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縁起の良い場所を見つける方法!?「龍脈」とは |中国時代劇トリビア#148

ジュー・シューダン×ジャイ・シャオウェン主演、推理作家のヒロインが現代から古代の世界に転生してしまう探案ロマンス時代劇の「転生作家の推理日誌~恋心は時を越えて~」。今回はこのドラマに登場する気になる“アレ”について、探っていきたいと思います!

「龍脈」ってなに?


「転生作家の推理日誌~恋心は時を越えて~」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

推理作家・周娜ジョウ・ナーが転生した曹萱萱ツァオ・シュアンシュアンと、閻城の県令・郭子傑グオ・ズージエが、閻城で次々と起こる不可解な殺人事件に遭遇していくこのドラマ。

魂が現代から転生したヒロインが活躍するお話しだけに、現代ミステリー小説のような仕掛けの事件もありますが、遺体を風水の方位にちなんで隠すなど、時代劇ならではの展開もぞんぶんにちりばめられています。その中で、あることを企む黒幕が、“龍脈”の流れを破壊しようと動き出します。この“龍脈”って、いったいなんなのでしょうか?


◆ 風水における「龍脈」

龍脈は起伏のある山脈などを指し、山脈は多くの点で龍に似ているため、風水では「龍」の比喩を用いて表現されました。「脈」は血管に血が流れるように、ものごとの連続性を意味し、「龍」という言葉は、山脈の方向、起伏、曲がり、変化を表すために用いられます。これは龍は変化に長けており、大きくなったり小さくなったり、曲がったり伸びたり、隠れたり現れたり、飛んだり潜ったりと、様々な姿をとるから、とされます。

そして風水でいうところの「龍脈」は、大地に流れるエネルギーの筋で、古代の人々は、風水において縁起の良い場所を特定するために「龍脈」を利用できると信じていました。また、高地の山だけにかぎらず、平地にも、微妙な地形や水の流れによって龍脈が見られることがあるとされています。


◆ 中国の龍脈の祖

中国の龍脈の祖は崑崙山脈に起源を持つとされています。そして、川は龍の静脈であり、水は龍の血であるとされ、黄河、長江、珠江の三大河川は龍脈に沿って流れ、これらの地は山と水に囲まれた地形となっていると言われているそうです。

このため古来より、山と水に囲まれた場所は縁起の良い場所とされ、龍脈は風を遮り、水を蓄え、富と繁栄をもたらすと考えられていました。龍脈が停滞し、集積する場所、そして、「土が厚く、水が深く、草が生い茂り、森が密集している」山水が交わる場所を指すのが「龍穴」で、優れた地形とパワーの集まるこの場所は、名声、地位、家系の繁栄をもたらし、社会的に栄える地であるとされていたことから、風水師たちは、墓や家を建てるのに適していると信じていました。

劇中ではこの絶大な「龍脈」のパワーを断ち切ってしまおうと画策するようなのですが、果たして……? 続きは本編でじっくり、お楽しみください!


「転生作家の推理日誌~恋心は時を越えて~」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited


【参考URL】
龙脉
龙穴

「龍脈」が登場するドラマ「転生作家の推理日誌~恋心は時を越えて~」
配信|2026年3月2日より、順次デジタル配信予定
セル|DVD-BOX1:発売中 DVD-BOX2:3月6日発売(各13,200円・税込)
レンタル|第1巻~第10巻リリース中 第11巻~第20巻:2026年3月4日リリース

発売・販売元:エスピーオー
2022年/中国/原題:了不起的曹萱萱
https://www.spoinc.jp/official/tenseisakka/

Text:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

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