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【勝手に妄想キャスティング企画】あの「バイプレイヤーズ」を韓国映画の名脇役で集めたら!?<前編>

妄想キャスティング③クァク・ドウォン
とことん腹黒で! タバコと色付きメガネも揃えます。


『KCIA 南山の部長たち』クァク・ドウォン 
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3人目は、出てきただけでムカつく(褒めてます)クァク・ドウォン。お腹のベルトの上に「貫禄」「腹黒」という名の肉をたっぷりつけたこの人、ベルリンファイル(2013)といい、弁護人(2013)といい、アシュラ(2016)といい、イヤ~な人間、卑怯な役どころをやらせたら、右に出る者なし。

横柄、陰険、人としてどうよ?な単語がよく似合い(褒めてます)、歳をとったら確実に古狸タイプな彼だが、哭声/コクソン(2016)では初主演を果たす快挙に(しかも韓国の映画賞を総なめ!)。

ドラマ「ファントム」でもソ・ジソブ演じる主人公の相棒となっていくふてぶてしい刑事を演じていたが、『哭声/コクソン』しかり、いい人すぎない図太い人間性が出ちゃうのが彼の味だ。『KCIA 南山の部長たち』(2020)でも裏切らなかった! 国を追われた中央情報部(KCIA)の元トップで裏切り者の役を、実にイヤ~な感じで見せている。

シェアハウスでは、「ほんとは俺、そんなに嫌なヤツじゃないんだけどな」とボヤくのだけど、そのボヤきがすでに嘘くさく聞こえてしまうようなキャラクターで登場(タバコは、まだ結構残ってるよ、もったいない!というくらいの贅沢な吸い方がよい)。KCIA元部長役同様、色付きメガネでお願いしたい。

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中編:つづいては…コミカルで、人情派で、堅物なあの俳優たち! につづきます

TEXT:高橋尚子(編集・ライター)
ライター兼編集者。第一次韓流ブーム到来時に「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を立ち上げ、現在まで責任編集を手がける。ドラマを中心に韓国のエンターテイメントについて、雑誌やWEB、DVDのライナーノーツなどで執筆活動を展開する一方、衛星劇場などCS番組やイベントでコメンテーターも。基本はイケメン好きだが、演技力には厳しい。

Edited:野田智代(編集者、「韓流自分史」代表)


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