もあれば、同時に違う部分もある”という共通点があるということです。夏茶はとてもおおらかな人で、僕はどちらかと言えば “運命を受け入れるタイプ” なんです。澤方に関しては、共通しているのは、どちらも “自分が欲しいもののためなら全力で努力する” というところだと思います。ただ、澤方は時に不適切なやり方を取ってしまうことがあります。


——葉海淵イエ・ハイユエンは夏茶にとってどんな存在だと思いますか?

ワン・ジーチェン “安心感を与えてくれて、そばにいてくれる存在” だと思っています。海淵がそばにいたからこそ、夏茶はさまざまなことに挑戦する勇気を持てたのだと思います。


——夏澤方と夏茶はどのように演じ分けられていましたか?葉海淵に対しての想いもそれぞれどのように解釈して演じられたのかも教えてください。

ワン・ジーチェン 実は、2つの役を区別するために特別に何かをしようとはあまり考えていませんでした。僕にとっては、役柄の切り替えが必要だと分かった瞬間、俳優としてその時のキャラクターに完全に入り込むだけです。というのも、たとえ同じ感情であっても、異なる2人の人物に置き換われば、表れ方はまったく違うものになるからです。


——夏茶のように別の人物の体に魂が入ってしまったときにその人物として恋愛することについてどう思いますか?もし現実に起こったらあり得ることだと思いますか?

ワン・ジーチェン この状況では中立的な視点が必要だと思います。というのも、恋愛の世界はもともと白黒はっきりしたものではなく、絶対的な正解や不正解があるわけではないからです。だからこそ、心を開いて向き合うことが一番大切だと思います。

 


「Promise of the Soul」©2024 “VBL Series“ SET All Rights Reserved.

 

——夏茶は孫の夏澤方に体を返して自身は死ぬと考えていましたが、どうしてそのまま生きていくことを選んだのでしょうか?その心境の変化をどのように解釈して演じられましたか?

ワン・ジーチェン 夏茶は、それを “天から与えられた贈り物” だと感じたのだと思います。自分にもう一度やり直すチャンスを与えられ、これまで宿命だと思い込んできた人生を書き換え、まったく違う生き方をする機会だったのではないでしょうか。


——夏茶と葉海淵との撮影シーンが一番多かったかと思いますが、演じるうえで心がけたことやお互いに対して気を使った部分はどのようなところでしょうか?

ワン・ジーチェン 気をつけるべきだと思ったのは、互いの演技の “テンポ(リズム)” です。以前にバラエティ番組で共演したことはありますが、お芝居での共演は今回が初めてなので、相手の演技のテンポをつかんで自分の演技に溶け込ませるには、少し時間が必要でした。


——夏茶と葉海淵との撮影で起こったハプニングや印象に残っている撮影裏話があれば教えてください。

ワン・ジーチェン よく覚えているのは、屋外で撮影した、彼と口論するシーンでした。ちょうどその日は台北でも特に寒い日で、しかも僕は水着のパンツ一枚だけで、全身を濡らした状態で演じなければなりませんでした。あの時は寒さで全身が震えていたのですが、Kenji がずっとそばにいて、抱きしめて体を寄せて温めてくれたんです。その行為が本当に温かくて、すごく心に残っています。


——ワン・ジーチェンさんから見たファン・チージーさんはどんな魅力を持った俳優だと思いますか?

ワン・ジーチェン Kenjiの実行力はとても高いと思います。おそらくアスリート出身だからか、指示を受けるとすぐに動ける力があります。

 


「Promise of the Soul」©2024 “VBL Series“ SET All Rights Reserved.

 

——撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

ワン・ジーチェン 実は撮影は非常にタイトで、二人の役を切り替える際にメイクや衣装にも時間がかかることが多く、時には役の切り替えが間に合わないこともありました。


——「Promise of the Soul」で、ご自身が一番気に入っているシーンまたはセリフがあれば教えてください。

ワン・ジーチェン 「覚えておけ/思う存分生きれば/短い時間でも価値がある」(夏茶のセリフ/EP11の最後


——夏茶と葉海淵との2人のシーンで一番思い出深いシーンは何ですか?理由も合わせて教えてください。

ワン・ジーチェン 最も印象に残っているシーンは、おそらく最終話のベッドシーンです。僕にとってベッドシーンを演じるのも初めてだったので、経験がなく、とても緊張しました。

 

——「Promise of the Soul」には、キュンとするシーンがたくさんありますが、ご自身が思うNo.1胸キュンシーンを教えてください。

ワン・ジーチェン 第8話には、寮の中で僕とKenjiが起きた直後のキスシーンがあり、とてもロマンチックに撮れました。


——この作品はご自身にとってどのような作品になりましたか?撮影など振り返ってみての感想と合わせて教えてください。

ワン・ジーチェン 僕にとっては演技面での大きな挑戦でした。というのも、一人で二役を演じる作品に出演するのは初めてだったので、演者としての大きな挑戦と言えます。

 


「Promise of the Soul」©2024 “VBL Series“ SET All Rights Reserved.

 

——「Promise of the Soul」をこれからご覧になられる日本の視聴者に向けてワン・ジーチェンさんだからこそ知っている“ここに注目しておくともう一歩楽しめる”というポイントを教えてください。

ワン・ジーチェン 僕たちがラブシーンを撮影する時は、ほとんどNGが出ません。というのも、監督は要求に達していなければ、そもそも「カット」をかけないからです。


<ご本人に関して>

——最近、個人的にはまっていること、好きなことは何ですか?

ワン・ジーチェン 最近夢中になっているのは陶芸です。今は少し大きめの花瓶を作り始めていて、僕にとってこの工程が癒しであり、達成感を感じられるものです。


——お休みの時はいつもどんなことをされていますか?

ワン・ジーチェン 演技や武術のレッスンを受けています。


——ご自身の性格を一言で表すと?

ワン・ジーチェン 僕の性格はこの二つの役とは少し違うかもしれません。普段の僕は静かですが、他人の前では社交的な状態に合わせて自分を調整することもあります。


——今後演じてみたいキャラクターなどあれば教えてください。

ワン・ジーチェン より陰のあるキャラクターに挑戦してみたいです。そういう役のほうが立体的で、演じていてより面白みを感じられると思うからです。


——今後の目標を教えてください。また、言える範囲で構いませんので、今後の活動に関して決まっていることがあれば教えてください。

ワン・ジーチェン 今後の目標は、実力のある俳優になり、刑事ものの作品に参加する機会を得て、皆に認められることです。心の中では、いつか自分の力で映画やドラマの賞を受け取れる日が来ることを望んでいます。最近は自分を鍛えるために、武術クラスや身体表現のクラスに通っています。


——最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

ワン・ジーチェン このドラマが、皆さんの生活に楽しさをもたらし、より充実した日々を送るための力になれば嬉しいです。


 

 

「Promise of the Soul」
配信|2026年3月3日より順次配信予定
セル|Blu-ray-BOX:2026年3月13日/DVD-BOX:2026年3月13日
2024年|台湾|原題:靈魂約定
発売・販売元:エスピーオー
©2024 “VBL Series“ SET All Rights Reserved.
https://www.spoinc.jp/lineup/list/detail/pots/

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