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「私の隣に元カレ」監督・ダニー・ドンインタビュー:「この仕事を引き取って僕は恐れおののいた」


【?樂重? 專訪/《前男友不是人》導演鄧安寧:「接下這個工作,我其實是惶恐的」2018/6/20 https://punchline.asia/archives/51022

ダニー・ドンは90年代からドラマの監督を務めている経験豊かな監督だが、今回「私の隣に元カレ」で多くの30代のスタッフと一緒に仕事をし、恐れおののいた。また若者と一緒に仕事をしたことによって「若さを取り戻した」感じがしたという。



ダニー・ドンいわく
「どの世代、どの年齢の監督や視聴者にとっても、親子愛と恋愛はずっと存在しているテーマ。基本は変らない。僕はたくさんのジャンルのドラマを作ったが、一つだけ変らないのは"リアル感"。僕は感情のリアリティを要求している。"演じる"跡をなくす。」

「僕の監督する作品のショットはフラットだと指摘されるが、僕は同じショットで2、3回違うカットを撮るのが好きじゃない。それは絶対リアルじゃなくなるから。僕は俳優さん・女優さんに任せて、彼らの力を発揮してもらいたい。だからショットより演技の方がメイン。」

「私の隣に元カレ」のポジショニングについて聞くと「都会のおしゃれ感もありつつ、真実でリアリティもあるアイドルドラマ」

本作は、リアリティを大事に思う視聴者に観てもらいたいそうで
「一般のアイドルドラマのフェイク感や幻想に飽きた視聴者は、この作品を観てみて頂きたい。今回我々は制作側から脚本家、キャストまで皆で"現実に生きる人間であれば、この状況ではどうするのか"というのを一緒に考えていた。」

ダニー・ドンが本作のキャストについて語った。



ラン・ジェンロン:"跡が見えない"演技
「現場ではただ浮ついている様子を維持しているようにしか見えないが、編集する時に、彼の演技が細部にまでいきわたっていて、編集したら繋がりが強いことが分かった。」



レイニー・ヤン:彼女の真面目さとプロ精神に感心
「レイニー・ヤン、湯昇榮(タン・シェンロン ※本作のプロデューサー)と僕は本作のピラミッドだ。レイニー・ヤンはただの主演ではなく、脚本と角度に対する関心と努力は普通の出演者よりも大幅に多く、そのおかげで脚本がどんどん素晴らしくなっていた。昔彼女のライブコンサートを観に行ったが、彼女はとても大人で、歌手や女優だけじゃなく、コンサート自体のプランニングもしていたことが分かった。」



ハイ・ユーフェン:早く知り合いたかった
「ハイ・ユーフェンは素晴らしい。この作品で彼女と知り合ったが、彼女はもうパーフェクトだ。この作品のキャスティングが素晴らしいから、キャスト全員が自分の演じるキャラクターになっている。ソフィア・リーとシュェ・シーリンは最初役に入り込むこと苦労をしていたが、どんどんよくなる。特にシュエ・シーリンとハイ・ユーフェンのやり取りがとても面白かった。」

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