時代劇×乙女ゲーム？！胸キュンドキドキなラブ時代劇「殿下攻略～恋の天下取り～」が現在セル＆レンタルDVD好評リリース中。本作で、人気ミュージシャンの涂思熠（トゥー・スーイー）とゲームの世界に生きる第三王子・涂思熠（としゆう）の1人2役を演じたタン・シャオティエンさんに、本作について話を訊きました。

―　「殿下攻略～恋の天下取り～」のどんなところに魅力を感じ、出演を決めましたか？

タン・シャオティエンさん（以下、タン・シャオティエン）　本作は僕が初めて出演した時代劇コメディで、実験的な要素のある作品です。

物語は一人の人気アイドルが、自身がイメージキャラクターを務める時代劇ゲームの世界に誤って入り込むことから始まります。ゲームの中で、彼を救いに来た彼女と一緒に幾つかのステージをクリアしていくのですが、ラブラブな部分も笑えるポイントも満載です。

初めて脚本を読んだときに気持ちが軽くなるのを感じて、この作品はストレス発散になると思いました。

―　タン・シャオティエンさんは本作で、現代の人気ミュージシャンである“涂思熠（トゥー・スーイー）”と、記憶を失いゲームの世界で生きる“涂思熠（としゆう）”という、ちょっと変わった1人2役を演じられました。２つのキャラクターを演じるのはいかがでしたか？

タン・シャオティエン　古代と現代の二つの身分は、タイムスリップという形で違う時間と空間に存在していますが、2人の演じ分け自体は特に難しく感じませんでした。

涂思熠は、現代人としての記憶を失い古代人として生きていますが、現代の記憶と習慣がちょっとだけ残っています。このキャラクターを演じた時にちょっと違和感がありつつも、自然に演じようと努めました。彼の面白さはわざわざ作ったものではなく、天然ボケの面白さなんです。


―　本作はラブストーリーに加え、コメディ要素も強い作品ですが、コメディ演技はいかがでしたか？

タン・シャオティエン　僕はコメディを観ることも演じることも好きです。日常生活で僕はよく冗談を言ったりする方なんです。本作は、僕が以前出演した正統な時代劇と違います。涂思熠（としゆう）は古代人の仕草や礼儀が身についていますが、現代人の習慣や考え方も持っています。こういう矛盾はとても面白いです。撮影現場もチームの雰囲気が良くて楽しかったですね。

―　タン・シャオティエンさんと演じられた涂思熠の、似ている点、似ていない点はどんなところですか？

タン・シャオティエン　一部の視聴者には、僕が自分のままのキャラクターで涂思熠を演じていると言われていますが…（笑）。でも実はちょっと違うんですよ、僕はあそこまで天然ボケじゃないですから！（笑）。

逆に現実で僕と知り合ったばかりの人は、僕が冷たく見えて声を掛けづらいと思うことがあるらしいのですが、実際に付き合ってみたら僕は親しみやすい、笑い話が好きな人だと分かってくれます。

僕は自分なりのやり方で涂思熠というキャラクターにディテールを加えました。僕は普段、ネットで笑える動画を観るのが好きなのですが、一日中観てしまって一人で止まらないほど笑っている日もあります。だから僕が涂思熠を演じた時、昔見たネタを適切なシーンに入れてみたりしました。

例えば外国からの使者を接待し、色んな外国語を喋るシーンでは動画で見たネタを使いました。この動画は思い出しただけで笑っちゃうのですが、本作の配信開始した後、そもそも元ネタになった動画があまり見られていないことに気が付きました（笑）。

―　演出家からのアドバイスで印象に残っていることはありますか？

タン・シャオティエン　本作の監督はコメディが得意な方で、彼の物語の描き方はとても特別だと思います。例えば僕（が演じる主人公）と女性主人公が追放されて、野外で生活して自分で食べ物を探さなければいけないシーンがありますが、監督はこのシーンをバラエティ番組みたいな形式にして、インタビューなどで二人の矛盾を表現しました。このアイデアを聞いたときにとても面白いと思いましたね。


―　林錚錚を演じたホアン・リーインさんとの共演はいかがでしたか？

タン・シャオティエン　林錚錚のようにホアン・リーインさん本人もとても明るいです。印象に残っているのは、彼女はイタズラが好きで、よくネズミのおもちゃで私たちを驚かそうとしてきたのですが、なぜか仕掛けた本人も驚いていました（笑）。

―　共演された俳優の中で、印象に残っている方はいらっしゃいますか？その理由も教えてください。

タン・シャオティエン　慕容芊月を演じたツァン・カーニーさんかな。彼女は劇中で豊かな才能を見せますが、現実でも歌と踊りが上手なんです。よく他のキャストと一緒に女性アイドルグループに変身して踊っていましたよ。

＜後編：僕が何を忘れたとしても、私たちは愛し合う　につづきます＞

「殿下攻略～恋の天下取り～」
◎DVD-BOX1：発売中　／　BOX2：5.7発売（各12,000円+税）  
◎DVDレンタル 順次好評リリース中
◎各社動画配信サービスにて順次配信中

発売・販売元：エスピーオー
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