引用元：wechat 德塔文科技　公式アカウント：「德塔文影视观察」
記事タイトル：「《朝雪录》景气指数再创高，宋祖儿《表妹万福》路透不断引关注 | 剧日报」

中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察（datawinfilmtv）データより、ドラマデイリー景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップしてご紹介！（以下、ドラマタイトルは全て原題の表記です）

注目作品：リー・ランディー（李蘭迪）×アオ・ルイポン（敖瑞鵬）「朝雪録」

今回、取り上げられた注目作品はリー・ランディー（李蘭迪）、アオ・ルイポン（敖瑞鵬）、ユー・チョンエン（余承恩）、シェン・ユージェ（沈羽潔）らが出演する探案時代劇「朝雪録」。

7月13日からiQIYIでの配信が始まり、間もなく物語の中盤を迎える本作品は、最高景気指数2.108をマークし、影視観察ドラマデイリーランキングで何度もトップを飾っている。“準トップレベル＋軽めのプロモーション”のライトクラスのドラマで、「女性法医＋探案時代劇」という ユニークな切り口で市場に参入したこの本作は、「犯罪捜査＋時代劇」といった人気ジャンルで強豪ドラマがしのぎを削る中で、かつて「宮廷恋仕官～ただいま殿下と捜査中～」がダークホース的ヒットとなったように、小作品で大勝負を繰り広げる展開が期待されている。

このドラマは、ハイテンポな展開と力強いプロットのおかげで、中盤でも人気上昇を続けている。物語はヒロインの復讐劇、そして主要人物同士の関係性から始まり、「首なし女性遺体事件」というトピックで一気に話題を盛り上げていく。その中で繰り広げられる男女主人公の「双強」CP感と、高いIQも好評を博しており、初期に獲得した視聴者層を効果的に維持し、その後の口コミで人気が広がる土台を築いた。また、サスペンスフルな探偵路線と恋愛成長路線が並行してバランスよく展開され、視聴者の主演CPへの期待に応えるだけでなく、「探偵のふりをした恋愛」というステレオタイプをうまく回避しているとも。それと同時に、解剖描写の緻密さと中国の民俗美学の創造においても、作品のクオリティを高めていると評価されている。このため、今後の劇中で展開される事件の論理がさらに深めることができれば、ダークホースとしての勢いを最後まで維持することが期待されると分析されている。

注目の放送待機作品：ソン・ズーアル（宋祖児）×チェン・シンハイ（陳鑫海）「表妹万福」

今回取り上げられた放送待機作品は、ソン・ズーアル（宋祖児）主演の時代劇「表妹万福」。ソン・ズーアルとリウ・ユーニン（劉宇寧）主演のドラマ「折腰」の原作者でもある蓬莱客の同名小説を原作とするこのドラマは、転生、権力闘争、女性の成長といった要素を巧みに織り交ぜ描かれていくという。

ソン・ズーアルは、近年、先に挙げた「折腰」や「無憂渡」などの公開が続き、着実に人気を固めている。脱税スキャンダル復帰後の初のドラマ出演となる「表妹万福」は、彼女にとって市場における地位を確固たるものにするための重要な鍵となるとも。また、新人ながらこのドラマでソン・ズーアルと共に主演を務めるチェン・シンハイ（陳鑫海）にとっても、実力が試される重要な作品になると評されている。

翻訳・編集：島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）『見るべき中国時代劇ドラマ』（ぴあ株式会社）『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』（コスミック出版）などにも執筆しています。