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【その2】「鎮魂」「陳情令」「山河令(原題)」ブロマンス作品の人気を分析

引用元:wechat Vlinkage 公式アカウント:「Vlinkage」
記事タイトル:「耽改三大顶流剧,《镇魂》《陈情令》《山河令》成绩PK」


「ハイロイン~上瘾~」から、「鎮魂」「陳情令」「成化十四年~都に咲く秘密~」など……、“耽改劇”と呼ばれるブロマンス作品の人気は留まることがない勢いだ。今回は、このジャンルの中でも最も注目を集めた3作品、「鎮魂」「陳情令」「山河令(原題)」をピックアップし、SNSユーザーの注目度、スターを作る能力、俳優人気度、商業的価値といった側面から、ブロマンス作品の人気を分析していく。

 


続いて、SNS上での人気指標について取り上げていく。

「鎮魂」「陳清令」「山河令」の放送1か月後、主演6名の商業価値ランキング(※2)は、シャオ・ジャン(肖戦)9.20、ワン・イーボー(王一博)9.09、チュー・イーロン(朱一龍)8.93、チャン・ジャーハン(張哲瀚)8.78、ゴン・ジュン(龔俊)8.69、バイ・ユー(白宇)8.14という結果となった。

注釈※2 商業価値ランキング:Weiboのフォロワー数や「いいね」数、インターネットでの検索数や影響力、広告への起用などをもとに算出された数値をランキングにしたもの。

また、Weiboのフォロワー数及びファン数の増加は、アーティストがファンを引き付ける能力を最も直感的に示す指標となっている。番組が放送されてから1か月後、6人の俳優のファンをつかむ能力がすべて指数関数的に増加し、100万を超えた。ランキングはシャオ・ジャン457万、ワン・イーボー 357万、ゴン・ジュン 277万、チュー・イーロン 246万、バイ・ユー 194万、チャン・ジャーハン174万となった。

この6人のファンを惹きつける能力には、それぞれ違いがある。

まず、最初の知名度が異なっている。シャオ・ジャンとワン・イーボーはアイドルとしての知名度があって、ドラマでのブーム前から多くのファンの人気を博してきた。他の4人は俳優として活動してきたが、ブレイク前は脇役を演じ、小作品の主演を演じるにとどまってきた。こうした当初の注目度の違いは、指標にも少なからず影響を与えているだろう。

また、シャオ・ジャン、チュー・イーロン、ゴン・ジュンは、多くの視聴者に好まれるルックス、演じたキャラクターの人気度といった視聴者の好みが数値にも大きく反映されたようだ。

<その3につづきます>


翻訳・編集:Cinem@rt編集部

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