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最新台湾ドラマ|Netflixオリジナル台湾ドラマ「レザレクション:復讐の棘」、衝撃のティザー映像公開

ニュース提供:齊石傳播


Netflixオリジナルの秋ドラマ「レザレクション:復讐の棘(原題:回魂計)」のティザー映像とメインビジュアルが2日、公開された。ティザー映像では、謎めいた復活の儀式、3人の娘に降りかかる不幸の裏に隠された秘密が明かされる。

5年前、架空の都市「班佧」で起きた詐欺誘拐事件を発端とする、母親たちの壮絶な復讐劇。母と娘の間に生じる感情の亀裂のほか、極度のトラウマにさらされた人々のモラルの限界を掘り下げる。一連の復讐劇は、事件に巻き込まれた母親たちに人間のどのような深淵を見せるのか?

主人公3人の母親を演じるのはスー・チー(舒淇)、リー・シンジエ(李心潔)、アリッサ・チア(賈靜雯)。さらにフー・モンボー(傅孟柏)、チョン・シンリン(鍾欣凌)、ケイトリン・ファン(方郁婷)、リン・ティンイー(林廷憶)、チェン・シンウェイ(陳昕葳)のほか、ナタワット・フィンラー、スコラワット・カナロスら外国人キャストも結集し、海外ロケが決行された。

数多の犯罪を犯している詐欺の首謀者・張士凱(フー・モンボー)は、少女たちを次々に性的暴行、拷問の上に殺害し死刑となる。しかし、張士凱の死さえ被害者家族の苦しみを終わらせることはできない。娘の現実を受け入れられない汪慧君(スー・チー)と趙靜(リー・シンジエ)は、絶望と憎しみにかられ、謎の儀式によって張士凱を蘇らせようと決意する。張士凱が蘇る期間はわずか7日のみ。母親は張士凱に冷たく問う。「あんたが死ねば、それで済むと思うの?」——残虐な私刑の幕が今、開ける。

ストーリーの核は、若い女性3人の運命だ。趙静の娘、欣怡(ケイトリン・ファン)は廃墟「PARADISE」に捉えられ、顔から血を流しながら慈悲を乞う。汪慧君の娘、真真(チェン・シンウェイ)は手がかりを握っている可能性があるが、重篤な負傷でいまだ意識が戻らない。黃宜臻(アリッサ・チア)の娘、安琪(リン・ティンイー)は唯一無傷で生き残ったが、大きな秘密を抱えている。少女3人の純粋な友情は、張士凱の残虐な行為によって、次第に耐え難い悲劇へと変貌していく。リン・ティンイーとチェン・シンウェイは監禁シーンの撮影を振り返り、「リアルすぎて、息が止まりそうでした」と語った。

復讐のプロセスは、単なる暴力的な対決ではなく、モラルと人間性が問われる試練の連続でもある。常識ある人間だった二人の母ですら、復讐に突き動かされれば「どこを殴れば、殺さずに痛めつけられるか」と考えるほど冷酷に変える。「娘の命はいくらだと思う? 私たちの苦しみはいくら? あんたの命、価値はいくら?」と張士凱に問うシーンが印象的だ。金と罪の比較は、不条理で皮肉な審判となり、張士凱の落ちぶれた今と思い上がった昔の様とも強烈なコントラストになっている。

一方、最初は正義感あふれる態度で被害者家族をサポートしていた弁護士の黃宜臻。しかし、張士凱が「死から復活した」と知り動揺した黃宜臻は、複雑な態度を見せ始めることで逆に何かを隠している可能性を示唆する。そのほか、張士凱の母の悅心(チョン・シンリン)は「息子は自分の罪の責任を負わなければならない」と冷たく言い放ち、家族のために犠牲になる覚悟を迫る。祖母の死をきっかけに、張士凱を犯人と特定した青年イーソン(ナタワット・フィンラー)は、趙静たちの復讐に加わることを決意。詐欺事件の内部情報を知る隣人ポン(スコラワット・カナロス)も、趙静に「手伝わせてくれ」と申し出るなど、状況はより複雑になっていく。

レスト・チェン (陳正道) とシュー・ジャオレン(許肇任)が共同監督を務める「レザレクション:復讐の棘」は、10月9日からNetflixで全世界独占配信。

   
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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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