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インタビュー|「箱入りカレシ」ワン・ズーハオ(王梓豪)「南華を演じることは、まさに挑戦の連続」

恋愛も結婚もいらないヒロインと記憶喪失のスパダリ古代人の超絶甘い秘密の同居生活を描いたファンタジー・ラブストーリー「箱入りカレシ~My hidden Love~」が、デジタル配信中&本日DVD-BOX2発売!

この度、本作で記憶喪失のスパダリ古代人・南華ナン・ホワを演じたワン・ズーハオ(王梓豪)さんのインタビューを公開!


  ワン・ズーハオの横顔 

—— 「箱入りカレシ~My hidden Love~」への出演が決まった過程を教えてください

ワン・ズーハオ 本作のプロデューサー二人が私を見つけてくださったことに、とても感謝しています。何度かお会いして、キャラクターや人物像について話し合い、最終的に決まりました。本当にプロデューサーの方々に感謝しています。

—— 南華という役をどのように理解し、演技に落とし込みましたか?

ワン・ズーハオ 南華はとても温かい心を持ちながらも、孤独な人物だと思います。彼は優しくて心が強い存在ですが、その人生は波乱万丈です。この役を演じる上での難しさの一つは、南華が千年以上生きている人物であることです。古人の雰囲気や話し方を保つためには学びと準備が欠かせません。実際の私はまだ若いから、長い年月を経た千年の老人を演じるのは大きな挑戦でした。しかし同時に、南華はとても穏やかで純粋な心を持った人でもあります。一人で過ごす時間が長すぎたためか、少し不器用で天然な一面もあります。そのため、彼の感情は大きく揺れ動くことはあまりなく、演じる際には彼の内面にある複雑な感情をしっかりと感じ取り、共感しながら表現することを大事にしました。

—— 南華という役を演じる上で難しかったところ、挑戦だと感じたところはありますか? たとえばヒロインとの身長さだったり。

ワン・ズーハオ 私の身長は確かに面白いポイントですね(笑)。むしろ、監督や小七※1(=ライ・メイユン)とっては、もっと挑戦的だったかもしれません。でも、監督がとても上手に撮ってくださったので、映像はどれも素晴らしく仕上がっています。そのおかげで、撮影現場でもたくさんの楽しい出来事がありました。さらに、南華を演じることで、ワイヤーアクションや時代劇、民国劇なども経験することができました。まさに挑戦の連続でしたが、それと同時にとても楽しく、やりがいのある撮影でした。

※1:小七はライ・メイユンのニックネーム。

「箱入りカレシ」の場面写真
© Qingdao Qinshiyunlo Culture Media Co., Ltd

—— あなた本人の性格と南華が似ている点、異なる点はどんなところですか?

ワン・ズーハオ 私自身もわりとI型※2 の性格(内向型)で、インドア派なんです。休みの日は家で映画を観たり音楽を聴いたりするのが好きですね。でも、南華は「仕方なく」引きこもるタイプで、私は「自ら」引きこもるタイプです(笑)。それから、南華はとても執着心の強い人で、一つの約束のために千年もの間、誰かを待ち続けることができる人物です。私は彼ほどすごくはありませんが、それでも一度決めた目標は簡単には諦めないタイプなので、そういう点では共感できますね。

※2:MBTIの性格診断テストの「Introvert(内向型)」 のこと。

—— 脚本家や監督からもらったアドバイスで、印象に残っているものは?

ワン・ズーハオ 今回ワン・ジャーフェイ監督と初めて一緒に仕事しましたが、とても楽しい経験でした。キャラクターや現場での動きについて、細かい部分までたくさん調整がありました。特に印象に残っているのは、ある時監督が「動作が先、セリフよりもまず身体の動きが先行する」とおっしゃったことです。この考え方は私にとって非常に勉強になり、その後もずっと考え続けています。

—— 本作では古代と現代の両方のシーンが登場しますが、時代劇と現代劇の撮影で大きく異なる点は何でしょうか? 本作の撮影を通じて感じたことをお聞かせください。

ワン・ズーハオ 時代劇と現代劇の最大の違いは、やはり人物の振る舞いや話し方が全く異なる点だと思います。しかし、南華は千年以上生きているため、彼は完全な古人でも現代人でもありません。古人の気配や一部の思想を保ちながら、各時代、特に現代の影響も受けているので、その状態はかなり複雑です。本作に出演することはもちろんとても嬉しかったですし、一方で少し緊張もしました。南華という素晴らしいキャラクターを演じきれるように頑張り、彼にふさわしい演技ができるようにと心から願っていました。

—— 南華の金夏ジン・シアに対する気持ちは、どのタイミングで変化したと思いますか?

ワン・ズーハオ 金夏が南華を受け入れて一緒に「同居」し始めた頃から、南華の心境は変わり始めました。しかし、彼は長い間 人と接触していなかったため、また、南華の性格は他人との接するのに時間がかかるタイプなので、最初は自分が金夏を好きだとは気づいていませんでした。さまざまな出来事が起こる中で、彼は自分が金夏を好きなのは、金夏が「自分が待っていた人」だからではなく、単純に金夏という人そのものが好きだからだと気づきます。そして、彼は自分の気持ちを確信し、この心境の変化を遂げました。

—— 南華を演じることで、ご自身にどのような成長がありましたか?

ワン・ズーハオ まず、演技においては監督や経験豊富な俳優たちから多くを学び、以前より良くなってきたと感じています。次に、南華という人物にはとても感動しました。彼はほとんどずっと一つの場所に閉じ込められて自由がないものの、心や視野は決して閉じ込められていません。彼は数千年をかけて、どんなに美しく、恐ろしく、暗い出来事も目の当たりにしてきましたが、彼の心は依然として熱く、前向きで、明るく、素晴らしいものを大切にしている。そんなところはとても学ぶべき点であり、私自身も成長させてくれる部分でした。

長袍姿のワン・ズーハオ
© Qingdao Qinshiyunlo Culture Media Co., Ltd

—— 撮影中、特に難しかったシーンや挑戦になったシーンはありますか?

ワン・ズーハオ 「窓際のキス」シーン(笑)。

—— 金夏を演じるライ・メイユンさんとの共演はいかがでしたか?

ワン・ズーハオ (彼女と一緒にいるのは)とてもリラックスしていて楽しい時間でした。小七(ライ・メイユン)はとても可愛くてユーモアのある人で、現場の雰囲気を盛り上げるのが上手です。彼女は本当にお笑いの才能があると思います(笑)。同時に、彼女は大人しい、努力家の俳優、アーティスト、アイドルであり、私は彼女から本当に多くのことを学びました。

—— ライ・メイユンさんとの共演シーンで、現場での裏話や印象に残っているエピソードを教えてもらえますか?

ワン・ズーハオ 
あるシーンで彼女が酔っ払った状態で、突然近づくフェイントをかけてきたので、びっくりしました。その後、プロモーション期間中にそのシーンのメイキングを見たとき、カメラマンがその瞬間をしっかりとキャッチしていました。

—— 本作で南華はさまざまな超能力を持っていますが、ご自身が一つ選べるとしたら、どの能力が欲しいですか?その理由も教えてください。

ワン・ズーハオ 「日行千里」(一日に千里を走る)という超能力を持ちたいですね。理由は、本当に実用的だからです、特に渋滞の時には非常に便利だと思います。

—— 「箱入りカレシ~My hidden Love~」にはドキドキするシーンがたくさんあります。日本の視聴者に、あなたが推すBEST1の胸キュンシーンを教えてください。

ワン・ズーハオ それはもちろん、窓際のキスのシーンですね。

—— 最後に、日本の視聴者へ向けてメッセージをお願いします。本作の魅力についてもご紹介ください。

ワン・ズーハオ 日本の皆さん、こんにちは!こちらはファンタジー要素があり、癒しの恋愛ドラマです。素敵な恋愛のストーリーやコメディーのシーンもありますので、ぜひご覧ください。素晴らしいひとときをお届けできると思います!

ワン・ズーハオ2


Cinemart独占! ワン・ズーハオさんに1問1答

「箱入りカレシ」のワン・ズーハオ
© Qingdao Qinshiyunlo Culture Media Co., Ltd

Q1. 俳優になったきっかけは何ですか?
これはまさに縁ですね(笑)。大学の試験が終わった後、何人かのマネージャーが来て話をしてくれましたが、なんとなく自然に始まった感じです。

Q2.日常生活の中で、幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?
たくさんの幸せな瞬間がありますが、最近の一年で言うと、やっぱり私の犬ですね。毎回彼女を見るたびに、とても幸せな気持ちになります。

Q3.最近ハマっていること(ドラマ鑑賞、フィットネスなど)があれば教えてください。
最近「国色芳華~牡丹の花咲く都で~」を見ています。(笑)





箱入りカレシ~My hidden Love~
配信|2025年10月10日より配信予定
セル|11月14日 DVD-BOX1発売、12月10日 DVD-BOX2発売(全2BOX/各14,300円 税込)
レンタル|11月7日より順次DVDレンタル開始(全12巻)

発売・販売元:エスピーオー
© Qingdao Qinshiyunlo Culture Media Co., Ltd
https://www.spoinc.jp/official/hakoiri/

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