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【インタビュー】「シグナル」イ・ジェフン #2「2度と出会えないドラマ」

先週より、Mnetにて放送がスタートした、2016年 tvNの最高傑作ヒューマンドラマ「シグナル」。今回は放送に併せ、本作のキャスト&インタビューを掲載!第1弾は、主演のイ・ジェフンさんのインタビューです

#1「だからこそ、出演したかった」:2017.6.14掲載
#2「2度と出会えないドラマ」:2017.6.15掲載

【プロフィール】 イ・ジェフン
1984年7月4日生まれ。大学進学後、親の反対を押し切って夢だった演技の道に進むことを決心し、多くの俳優を輩出した韓国芸術総合学校演劇院で学んだ。短編映画で頭角を現し、映画『高地戦』(11)で注目された。12年には『建築学概論』がヒット。主な出演作に「ファッション王」(12)「秘密の扉」(14)『パパロッティ』(13)など。



― 「シグナル」には多くの観客が惹きこまれ、大きな社会現象となりました。世間を惹きつけた、この作品の魅力は何だとジェフンさんは思いますか。

過去と無線機が繋がるなんて正直ありえない物語ですが、過去と現在の刑事たちを通じて、視聴者は希望や幸せを感じたかったのではと思いました。苦しんでいる人の為に必死に奮闘する彼らを通じて、勇気付けられ、元気をもらったと思います。

我々が生きる現実は暗く厳しいものですが、彼らのように苦しんでいる人たちのために必死に努力している人たちがいるかもしれないという希望を感じて、本作品を愛してくれたのではないかと思います。

― 多くの視聴者に受け入れられ、数多くのドラマ賞の受賞を受けた「シグナル」ですが、撮影中の段階で「凄い作品ができる」と現場でジェフンさんご自身が感じた事はありましたか。もしありましたら、具体的なエピソードをお聞きしたいです。

撮影が半分終わった頃に、韓国で1話の放送が始まったんですが、今までのドラマとは明らかに違う雰囲気でした。新しいジャンルというか。ストーリーの展開や描き方は見慣れないものでしたが、非常に吸引力がありました。

僕自身が出演したにも関らず1話を見終わったあと、これは2度と出会えないドラマかもしれない、と驚きました。推理物のジャンルとして、この1話の感動が最後まで続いたらマスターピースになるんじゃないか、という期待感にあふれたことをとても覚えています。

― イ・ジェフンさんの俳優としてのキャリアの中でこのドラマはどのような存在ですか?

全ての部分が完璧だった作品です。
シナリオ、演出、照明など撮影現場の全スタッフが一丸となって作ってくれた土台の上で、俳優は遊んだり、泣いたり、叫んだり、演技に対するすべての情熱を注ぐことができました。その熱い現場の空気がカメラに映り、視聴者のみなさんにも熱く伝わった作品だったと思います。僕自身も本作品を通じて、1人の人物として生きることができたことがとてもありがたかったです。

もう一つの願いは、その後の話(シーズン2)が制作され、視聴者の皆さんから「さらに熱く興味津々のストーリーで帰ってきたよ!」「早く見たい!」という声を聴くことです。本当に、僕にとって一生忘れられない大切な作品です。


― ドラマの中で一番好きなシーンとセリフを教えてください。

個人的に記憶に残るシーンは、ある刑事が亡くなり、その死によって事件の解決方法も無くなります。そんななか過去の刑事と交信しているうちに、過去が変わり、現在も変わる展開になりますが、その展開がたまらなかったです。「やばい!!!」と思いました(笑)。視聴者のみなさんも僕と同じく、きっとたまらない喜びを覚えるはずです。そこに注目してみてください。

そして、「本当にお願いします」「どうかその事件を解決してください」「守ってください」というセリフが思い浮かびます。この言葉がどうして印象的なのかは、ぜひドラマをご覧ください(笑)。

― 最後に、これから「シグナル」を観る日本の視聴者にメッセージをお願いします。

「シグナル」は推理ものとして新鮮な印象を感じてもらえる作品です。未解決事件を必死に解決しようとする理由は、未解決のまま一生苦しみながら残されている人たちがいるからでしょう。その人たちを再び思い起こし、我々が今、彼らのために何ができるか?を思い浮かべながらドラマを見てくだされば、皆さんの胸も熱くなるかと思います。ぜひ見て下さい。最終回まで目が離せない、見ごたえある作品だと自信持って言えます!


「シグナル」作品概要

●予告編


●ダイジェスト映像



●DVD情報


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