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アリッサ・チア&アリス・クー共演!金鐘奨受賞演出家の最新作「ママ、やめて!」(媽,別鬧了!)が新たなマイルストーンを作り出す



金鐘奨監督賞に受賞した陳慧翎(チェン・フイリン)と金鐘奨編集賞に受賞した李俊宏(リー・ジュンホン)が共同演出するドラマ「ママ、やめて!」(媽,別鬧了!)の記者会見が7月1日に開かれた。

本作で大胆に愛を追いかける母親役を演じるのは十年ぶりにテレビドラマに出演するビリー・ワン、そして二人の「独身」の娘は「視聴率天后」(※「天后」は「女性のスーパースター」の意味)アリッサ・チアとアリス・クーが出演する。ビリー・ワンは記者会見で自称「天后の母」、略して「天母」(※台湾の地名であり、台湾華語のダジャレになっている)、ユーモアの様子がドラマの中のキャラクターと同じく可愛らしい。

本作はアリッサ・チアが初めてプロデューサーと主演両方を担当するドラマで、7月にクランクインする予定、放送/配信は来年を予定している。

プロデューサーを担当し アリッサ・チアは新作で性格が全然違うキャラクターを演じる

去年「悪との距離」で金鐘奨主演女優賞に受賞したアリッサ・チアは、本作で主演だけではなく、初めてプロデューサーも務める。合理的であれば、どんな意見も認め、自身でもコミュニケーションが取りやすいプロデューサーだと自負しているそう。

また、本作は十年間テレビドラマに出ていなかったビリー・ワンに主演してもらうほか、金鐘奨主演女優賞に受賞したアリス・クーもアリッサ・チアの妹役で出演する。アリッサ・チア曰く、アリス・クーとは長年の知り合いで、「私たちが仲が良いのは、本作での共演のための運命だ」と語る。二人はお互いの夫が知り合いだったことから、知り合ったという。

アリッサ・チアは「ママ、やめて!」で売れっ子のラブ小説の作家を演じる。このキャラクターの性格が「悪との距離」の報道局の副局長・宋喬安(ソン・チャオアン)とは全く違い、彼女は「今までコメディに出演したことが無かったので、今回プロデューサーだけではなく、出演もさせていただきました」と話す。

また、アリッサ・チアは、本作の演出を担当したチェン・フイリンが以前手掛けた「子供はあなたの所有物じゃない」に、「子供の教育というテーマに関して、とても共感できた」と、魅了されたそう。

「時をかける愛」の後の初出演作 アリス・クーが末子を演じるチャンスを掴まった

「ママ、やめて!」は金鐘奨主演女優賞を受賞したアリス・クーの「時をかける愛」以降初の出演作となる。彼女は「クズ男製造機」、傷ついても相手にすべてを捧げる女性を演じる。アリス・クーがドラマで末っ子を演じるのがとても珍しいそうで、「「時をかける愛」で共演した俳優さんたちは私よりずっと年下なので、今回はやっと末っ子を演じるチャンスを掴めました。」と語る。


テレビドラマに戻る ビリー・ワンが視聴率天后の母親を演じる

ビリー・ワンが十年ぶりに出演するテレビドラマ「ママ、やめて!」に対し、ネットでは「楽しみ!」というコメントが寄せられている。今回二人の視聴率天后と共演することに対して、ビリー・ワンは「彼女たちは視聴率天后、私は「天母」、「天后の母」!」と語った。

彼女が出演を決めた理由は、「今まで演じた脚本と違って、とても面白いから」だという。本作で演じる役と自分自身の似ている点・似ていない点に対し「キャラクターも私も料理が下手。でも劇中のキャラクターはパソコンで友たちを作れるが、私はパソコンの使い方すら分からない!」と答えた。また、ビリー・ワンがスマホで使えるのは通信アプリだけで、googleすら使い方が分からないそう。

アリッサ・チアとアリス・クーの母親役を演じることに対して、緊張するかどうかとの質問にビリー・ワンは「緊張する」と言い、だから家で頑張って脚本を読んでいるという。また、「二人の娘が優しくて、カフェや筋トレ教室、ダンス教室などに連れてくれる」と言ったが、面白いことに、ダンスの講師が彼女に息子・周湯豪(ニック・チョウ)の人気曲のダンスを教えたそうで、ビリー・ワンは笑いながら「ダンス教室で自分の息子の歌を踊るなんで!」と語った。

恋愛観に関して、ビリー・ワンの理想な相手は音楽とファッションに興味ある人がいいと語った。一番大切なのはパソコンが使えること。なぜなら、彼女はパソコンの使い方が分からないから。だが、「私あんまり外出しないから、どこで出会うの?」と語った。国際恋愛に心配はあるか?と聞かれると、彼女は笑いながら「外国人は私を見ると狂うよ!」と言った。同年齢のおじさんだったら?と聞かれると、「私がセクシーだから、彼らの心臓大丈夫かな?」と答えた。

もし追求者が息子のニック・チョウにアプローチしたら?と聞かれると、「息子は絶対やめたほうがいいよ。彼に面倒をかけられるから。彼は私の恋愛を応援してくれないよ。めんどくさいやつだから。「どこ行ったの?」、「誰と食事したの?」とうるさく聞くし。」記者会見のために衣装をたくさん着替えたが、息子が何回も「これダメだよ」と言ったという。息子は彼女に上品の服を着てほしく、色々口を出すとビリー・ワンが語った。

二人の「娘」アリッサ・チアとアリス・クーが「媽,別鬧了!」の記者会見で鞭とチェーンをビリー・ワンに差し上げ、彼女がちゃんと幸せを掴んでほしい、恋愛がうまくいってほしいと願った。また、コン・ユ、イ・ミンホの「彼氏抱き枕」もプレゼントし、彼女に幸せな気持ちを味わってほしいという。ビリー・ワンはコロナ期間中にドラマをたくさんみて、二人の「娘」に「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」と「ザ・キング: 永遠の君主」を見た感想を共有し、コン・ユのカッコよさについてたくさん語ったそう。アリス・クーもコン・ユが好きということが分かり、ドラマの感想を意見交換しつつ、ビリー・ワンがアリス・クーに「イ・ミンホもかっこいいよ!ちゃんと見てて」とおススメした。ビリー・ワンは昔パリのあるファッションショーでコン・ユとツーショット写真を撮ったことがあり、当時コン・ユは優しくしゃがんでくれたことを語った。


金鐘奨受賞監督の最新作 チェン・フイリンの目標は華語コメディの新たなマイルストーンを作り出す

監督・チェン・フイリン曰く、本作を企画した時から、ビリー・ワン、アリッサ・チアとアリス・クーの三人が唯一の理想キャストだった。そのため、キービジュアルを作った時に、三人の顔をモチーフとしてデザインした。「当時はまだ三人に話もしていなかった!」

本作はチェン・フイリンが五つ目の金鐘奨に受賞した後の最新作で、二つの金鐘奨編集賞に受賞したリー・ジュンホンとタグを組んで、「ママ、やめて!」で華語コメディの新たなマイルストーンを作り出すことを目標にしている。

「ママ、やめて!」は人気作家・陳名珉(チェン・ミンミン)の母親との実際のエピソードが描かれている小説「我媽的異國婚姻」の実写化。夫を亡くした60歳の母親は、2人の娘(「恋愛恐怖症」持ちの長女と「クズ男製造機」の次女)が一生結婚できないのではと不安に感じている。そして二人に頼るより、自分が再婚して幸せになった方がましだと思い、インターネットで知り合ったオーストラリア人と結婚したという実話だ。

本作は文化部の補助金を受け、移動小姐文字光影創作室が脚本を開発し、優秀映画脚本賞に二度も受賞した脚本家・徐彥平(スー・イェンピン)が脚本を担当、草舍文化が制作、金鐘奨に受賞した制作チームメンバーの周毅銓(チョウ・イーチュアン)が監修、太陽娛樂文化、星空飛騰國際娛樂、AMUSE雅慕斯娛樂、這樣影業、阿榮影業が出品、製作費が一億台湾ドル(約3.6億円)をかけた。既に幾つのプラットフォームと放送/配信の話を進んでいて、来年に放送/配信予定だ。

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