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インタビュー|「春情の乱」ユ・ヨンジェ “俳優として新しい一面に挑戦できた作品”

韓国発大ヒットBLウェブコミックが待望の実写ドラマ化! 訳あって女装したうえに男と結婚!? 運命に翻弄された男3人の時代劇ラブロマンス「春情の乱」。この度、善良で真面目な貧しい両班の一人息子グムソンを演じたユ・ヨンジェさんのインタビューが到着しました。


ユ・ヨンジェさんのアーティスト写真
ユ・ヨンジェさん

― 「春情の乱」に出演されることになった経緯と出演を決めた理由を教えてください。

ユ・ヨンジェさん(以下、ユ・ヨンジェ) 最初は台本でこの作品を知りましたが、台本を読んですぐ面白いなと思いました。当時は4話までしか台本がありませんでしたが、それでも本当に好きになりました。チン・グムソンというキャラクターを1つ1つ作っていくのは本当に面白いだろうなと思ったし、私が今までやったことのないキャラクターだったので挑戦してみたいと思い、出演を決心しました。

― チン・グムソンを演じるにあたり、演出家や制作スタッフから何かアドバイスはありましたか?

ユ・ヨンジェ 撮影に入る前、台本読みの時には監督がその瞬間瞬間のアドバイスをその時と状況に合わせて色々してくれましたが、現場では私を信じてくださったと思います。

― ユ・ヨンジェさんは、演じられたチン・グムソンをどのような人物だと解釈し、演じられましたか?

ユ・ヨンジェ 以前の作品ではドラマに活気を足していく人物を演じることが多かったのですが、本作で演じたグムソンは作品の中心となる重みのある人物だと思いました。なので台詞を言う時も「どうしたら雰囲気を変えて台詞が言えるかな」と多く悩んだ作品でしたし、それと同時にドラマの方向性も一緒に悩みながら挑戦してみた作品です。

笑顔のユ・ヨンジェ
©media atlantis co..Ltd

― グムソンはヘソンのどんなところに惹かれていったのだと思いますか?

ユ・ヨンジェ 明るいヘソンの姿が愛おしく感じたと思いますし、率直な姿を好きになったと思います。

― 事前にアクションシーンの準備はされましたか? また大変だったことはありましたか?

ユ・ヨンジェ 撮影に入る前からずっとアクションのレッスンを受けました。ジャンルが時代劇なので、基本的なアクションから剣術まで多様なアクションを一所懸命準備しました。撮影しながら大変だったのは寒さですね。撮影した時期が冬だったので、アクションの息を合わせながら怪我をしないよう多く努力しました。

― ユ・ヨンジェさんと演じられたグムソン、似ているところ・似ていないところを教えてください。

ユ・ヨンジェ 似ているところは大人しくて責任感が強いところ、似ていないところは愛する人とそんな長い間一緒に過ごすのなら私は寂しくしないなと思いました。

剣術を教えるユ・ヨンジェ
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― ユ・ヨンジェさんから見て、キム・ソンさんはどんな魅力を持った俳優だと思いますか?

ユ・ヨンジェ どんな瞬間にも負けずに立ち向かう俳優だと思いますし、そんなところが魅力だと思います。

― 撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

ユ・ヨンジェ 時間的にも場所的にも現場があまりにも大変な部分もありましたが、監督が俳優たちをたくさん気遣ってくださったので、俳優同士さらに力を出すことができたと思います。撮影時期が真冬だったので雪が多く降って再撮影したこともありましたし、台詞を言う時に口から白い息が出るので、しかたなく冷水を飲んだり氷を口に含んでから撮影をしたこともあります。

撮影する時は本当に大変だったのですが、全てが終わって振り返るとそれはまたそれで面白い現場だったなと記憶に残っています。

ヒーターで温まるユ・ヨンジェ
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― 「春情の乱」で、ユ・ヨンジェさんが一番気に入っているシーンまたはセリフがあれば教えてください。

ユ・ヨンジェ 「本気で謝罪する者がもらえる贈物が許しと言われている。なので仕方あるまい」です。

― ヘソンとの2人のシーンで一番思い出深いシーンは何ですか?理由も合わせて教えてください。

ユ・ヨンジェ サルビョルがグムソンに嘘を告白するシーンです。許しを求めるサルビョルに対し、グムソンは怒らず、むしろサルビョルに自分の真の心を伝えます。そのシーンを通して、サルビョルが騙したという事実よりも、グムソンがサルビョルに対する気持ちがもっと大きいということに気付くシーンだと思います。

― ドラマは韓国と同時に日本でも配信されました。ドラマを視聴された方々からの反応、感想はご覧になったりお聞きになったりしましたでしょうか?

ユ・ヨンジェ 現在、新しいドラマの撮影を頑張っているところなのでモニタリングがちゃんとできてはいません。多くの方に愛されたら幸せだなと思います。

抱きつくユ・ヨンジェ
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― ご自身にとって「春情の乱」はどんな作品になりそうですか?

ユ・ヨンジェ 今まで私が演じたキャラクターとは違うキャラクターだったので、俳優として新しい一面に挑戦できた作品でした。この役を演じるためにどう表現すべきか、発声からトーンまでたくさん悩んだ作品でした。その分、胸騒ぎもあったのでより情が湧いたのですが、一方で新しく挑戦するキャラクターに対する評価が怖かった作品でもありました。

― 「春情の乱」をこれからご覧になられる日本の視聴者に向けてみどころを教えてください。

ユ・ヨンジェ まず台本がすごく面白いんです。「春情の乱」をご覧いただくと、愛、友情、義理など幅広い愛を一度に楽しめます。そして一緒に出演している俳優たちが、各々のキャラクターを見事に演じているので、彼らの演技を見るのも1つの楽しみになるのではと思います。

何より一番大きなキーポイントは、登場人物たちの関係性だと思います。3人の関係がドラマの展開によって留まることなく変化していき、密度ある関係性を見せています。そんな部分をポイントとして見ていただけると、「春情の乱」をより楽しんでご覧になれると思います。

ユ・ヨンジェさんのアーティスト写真2
ユ・ヨンジェさん

― ユ・ヨンジェさんご自身についてもいくつかお伺いさせてください。最近、個人的にはまっていること、好きなことは何ですか?

ユ・ヨンジェ 最近ゴルフに興味がでてきて、ゴルフによく行っています。

― お休みの時はいつもどんなことをされていますか? 

ユ・ヨンジェ 休日は大体運動をして、知り合いと一緒にゴルフに行ったりします。

― 今後の目標を教えてください。また、言える範囲で構いませんので、今後の活動に関して決まっていることがあれば教えてください。

ユ・ヨンジェ 「MIMICUS(ミミクス)」というドラマに出演しています。「春情の乱」が終わって残念さを感じるファンの皆さんには朗報ではないかと思います。チン・グムソンとはまた違う魅力があるハン・ユソンというキャラクターを演じているので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

― 最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

ユ・ヨンジェ ファンの皆さんにお会いできない期間が長くなって、本当に皆さんが恋しいです。近いうちに顔を合わせて色んな話を交わし、幸せな時間を過ごしたいなと思っております。いつも愛してくださり、応援してくださったそのおかげで、頑張って撮影もしながら過ごしています。いつも感謝していますし、頂いた愛を必ずお返しできるユ・ヨンジェになれるよう努力します。ご飯もちゃんと食べて、毎日幸せな日常をお過ごしください。



「春情の乱」
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