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最新映画in台湾|実話を基にしたパニック映画『疫起/エピデミック』、監督がワン・ポーチエの演技を絶賛

ニュース提供元:CATCHPLAY


4月14日より台湾で上映予定の『疫起/エピデミック』は、突然封鎖された病院に閉じ込められた人々が、ウイルス感染に怯える中で自らに向き合う姿を描いた物語。監督のリン・ジュンヤン(林君陽)が、上映に先立ちマスコミ取材に答えた。

 演出をするリン・ジュンヤン監督1 

リン・ジュンヤンはまず、「この映画は台湾で実際に起きた出来事に着想を得ていますが、過去を再構築するのではなく、さまざまな視点から人間の闇と光を掘り下げました」と内容について説明。また、病院の一介の医師をモデルとする主人公を演じたワン・ポーチエ(王柏傑)について、「ポーチエの演技は、これまで彼が演じた役を超えたと思います。人間のエゴや公益性を非常に細やかに表現し、自己を超越した素晴らしい演技を見せてくれました」と、葛藤や矛盾に満ちた役を見事に演じたことを高く評価した。

演出をするリン・ジュンヤン監督2

近年のコロナ禍の影響で、ウイルスを題材にした脚本は数多くあるが、その中でリン・ジュンヤンを最も魅了したのが、リウ・ツンハン(劉存菡)によるこの作品だったという。二人はフィールドワークを重ねては脚本に手を入れていき、撮影に入るまで3年の月日を費やした。最終的に、心の内面に焦点を当てリアルな人間像を描いた作品が完成した。「脚本家のリウ・ツンハンは、元々ER(救急外来)の看護師です。彼女の視点から、判断の正誤や立場の対立を描くのではなく、災害に直面したとき、私たちがそれぞれの当事者に共感できるかどうかを考えました」と明かした。

<あらすじ>
胸部外科主任の夏正(ワン・ポーチエ)は、慌ただしく仕事を終えた後の帰宅途中、交通事故の急患のために病院に呼び戻される。看護師の安泰河(ツェン・ジンホア/曽敬驊)と研修医の李心妍(クロエ・シアン/項婕如)は、いずれも己の仕事に情熱を注いでおり、何日も宿直していた。一方、大病院で未知のウイルスが発生したという情報を得た記者の金有中(シュエ・シーリン/薛仕凌)は、感染源を突き止めてスクープを取ろうと、入院するための手段を講じる。予告なしの病院封鎖に巻き込まれ、やがて心も壊れていく人々。誰もが感染のリスクにさらされる中、医療スタッフは自分を守るべきか、それとも他人を救うべきなのか? そして、インフラや秩序が崩壊していく病院に残された人々は、果たして生き残ることができるのか?

王柏傑

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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