Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

【最新ドラマin台湾】ルビー・リン、シェリル・ヤン、デレック・チャン、パフ・クオ豪華俳優陣が登壇!「華燈初上 -夜を生きる女たち-」記者会見

ニュース提供元:結果娯楽  画像・動画:Netflix、百聿數碼

11月22日、「華燈初上 -夜を生きる女たち-」の記者会見が行われ、監督のリエン・イーチー(連奕琦)、脚本家のドゥー・ジェンジャー(杜政哲)、主演兼プロデューサーのルビー・リン(林心如)をはじめ、キャストのシェリル・ヤン(楊謹華)、リディアン・ヴォーン(鳳小岳)、デレック・チャン(張軒睿)、パフ・クオ(郭雪芙)、ニッキー・シエ(謝欣穎)、エスター・リウ(劉品言)、シエ・チョンシュアン(謝瓊煖)、カミー・チアン(江宜蓉)、チャン・グァンチェン(章廣辰)、シュウ・ジエカイ(修杰楷)が登壇した。

ルビー演じるローズママの誕生日祝い風に飾り付けられた会場に、劇中の衣装を着用したキャストが登場すると、現場はたちまち1988年にタイムスリップしたかようなレトロな雰囲気に。ルビーとシェリルは、クラブ光(ひかり)の世界みたいだと口を揃えた。また、台湾の人気バンドAccusefive(告五人)によるエンディング曲「好不容易」もライブ演奏され、さらに会見を盛り上げた。

2億5千万ニュー台湾ドル を投じて、1980年代、林森北路特有の文化を再現した「華燈初上 -夜を生きる女たち-」では、夢の豪華キャストが歓楽街のリアルな人生模様を演じる。ローズとスー、二人のママさんが率いる日本式のクラブ光で、苦楽を共にするホステスたち。きらびやかな夜の世界で、それぞれ愛に出会い、互いに猜疑心を募らせる中、身元不明の死体事件に巻き込まれていく。

ルビー演じるローズ、シェリル演じるスーは、お互いに支え合う親友だが、同じ男性を愛してしまったことから、友情に二面性が生じる。リディアン演じるジャン・ハンを挟んで三角関係の3人は、初共演にして情熱的なラブシーンまで演じることになったが、意外にも息はぴったり。そこに、デレック演じるスーの元恋人ホー・ユエンが加わり、4人の恋模様が複雑に絡み合っていく……。

会見では、キャストらが自分の演じた役柄についてそれぞれ以下のように述べた。シェリルは、「スーは大変な人生を歩んできた女性。彼女の世界に入り込むと同情してしまう。大局を見ることに長けていて、親友のローズママとは愛し傷つけ合う関係」と話した。一方ルビーは、「ローズは、人を愛したり憎んだり、率直な性格。うまく立ち回れるけれど、嫌いな人にまでいい顔はせず、利己的に生きているママさん」と表現した。

ルビーとシェリルは、クランクアップ後も日本のクラブの話題となると話が尽きないという。ルビーは、撮影後のある日、日本料理店で板前がカウンター越しにお手拭きを渡してくれた際、思わず「いらっしゃいませ」と日本語で答えてしまい、恥ずかしい思いをしたと明かした。シェリルも職業病が身についてしまい、コップにお酒が残っている人を見ると、飲むのを勧めてしまうと明かした。

「道徳観がちょっと……」と、監督さえ婉曲表現をする多情なジャン・ハンを演じたリディアンは、「とても楽しい撮影だった」と話した。別れた恋人スーに執着するホー・ユエンを演じたデレックは、「彼は年上女性との恋愛関係で認められたいと切望している、衝動的で未熟な人間。台本を読んだ当初、おまえは何をやっているんだと思ったが、彼の立場で考えられるようになると共感できた」と話した。

傷ついたホー・ユエンを黙って見守るアイコを演じたパフは、「アイコは、何事も大人のように振る舞いたいと思っている小娘。ストレートな性格で、ママさんたちほど周到ではない」。近寄りがたいクールビューティーさが売りだが、ホストに入れあげてしまうユリを演じたニッキーは、「冷ややかな皮肉屋タイプ。ドMの客がユリを指名する」と、冗談めかして説明した。ドラマでは、そのほか肉感的なスタイルが魅力のハナを演じたエスターや、加賀美演じるナカムラに思いを寄せるベテランホステスのアチーを演じたチョンシュアンらが脇を固める。

ジエカイが演じる役は、検察官という以外まだ明かされていない。「夜の世界で恋愛する役かと思ったら、最初のシーンがまさかの死体と共演だなんて。『光』には結局一回しか行けなかった上に、その一回も捜査のためときた」とユーモアたっぷりに答え、皆を笑わせた。

Netflixと百聿數碼の共同制作による「華燈初上 -夜を生きる女たち-」は三部構成、全24話。壮大なプロットに、ひねり、インパクトが加わり、最後の瞬間まで予測不可能な結末。ルビーは「この作品に絶対的な善と悪は存在しない。ただ人間らしさがあるだけ」と話す。11月26日より第一部8話が世界独占配信中。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP