Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

【その3】チャン・ツィイー、チャン・チェン…映画とテレビの間に境界はあるか?

引用元:wechat Vlinkage   /   公式アカウント:「Vlinkage」
記事タイトル:「电影与电视剧之间,是否有鸿沟?」

    

豆瓣の平均スコアが7以上の俳優5人の中で、リウ・ハオラン(劉昊然)、ドン・ズージェン(董子健)、ジョウ・シュン(周迅)は比較的優れたパフォーマンスを示している。

彼らの出演作は年間人気トップ30にランクインする人気作であり、こうした作品の人気の高さはドラマ自体の強力なリソースと、放送・配信プラットフォームからの強力なサポートが影響しているが、俳優の演技と視聴者からの人気も大きなプラス要因になっている。
対照的に、チェン・クン(陳坤)とウェン・チー(文淇)の放送作品は評判が良いが、人気は中程度で留まってしまっている。

下の表は、テレビドラマでも活躍する映画俳優のパフォーマンスを示している。

最も多いのはチャン・イー(張譯)、マー・スーチュン(馬思純)、ドアン・イーホン(段奕宏)。この3人の俳優は、テレビドラマと映画で比較的バランスの取れた発展を遂げており、視聴者からの人気もある。マー・スーチュンがテレビドラマ市場に焦点を当てた後の2~5作品が高い人気を獲得している。


ドラマ「花と将軍~Oh My General~」©上海興格文化傳媒有限公司 ©Shanghai Xingge Culture&Media Co., Ltd

これと対照的に、タン・ウェイ(湯唯)、チャン・ツィイー(章子怡)は、まだ1作品しか放送されておらず、口コミは良くないが話題性や注目度は高くなってきている。彼女たちの作品を牽引する力を、口コミだけで過小評価するのは避けるべきだろう。

下の表は、活動の場が移行しても評価が比較的安定している俳優のパフォーマンスを示している。

ホアン・シュアン(黄軒)は作品数が最も多い。彼は、チャン・イーやドアン・イーホンと同様に、テレビドラマで有名になった後に映画に移り、フォン・シャオガン(馮小剛)監督やチェン・カイコー(陳凱歌)監督らの作品の主役になった。


ドラマ「私のキライな翻訳官」©Drama Core

映画界で確固たる地位を築いているホァン・シュアンだが、ドラマ出演も欠かすことなく継続し、有名になったドラマ版「紅高粱(原題)」や「ミーユエ 王朝を照らす月」で多くのファンを獲得した。

その後、映画からドラマに復帰した後に出演したドラマ7作品のうち3作品が年間人気トップ30に入ったほか、始まったばかりの新作ドラマ「山海情(原題)」も好評を博しており、出演ドラマの中でも人気が第一線の位置付けをキープしている。

口コミからパフォーマンスがあまり評価されなかったはダレン・ワン(王大陸)とリン・ユン(林允)。2人とも出演映画の人気もあり、スタート地点から調子は良かったのだが、テレビドラマに参加した後は評価がつけがたい。ダレン・ワンの「狼殿下(原題)」は非常に人気があるが、その要因は主にシャオ・ジャン(肖戦)の人気によるものである。


#4:分野を越え、興行収入を牽引する俳優たち につづきます



翻訳・編集:Cinem@rt編集部

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!

TOP