引用元：wechat 德塔文科技　公式アカウント：「德塔文影视观察」
記事タイトル：「剧周报42|《田耕纪》亮眼，《仿生人间》强势入榜，爱奇艺以量领跑」

中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察（datawinfilmtv）データより、2023年第42週（10.16-10.22）のドラマ景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップ！（以下ドラマ表記名は全て原題）

ツォン・シュンシー×ティエン・シーウェイ共演作「田耕紀」が人気に！

市場上位は、マーク・チャオ（趙又廷）、マオ・シャオトン（毛暁彤）主演の医療ドラマ「問心」が終了間近で繁栄指数が一気に上昇。

ツォン・シュンシー（曾舜晞）＆ティエン・シーウェイ（田曦薇）主演のコメディ時代劇「田耕紀」が配信開始2週目でランキング2位を獲得し、繁栄指数も上昇した。ヒロインがRPGゲームを通じて古代南宋時代の田舎に入り込んでしまうこの物語で、ツォン・シュンシーと、彼が扮する沈諾のキャラクターが共に注目を集めており、本週時代劇ジャンル市場のベストキャラクターランキングで1位を獲得する人気となっている。

また、ジョウ・イエ（周也）、ワン・シンユエ（王星越）、X玖少年團（エックス・ナイン）のリーダー、彭楚粤（ポン・ジュウユエ）らが出演する時代劇「為有暗香来」の人気が再び高まり、ランキングトップ3に食い込む結果となっている。

新作では、ソン・ウェイロンのSFドラマ「倣生人間」が注目を集める

今週公開された新作は3本で、先週より7本減。その中でもソン・ウェイロン（宋威龍）＆ウェン・チー（文淇）主演のSFドラマ「倣生人間」は、ユニークなストーリー設定と、脇を固めるリウ・リン（劉琳）らの卓越した演技力で総合ランキングトップ10にランクインしているが、話数が少なく（全12話）、すでにiQiyi会員向けに最終回が配信済みとなっている。

来週は現段階で、時代劇ではファン・イールン（方逸倫）＆ホアン・リーイン（黄日瑩）「一念花開」と、清末の官僚・丁宝楨を描いた「丁宝楨」、現代ドラマはチョン・チューシー（鐘楚曦）＆チャン・ユンロン（張雲龍）主演の「最遙遠的距離」の3作品が公開される予定。このうちCCTVで放送予定の「丁宝楨」は、実在の人物をモデルにした歴史ドラマで、従来のCCTV視聴者の嗜好を満足させる作品となることが分析されている。

ジャンル別の状況は？

ジャンル別の分析としては、今週の時代劇の作品数は先週と同じだが、「田耕紀」と「為有暗香来」の繁栄指数が引き続き上昇しており、トップに向けて力強く前進。バイ・ユーファン（白宇帆）、ニン・リ（寧理）、シアン・ハンジー（向涵之）、 リウ・イートン（刘怡潼）出演の時代劇「繁城之下」がそれに続き、ジャンルの繁栄を牽引し、指数も上昇した。

現代ドラマの数は減り続けており、多くのドラマが終了すると当然繁栄指数も低下傾向に。現在の人気ドラマ「問心」も終了間近で、都市テーマは主力作品不在の状況に直面する可能性がある。

年代劇はスタートを切ったチャン・ハン（張翰）、グオ・シャオティン（郭曉婷）らが出演する「珠江人家」が初週好調で、トップに立つと予想されている。

カテゴリー別ヒットドラマ

―時代劇―
第1位　「田耕紀」
第2位　「為有暗香来」
第３位　「繁城之下」

―現代ドラマ―
第1位「問心」
第2位「我的助理不簡単」
第３位「南風知我意」

―年代劇―
第１位「珠江人家」
第2位「梅花紅桃」
第3位「高山青」

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翻訳・編集：島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）『見るべき中国時代劇ドラマ』（ぴあ株式会社）『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』（コスミック出版）などにも執筆しています。