ニュース提供元：三立テレビ（三立／SET）

BLドラマ「You Are Mine」の最終話上映会が11月5日、台北市で行われ、主演のマオ・チーション（毛祁生）、シャオ・ホン（蕭鴻）をはじめ、スン・チンユエ（孫沁岳）、リン・チアオユエン（林巧媛） 、 ATOM BOYZ（原子少年）のボボ・ルオ（羅奕傑）らメインキャストが出席した。この日のチケットは発売からわずか5分で完売。キャストは、会場を埋め尽くすファン200人とともに、劇場の大きなスクリーンで最終話を鑑賞した。

三立電視とエスピーオーの共同制作によるVBLドラマシリーズは台湾をはじめ海外でも好成績を収めており、9月15日から配信された「You Are Mine」は、タイや韓国のドラマを抑え、楽天TVのデイリー総合ランキング1位を獲得している。

マオ・チーション演じる俺様社長の夏商舟と、シャオ・ホン演じる新米秘書の堯舜宇。身分格差のある二人の恋模様は、ファンの間でネコとネズミの追いかけっこに例えられているという。この日は、最終回の上映のほか、ファンへの感謝を込めて劇中の名シーンを再現。二人の役を入れ替えた「攻守逆転劇」や、ネクタイで縛られた腕を首に巻き付けてのキスなど、劇中にはなかった演出に大きな歓声が上がった。

一番印象に残るキスシーンとして「酔った勢いで、堯舜宇が初めて夏商舟に自分の感情をぶつけたベッドシーン」を挙げたのはマオ・チーション。「シャオ・ホンと初めて会ったのが、このシーンのカメラテストでした。すぐに息が合い、その場面の空気感を味わえたので一番気に入っているシーンです。すべてがぴったりだと感じました」と語った。また、このシーンの中からファンに選ばれたベストフレーズは、マオ・チーションがハスキーボイスで「名前で呼べ」とシャオ・ホンに言うセリフ。ファンはその鋭い観察眼で、マオ・チーションの手がシャオ・ホンの服の中に伸びていることにも言及した。

一方、本作がほぼ初演にもかかわらず、恋愛中のさまざまな心の変化を演じ分け、視聴者を驚かせたシャオ・ホン。一番残酷なシーンとして、堯舜宇が自信の欠如から心ない言葉でマオ・チーションを傷つけたくだりを挙げ、「改めて見ても、つられて切ない気持ちになりますが、彼らがお互いに出会えてよかったです。最終話の甘いシーンを、大きなスクリーンで見るのは本当に恥ずかしいですね」と照れた表情を見せた。 本作の共演で最高の相性を見せてくれた二人。「マオ・チーションは、いつも物事の良い面を見ることができ、周囲の人々にポジティブなエネルギーを与えてくれます。内心傷ついていても、何事にも笑顔で向き合える人です」、「物語は終わりを迎えたけれどシャオ・ホンへの思いは消えません。シャオ・ホンが左側にいない自分は、まるで愛を失った少年のように感じます。あなたはきっとみんなの心の光となり、その笑顔で世界を蕩けさせることでしょう」と、互いに宛てた手紙を読み合い目尻を赤く染めた。

撮影以外でも親しくなったマオ・チーション、シャオ・ホン、スン・チンユエの3人は、よく深夜にジムに行き、一緒にトレーニングしているという。SNSに鍛え上げた3人の写真がアップされた際には、ファンの間でアイドルユニットを結成できると話題を呼んだことも。二人の恋を後押しするキーパーソンを演じたスン・チンユエは、「撮影以外でもよく二人に会いますが、彼らの性格は劇中のキャラにわりと近いです。シャオ・ホンは可愛くて、社会経験が浅い少年みたいなところがありますし、リーダー気質のマオマオと互いに補い合っていると思います。プライベートでの二人のやりとりを見ていると、思わずニヤニヤしてしまいますね」と明かした。

メンバー数千人規模のSNSグループでは、スン・チンユエが演じる営業部長とボボ・ルオが演じる運転手の恋を描いたスピンオフを切望する声も多い。スン・チンユエは「ボボは可愛い男の子なので、カップルだったらと考えると少し照れますね。演じる上での制限は何もありません。ただボボは年下なので、彼を守ったり面倒を見たりできるような恋愛であればいいなと思います。自分の性格的にも世話好きタイプなので、ボボも守れると思います」と意欲を見せた。一方、ボボ・ルオは「社長（マオ・チーション）に異動願いを出してもいいですか？ そうすれば営業部長（スン・チンユエ）の運転手として関係を深めることができるので」と、照れながらも前向きな姿勢を見せた。

「You Are Mine」

Blu-ray BOX、DVD-BOX　2024年1月31日（水）発売
BD：13,200円/DVD：11,000円（どちらも税込）

映像特典：メイキング他
封入特典：ブックレット、サイン入りチェキ風カード

発売・販売元：エスピーオー
HP：https://www.cinemart.co.jp/dc/t/vbl2.html
X：https://twitter.com/vbl_rio_love
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翻訳・編集：二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年５月、張克柔（字幕翻訳家・通訳者）との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前　台湾華語リーディング』（三修社）を上梓。