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【最新ドラマin台湾】グレッグ・ハン、「最後の雨が降るとき(原題:無神之地不下雨)」に最高神「創造主」の役でカメオ出演

ニュース提供元:結果娯楽
画像:スリーフェニックス・プロダクション(三鳳製作)/動画:iQIYI(愛奇芸国際版サイト)

iQIYI(愛奇芸)、中華テレビ(華視/CTS)、八大テレビ(八大電視/GTV)の共同制作による世紀末ドラマ「最後の雨が降るとき(原題:無神之地不下雨)」の中で、これまで謎に包まれていた「創造主」の正体。12月3日に行われたライブ配信「男神駕到:神之午餐會」(男神降臨:神々の昼食会)で、グレッグ・ハン(許光漢)が創造主Kakarayanを演じることが正式に発表された。


人間界において創造主の代弁者である「雨の神」を演じるフー・モンボー(傅孟柏)が霊歌を歌い、創造主のグレッグを召喚するところからライブ配信はスタート。さらに「知恵の神」ヤン・ユーリー (顔毓麟)が加わり、名付けて「デビュー当日に解散する」3人の男性限定ユニットを結成した。

グレッグは「オファーを受けたときは気分がよかった。万物の神は神々の頂点だから」と当時の喜びを表す一方、「撮影前に受け取ったのは1話分の脚本だけ。創造神をどう解釈すればいいのか、他の神々にどう対応すればいいのかと言いたくなった。だから制作側には、もっと多くの話数分の脚本を提供してもらうよう依頼した」と、撮影時のエピソードについても明かした。

当時グレッグから脚本問題について聞かれたユーリーが、とっさに「現場で監督が教えてくれるよ」と答えたことに触れると、「自分だってわからなかったくせに」とグレッグがツッコミを入れた。二人は「時をかける愛」に続く共演となるが、今回直接共演するシーンはないという。モンボーは、ホン・ズーポン(洪子鵬)監督と全知全能の神の世界観について話し合ったことがあるとした上で、グレッグの演技を称賛した。

3人の「神」がライブ配信中に挑んだゲームでは、知恵の神ユーリーがゲームの神に。早押し問題で優勝し、「高級聡明神」のたすきをゲットした。続いて、指定された「神」を呼び出し、制限時間内に特定の文章を言わせるように誘導するゲームでは、ユーリーが劇中の妻「情報整理の神」グオ・シューヤオ(郭書瑤)にコンタクト。

見事時間内に課題をクリアし、ユーリーは「君が一番僕を理解している」と歓呼した。シューヤオも「ユーリーの演技は本当に素晴らしい。本当にかわいくて面白い人なので、皆さんもっと彼に注目して」と、すかさず「夫」を立てた。

モンボーが「風の神」のジョセフ・チェン(鄭元暢)に連絡すると、「もうKakarayanをグレッグが演じるって話してもいいの?」とジョセフからの逆質問。長い間ドラマの秘密を守ってきたジョセフは、「秘密の中にまた秘密がある。反転したと思ったらまた反転、さらに反転する」と含みを持たせた表現をした。

持ち時間の制限が一番短いグレッグは「雲の神」アリス・クー(柯佳嬿)にコンタクト。フェイシャルエステ中だったアリスだが、少しも慌てることなく「すべてはKakarayanの采配」と答え、二人は阿吽の呼吸で7秒内に課題をクリアした。アリスもジョセフと同様の問いをした上で、「グレッグは思いもよらない方法で現れる」と落ち着き払った様子で話した。

「最後の雨が降るとき」でのアリスとグレッグは、信念が異なり対立する関係性。アリスは「今回は現場であまり交流する機会がなかったけれど、グレッグとまた同じ作品に出演できて、まったく違う新たな役で視聴者の皆さんにお目にかかれるのは、新鮮で面白かった。機会があれば、また別の役柄でも再会したい」と話した。グレッグは「アリスは親切で、キャンプ用の椅子を貸してくれた。でも海辺での撮影は時間がなくて、座る時間がほとんどなかった」と、台東で撮影した際のアリスの厚意に感謝を示した。

ヒロイン役のジョアンヌ・ツァン(曾之喬)は、劇中で起こる一連の事件の後、この世界を創造し、万物に祝福を与えた創造主グレッグに助けを求める。ジョアンヌは、「アテンションLOVE」以来の共演となるグレッグについて「弟の成長を見ているみたい。今回彼は山を登ったり海に入ったり、海辺で朝日を見たり、全ドラマの中でも苦労した客演1、2を争うのでは? 冗談で、貧乏くじの王様じゃないかと彼に伝えた」と話した。対してグレッグは、「彼女は相変わらず親切だった。今回はついに僕が彼女を支配できる役を演じられた」と話した。早朝4、5時から午後まで続いたという撮影で、グレッグが一番印象に残っているのは、ずっと日に焼けていたこと。また「海辺で飲んだコーヒーは格別な体験」と語った。

ホン・ズーポンがメガホンを取り、「時をかける愛」で金鐘賞を受賞したジエン・チーフォン(簡奇峯)が脚本を執筆した「最後の雨が降るとき」。ジョアンヌ・ツァン、フー・モンボー、コー・シューチン(柯淑勤)、ヤン・ユーリーら強力なキャスト勢のほか、ジェセフ・チェン、アリス・クーが友情出演、チョン・シンリン(鍾欣凌)、エドワード・チェン(陳昊森)、リン・ズーホン(林子閎)、レゴ・リー(李國毅)、プリンス・チウ(邱勝翊)、グレッグ・ハンらがカメオ出演 する。

「最後の雨が降るとき」は、毎週日曜夜10時(台湾)よりiQIYIの国際版サイトから世界191カ国・地域に向けオンライン独占配信。日曜夜9時(台湾)より華視、土曜夜8時(台湾)よりGTV八大戯劇テレビ(八大戯劇台)でも放送中。また、時差なしでドラマを追えるハイライトバージョンは、12月5日より毎週夜8時(台湾)華視にて放送中。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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