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【最新ドラマin台湾】アリッサ・チア、アリス・クー主演のNetflixラブコメディ「ママ、やめて!」(媽,別鬧了!)、ポスタービジュアル解禁

ニュース提供元:Netflix

   
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1億ニュー台湾ドル超の製作費を投じたNetflixの華語ラブコメディ「ママ、やめて!」(原題:媽,別鬧了!)の配信が2022年7月15日からスタートする。「子供はあなたの所有物じゃない」で金鐘奨を受賞したチェン・フイリン(陳慧翎)と、リー・ジュンホン(李俊宏)が共同監督を務めるほか、ビリー・ワン(比莉)、アリッサ・チア(賈静雯)、アリス・クー(柯佳嬿)、コウ・シーシュン(寇世勲)、ウー・カンレン(呉慷仁)、リン・ボーホン(林柏宏)、ヴィッキー・ツォン(曽莞婷)らが出演する。

6月2日に公開されたポスタービジュアルは、狂想曲をコンセプトにしたデザイン。ビリーをはじめとするキャストたちが、トラブルを起こしながらも一生懸命愛を追い求める劇中の暴走ぶりを表現している。アリッサは「本当に馬鹿馬鹿しいほどのコメディです。ポスターまでこんなにクレイジー」と笑った。


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アバンギャルドでスタイリッシュなビリーは、劇中でも時代の最先端を走り、かつ妄想力たくましい母親の玫玫を演じる。夫を失くした心の痛みを乗り越え、愛のリベンジに挑む玫玫。やがて真実の愛を求め、ネットで知り合った外国人に会いにオーストラリアまで行こうとする。玫玫がなぜそれほど暴走するのか理解できない長女の如蓉(アリッサ・チア)と次女の若敏(アリス・クー)は、あらゆる方法で母親を阻止しようとし……。

そんな玫玫の口からは多くの名言も飛び出す。中でもビリーの印象に一番残っているのは「女性の結婚はキャリアよ。離婚はさしずめ解雇ね。夫が死んだら会社が倒産したと同じこと。中年だからって働くことは誰にも止められないわ」という言葉だ。ビリーはこのインパクトのあるメッセージに対し「この数々の名言集は本当に心に響きます。もしかしたら、結婚はもっとストレスなく束縛のないものにできるかもしれません。きっと私たちの結婚に対する考え方を見直すきっかけになるでしょう。本作では、よりハッピーで馬鹿馬鹿しいスタイルを通して、結婚や恋愛関係を表現しました」と話した。


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一方、母の行動を阻止しようとする長女の如蓉は、恋愛に対して奥手。女性が伴侶を選ぶには慎重さが必要と考えている間にうっかり40歳を迎えてしまい、母からは「夫がいない女性に対して世間は残酷よ」と指摘される。

そんな如蓉を演じるアリッサは、現代女性が感じる思いや家庭の問題がたくさん描かれていると話す。仕事と家庭のバランスを失いかけている女性は、特に共感できるだろう。愛を求める母の勇気ある行動に対しては、「母がネットで知り合った人に騙されているのではないか、たった一人で外国まで行くなんて、と心配なんです。同じ女性であり、真実の愛を追い求める者同士だから共感できる面もありますが、娘の立場からすると、如蓉のように相手に良かれと思っていても、口から出るのは耳あたりの良くない言葉だったりします」と如蓉に共感を示した。

愛のためなら惜しげもなく大金を差し出す次女の若敏は、お金をせびる彼氏の小査(リン・ボ―ホン)と別れることができない。若敏の「あなたにはわからない。彼といると自分が役に立っている気がするの」という台詞が象徴的だ。若敏を演じるアリスは「彼女は自分が必要とされていると感じ、真実を受け入れることができないほど酔っているので、他人の忠告も意味がないんです」と自身の役について説明した。

クレイジーな軽快ラブコメディ「ママ、やめて!」は7月15日からNetflixで独占配信予定。


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翻訳:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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